「子どもをすぐに怒ってしまう。

だって、子どもが何度言っても、言うことをきいてくれないから。

本当は怒りたくないのに。」

と悩むお母さんたちがいます。

 

こんにちは。
北九州の心理セラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。
リトリーブサイコセラピーという心理療法で「あなたが本当に望む自分に戻る」お手伝いをしています。

 子どもは今を生きている

子どもは、【今・ここ】を生きています。

 

今この瞬間、ここでのことをそのまま素直に感じていて、それがすべて、ということです。

 

だから、お母さんが、言葉も表情も態度もすべてで「今、ここでやったことがいけないことだ」、と伝えれば子どもはわかるのです。

 

同じように、今・ここであなたが感じたことを素直に伝えればわかるのです。

「それをすると、お母さんはとてもイヤだわ。困るわ。」と。

(お母さんはイヤだ、というのも今ものではないこともあります。それは続きを読んでくださいね)

 

 

ついつい、こんな風に言っていませんか?

「そんなことをしたら、あのおじちゃんが怒るよ」

「あとで、お父さんに言うよ」

「この前も言ったでしょ!」

「あのときも、そうだったじゃない」

「そんなことをすると、お母さんが怒られちゃうわ」

「それじゃ、大人になって困るよ」

 

どれも、今でも、ここでも、ありません。

過去や未来をひっぱり出し、第3者を持ってきているし、

お母さんが怒られるからイヤだ、というのはお母さんの気持ちのようだけど、今の出来事で直接感じたそのままの気持ちではないですよね。

(人から怒られたらイヤだ、ダメなお母さんだと思われたらイヤだ、というイヤな感情で、今、子どもとの間で感じているものとは違いますね)

 

 

過去も未来も、他の誰かも、そんなことは、こどもにとって、知ったことじゃない!どうでもいいこと!なんです。

 

どうでもいいことを言われたって、「??」という感じです。

だから、また、同じことをやります。

 

さらに、怒鳴ったり、キレたりしていては、

子どもが感じることは、「これをしたら、怖い思いをするんだ」という恐怖だけです。

 

「これがいけないんだ」ということに結びつかないので、また、やります。

 

 

次第に「誰かに怒られるから、やめよう」「バレないようにしたらいい」と学びます。

子どもによっては、「これは怒られるかな?」と相手の顔色をうかがうクセがつきます。

 

それは、「これはダメだから、危ないから、やらない」とか、「怒れれてもやりたい」と、
自分で決めたり、自分の気持ちを大切にすることができなくなっているということです。

 

 

お母さんは、「それがいけない」、「それはあぶない」、ということを伝えたかったのではありませんか?

 

どうして、そう伝えられなかったのでしょう?

 

大人だって

さて、最初に、『子どもは、【今・ここ】を生きています。』と書きました。

 

本当は、私たち、大人も、【今・ここ】を生きています。

同じように『今この瞬間、ここでのことをそのまま素直に感じていて、それがすべて』なのです。

 

だけど、過去にこだわり、未来を心配し、誰かの反応や評価ばかりを気にして、自分が本当は何を感じているのかわからなくなってしまっている人が、とてもとても多いのです。

 

【今・ここ】を生きていない大人(お母さん)は、【今・ここ】を生きてる子どもに伝わる伝え方ができないのです。

 

 

 【今・ここ】を感じないようにしたお母さん

【今・ここ】を感じないようにしたお母さんは、自分の感情を感じて表現することがとても苦手です。

だから、怒りを感じたときも、そのときに素直に怒りを出すことをせず、『貯める』ことをします。

そして、もうこれ以上貯められない!となったときに爆発させます。

「どうしていつもそうなの?!あの時も…!この時も…!!!」 ハァハァ…

 

 

【今・ここ】を感じないようにしたお母さんは、過去に自分が押し殺した感情を冷凍保存して持っています。

それが、解凍されるのは、似たような場面に会ったときです。

子どもが騒がしいとき、言うことをきかないとき、

「うるさい!」…(私は、子どものとき、騒ぐことを我慢していたのに)

「いうことをききなさい!」…(わたしは、子どもときから言うことをきいていい子でいたのに)

様々な場面で、自分が我慢してイヤだった、そうするしかできなくて悲しかった、怖かった、などの感情が瞬間的に解凍されて、こころを揺さぶります。

本当は、苦しさや悲しさや怖さなのだけど、「私はそうだった。なのに、どうして目の前のこの子はこんなことしてるの?!」と怒りのように感じているのです。

【今・ここ】の怒りではないということが、わかるでしょうか?

 

 

【今・ここ】を感じないようにしたお母さんは、自分が一番に感じたものをごまかして、自分が表現しやすい感情を出します。

帰りが遅い子どもに「何時だと思ってるの?!早く帰って来なさい!いつも言ってるでしょ!」と顔を見るなり怒鳴る。

一番に感じていたのは、(もし、事故や事件にあってたら、どうしよう。怖い!心配。)ということではないですか?

だったら、「お母さんは、とても心配して、怖かった。約束の時間には帰ってきてね。」と言えばよくて、怒ることさえ必要ではないのでは?

「怒り」は表現しやすい感情の一つなので、「いつも怒ってばかりでイヤだ」と思っているお母さんによくあることです。

 

子どもに怒るということだけ見ても、【今・ここ】で生きていないことは、心地よいかかわりやコミュニケーションをとることができないことがわかると思います。

他の人や物事について見てみれば、様々な問題が起こりそうだと思いませんか?

 

 【今・ここ】を感じないように生きる

どうして、そんな問題が多い生き方をしているのでしょうか?

それは、例えば、最初の方に書いた、怒られることを通して、自分の気持ちや判断を大切にできなくなったように、幼い頃から、自分よりも誰かを受け入れることや、誰かの方を大切にすることを、繰り返してきて、身に付けたからです。

だんだんと【今・ここ】で生きることをやめていったのです。

 

お父さんが怒らないように

お母さんが悲しまないように

お父さんとお母さんが仲良くいられるように

家族の中に居られるように

自分の気持ちは押し込めて出さないようにしなければいけない

いい子にしていなければいけない などなど

 

怖い思いをしないためや、愛されるためや、生きていくために、幼いあなたはそうするしかなかったのです。

小さな子どもにとって、大きな大人が怒ることや、大好きな親に愛されないことや、居場所がないことは、とても怖すぎて、感じていたくないですものね。

 

恐怖や、そうするしかなかった思いを見つめ直し、緩めていくことで、【今・ここ】を感じて生きていくことができるようになり、子どもと心地よい、素直なかかわりやコミュニケーションができるようになっていきますよ。

 

では、また~。(^_^)/~

 

 

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