あなたは、こんなことありませんか?

 

◎本当は言いたくなかったのに、、、

◎本当は違う気持ちだったのに、、、

◎どうしてそんなことを言ったのか自分でもわからない、、、

「ついウソをついてしまう自分」がいる。

「ついウソをつく自分」が止められないままだと
40代・50代になると、人生のあちこちで積み重ねてきた「つい」が
いつの間にか、ナゼか
●誰にも信用してもらえない
●人が離れていく
●人と揉めやすい など
人間関係をギクシャクさせる火種になることがあります。

そして、そのことで
何より、分のことがどんどん嫌いになってしまいます。

 

「ついウソをついてしまう」心理と解決に向けて書いてみますね。

息をするようにウソが出る…

心理セラピーの現場で、次のような50代女性のクライアントさんがいました。

「なんでそんなこと言ったの?」
夫に、子どもに、職場の人に──
そう聞かれたとき、自分でも説明できないことがあります。
「あの時こう言ったのに!」と相手を困らせたり
怒らせて揉めたりしてしまいます。
全く騙すつもりも、ウソをつくつもりもないんです。

自分では自然に普通に言っているつもりで
でも、後になって、結果的にウソをついている自分に気づくんです。

 

このクライアントさんは
「息をするようにウソをついて」
周りの人と揉めたり、信用を無くしていることに悩み
また、そんな自分が嫌になっていました。

なぜ「ついウソをついてしまう」のか? 3つの理由

「ついウソをついてしまう」のは
幼い頃の親や家族、友人など周りの人との関わりが大きく関係していることがとても多いです。

① 怒られるのが怖い。嫌われるのが怖い。

●いつも不機嫌で、大変そうな親だった
●失敗を怒られたり、笑われたりした
●自分の気持ちや意見を言うと怒られた
●いじめられた

そんな環境で育つと、
人を怒らせないこと、人を喜ばせること、人に合わせることが
“安全な選択”になっていき
自分の気持ちや意思より、人を優先してしまいます。

② 自分の気持ちがわからない、自分の考えがない

①のような環境で生きていると

「自分の気持ちを正直に言うと、怒られる、面倒になる」
「親の顔色を読むのが当たり前」など
自分の気持ちや意見は後回しで、親など周りに合せる生き方になり

「自分の本音がわからない」
「自分の意見を持たない」となります。

なので、その場しのぎで相手に合わせたり
適当なことを言ってしまいます。

それが“ウソ”に見えてしまうのです。

③ 劣等感・無力感から自分を守りたい

「本当の自分を出すとバカにされる」
「ありのままじゃダメだと思われる」
「みんなに無視されたくない」
そんな思いがあると

「自分の安心安全のため」に、つい自分をよく見せたり、人の興味をひくようなことを言ってしまいます。

 

「ついウソをついてしまう」のは
このような理由が重なり合っている幼いあなたが
自身の安心や安全を守るための知恵・方法だったのです。

「ついウソをつく」クセがやがて人間関係を壊し、自己否定を強めていく

最初は小さな違和感でも、繰り返しているうちに
◎「言ってることが日によって違う」と注意される
◎「また適当なこと言って!」と責められる
◎「言った」「言ってない」の押し問答によくなる

このように、人に信用してもらえなかったり、人と揉めたり、嫌われたりして
人間関係がギクシャクするようになってしまいます。

そして、
「またやってしまった…」
「こんな自分が情けない」
その気持ちは、じわじわと自信と尊厳を奪っていき自己否定を大きくしてしまいます。

 

心理セラピーで「ついウソ」がなくなった女性

先ほどの女性クライアントさんは

” 職場では、断るのが苦手で、つい引き受けて嘘の笑顔でごまかしていました。
家では、いつも「家族のために」という気持ちが強くて、何でもやってあげたり、家族の機嫌を良くしようとしていました。
私は、自分の気持ちがよくわからなくなっていたし、その場その場で自分でちゃんと考えていなかったんだと気づきました。 ”

数回のセッションで
「自分の気持ちを受け止めることが少しずつ出来るようになり
自分で考えてみる練習をしています。
だんだん、自分の気持ちや考えに正直になることが出来るようになって
ついウソをつくことが減ってきました」

と嬉しい報告をくれました。

 

「ついウソをついてしまう」のをやめるには?

「やめたいのに、やめられない」
「つい、ウソをついてしまう」のは
心の深い部分に、過去に怒られた、嫌われたなどのトラウマや
不安を感じた傷付きが残っていて
「そうしなきゃ生きていけない」「安心できない」と無意識に思い続けているからです。

でも、もうその自分の守り方は
今は不都合が大きくなっているのです。

まずは、自分の無意識のクセや、その原因にきづくことから
始めてくださいね。

これからは
自分の気持ちや意思とつながり
「正直な自分でいても大丈夫だ」と思える安心を育ててみませんか?

このように自分の本音を大切に出来るようになると
周りの人たちと、信頼とあたたかさのある関係を築いてけるようになりますよ。

 

では、また。