「人が怖い」
「人付き合いが苦手」
そんな悩みを、あなたも抱えていませんか?
特に、
「変な人と思われたらどうしよう?」と不安を持っていて
職場やママ友との関係、SNSでの交流など
人間関係に疲れてしまったと感じる女性は少なくありません。

今日は、あるクライアント(Nさん、女性、40代)の例をご紹介しながら
「自分は変だ」という思い込みをやめて、もっと楽になる方法について書いてみますね。
「変な人と思われたらどうしよう」と怯えていたNさん
Nさんは
人との会話中に頭が真っ白になってしまい、何も言えなくなったり
家に帰った後で「なんであんなこと言ったんだろう」と後悔したりしていました。
人と関わる度に
「きっと、私を変な人だと思ったに違いない」
「変なことを言ってしまったかも…」
「変な私がバレたら嫌われてしまう」
そんな不安が膨れ上がったり、自己嫌悪に陥る日々でした。
「変な自分」=「嫌われる自分」
現実には、誰もNさんのことを「変な人」「嫌い」と
言ったり扱ったりすることはありませんでした。
それにもかかわらず
なぜ、こんなにも「人に変に思われなかったか?」を気にしてしまうのでしょう?
それは
自分が、自分のことを「変な人」と思い込んでいるからです。
そして、この思い込みの奥には、こんな怖れがあるからです。
• 嫌われたらどうしよう
• 笑われたらどうしよう
• 見捨てられたらどうしよう
→ ひとりぼっちになる不安や、恥をかく恐怖
だから、どんどん自分を押し殺し、
「何も言えなくなる」
「表面的・事務的な会話しかできない」
「人と親しくなれない」
「いつも人付き合いが不安」
という悩みに発展してしまうのです。

怯えの裏にはメリットがある??
「自分は変だ」という思い込みがあると
人に怯え、自己嫌悪して、と嫌なこと=デメリットが多いけれど
驚くことに、実はいいこと=メリットも潜んでいます。
例えば…
• 自分に制限をかけることで、安全圏にいられる
•自分を抑えていると、人と関われる
• 嫌われたり否定されるリスクを避けられる
• 「人と違う」ことで、特別感を得られる
無意識のうちに、私たちはこうしてメリットの方を選び、自分を守っているのです。
「自分は変だ」の思い込みはどこから?
さて、「自分は変だ」という思い込みはどこから来たのでしょう?
それは、子ども時代の親の言動、周りの人との関係に理由があります。
• 「何それ、変な子ね」
• 「あなたってちょっとおかしいわよね」
• 「理解不能」「バカみたい」 など
親の価値観で浴びせられた、何気ない一言や態度。
• 仲間はずれやいじめに遭った
子どもの自分では理由がわからないけれどどうしようもなかった、嫌で理不尽な扱い。
子どもだったあなたは
それを「私が変だから」と理由付けして受け入れるしかなく
「私は変なんだ」思い込んでしまったのです。
親や周りにとっての不都合=私の欠点=「私は変だ」
そう思い込んでしまったのです。
「自分は変だ」を手放すために
人が怖いという恐れの根っこには、
「親に変な子だと思われたトラウマ、悲しさや罪悪感」
「自己愛の傷付き」「自己否定の感情」など
様々な問題が絡んでいます。
だからこそ、まず必要なのは
「自分を見つめ直す」ことです。
Nさんもセラピーの中で、
「親にそう言われたのが本当に傷ついた」
「私はあんな扱いを受け入れたくなかった」
と、本音を語ってくれました。
そして
それは、「親の価値観や親の都合だった」
「私が変だったのではない」
と
気づき、納得ました。
それから、Nさんは
「私は変じゃない」
「自分で自分を認めていい」
と、心から思えるようになったのです。

あなたも、
「変な自分」を守るために、自分を抑え込む生き方は、
もう、終わりにしませんか?
“人が怖い”の奥にある本当の理由に気づけば、
人と関わることが少しずつ、楽になります。
あなたにも
「もっと楽に人と付き合える」
「本音で話しても大丈夫」
「誰かと心を通わせられる」
そんな未来が待っています。
あなたの心の深い部分にある”傷つき”や“思い込み”を
丁寧に優しくほどいていきましょう。

心理セラピーや心理のワークショップでは
ひとりひとりに合せてしっかりとサポートしますので
安全に自分の心と向き合うことができます。
では、また。