誰かに自分を褒めてもらったり、認めてもらうのは
うれしいことだったり、やる気や生きがいにつながったり
することと思います。
けれど
強すぎる承認欲求は、自分の生きづらさだけでなく
人間関係を乱すことにもなってしまいます。
あなたは、無意識に人から認められることを
強く求めているかもしれません。
今日は、「強すぎる承認欲求と劣等感について」書いてみますね。
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強すぎる承認欲求とは?
今日ここに書く強すぎる承認欲求とは、
「みんなに認められたい」
「自分だけが認められたい」
「誰よりも認められたい」
という強い欲求です。
強すぎる承認欲求を示す人は
自信満々のように見えることもありますが
実は
心の奥に
「自分は人より劣っている」
「自分は足りていない」
「どうぜ自分なんか、、、」と
劣等感 を持っていることが深く関係しています。
劣等感と恐怖の関係
劣等感は
・恥をかく恐怖
・「人から否定され、見捨てられて孤独になる」恐怖
・「自分には生きる価値が無い」と生きることへの不安
・「役立たずの自分は居場所が無くなる」恐怖 など
人それぞれに生きることの不安や恐怖と紐付いています。
このような嫌な感覚は、誰でも避けたいものです。
だから、不安や恐怖を感じることを無意識に避けて
安心を得るために、何かが出来るように行動するのです。
ですが
何かが出来ても
結局、『自分は劣っている』と信じていいるので
自分で自分を認めることが出来ません。
自分で自分を認められないから
人に認めてもらう ことで安心しようと
人から認められること、関心を向けてもらうことを
求めるのです。
それでも、不安の方が強く、満足が得られないので
「みんなに」「自分だけ」「一番に」認められることを望んで
強すぎる承認欲求 となるのです。
けれど
そのことが、生きづらさや人間関係の悩みにつながっていきます。
強すぎる承認欲求が生きづらさや悩みとなるとき
劣等感があることが、生きづらさや悩みとなるのは
例えば、次のようなことです。
・期待した程認められないとひどく落ち込む
・ウソを付いたり、話を盛ってでも自慢話をせずにいられない
・失敗を認められない
・自分で自分の成果を認められない
・過剰に頑張り過ぎて疲れる
・自分のやることに集中できない
・プライドが高すぎる
・人と自分を比べてしまう
・負けず嫌いで競ってしまう
・周りの人は「すごい人」に見える
・ちょっとしたことでも人を羨む、妬む
・人を見下す
・人の足を引っ張ったり、人を貶めたりする
このようなことが、日常的に
いろいろな事柄に
また、周りの人を相手に
無意識に起こってしまうからです。
SNSなどで「いいね」や「再生回数」を稼ぐために
過剰演出やウソをついたり、他の人を誹謗中傷したりして
結局、バレたりバッシングされ炎上するなんてことが
見られますよね。
劣等感があるために
このように、人を気にしてばかりで
自分の集中できない状態では
いずれ、何かがうまくいかなくなったり
失敗したりするでしょう。
人に認められたいのに
人に見られること、目立つことを怖れて嫌ったり、
認められてもそれを自分が受け入れられないジレンマも抱えます。
また、人間関係で問題になるのは
人を見下す、妬む、足を引っ張る
自分より出来る人を排除するなどしてしまって、
周りの人たちから嫌われたり
人と揉める事態につながることでしょう。
すると
人生は詰んでしまったり、人と共同できなかったりで、
『やっぱり自分は劣っている。ダメな人間だ』
と劣等感を強めることになります。
強すぎる承認欲求の原因
私たちは、生まれてから、周りの人(特に親)から
自分の存在を受け入れてもらい、認めてもらうことで
【自分】を感じられるようになり
自己愛や自尊心、自己肯定感など安心感が育っていきます。
心の奥に劣等感があるは
現実に何かが劣っていたというよりも
例えば
・他のきょうだいと比べられた
・何をしても親に否定やダメ出しをされた
・親自身の劣等感が強かった など
幼少期に、家族の関わりの中で否定・罵倒や
恥をかく扱いをされて心が傷つき
「自分は劣っている」「自分はダメだ」と
思い込んでしまったことに因るものがほとんどなのです。
つまり
強すぎる承認欲求があるのは
心の傷付きが癒えず、自己肯定感や安心感がなく
幼い頃の「自分は劣っている」の認識のまま
ずっと不安だからなのです。
等身大の自分・ありのままの自分を認めよう
強い承認欲求の問題を解決するには
人に認めてもらう行動を止めるのでは無く
自分の劣等感に向き合うことが必要です。
まずは、丁寧に心の傷付きを癒して
それから
今現在の等身大の自分・ありのままの自分を
自分で感じて、確かめながら受け入れ、認めていくと
自己肯定感や自己愛が高まっていき
強すぎる承認欲求は、自然と薄くなっていきますよ。
人に認めてもらおうとするよりも
自分が自分自身を受け入れて認めることが
とても大切です。
少しずつでもやってみてくださいね。
では、また。