こんにちは。
北九州の心理セラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。
リトリーブサイコセラピーという心理療法で「あなたが本当に望む自分に戻る」お手伝いをしています。

温かな日が続いて、あっという間に桜が咲いて、散っていきますね。

 

今日は、笑顔は仮面や壁にもなる、という話。

笑顔でブロックする

子どもたちとの公園や、保護者の集まりで、いつもニコニコ笑顔のお母さん。

『いつも楽しそうでとても優しそうなお母さん』という評判。

 

本当に、人と一緒に居ること、その時間、その場を楽しんでいるのなら、いい。

でもね、笑顔の人が、本当に楽しんでいるとは限らない、

というところが問題。

。。。。。。。。。。

人がたくさんいる場所にいると緊張する。

出かけると思うと気が重い。

家に帰ると疲れていて、イライラして、子どもにきつく当たってしまう。

。。。。。。。。。。

 

 

笑顔は、自分を守る仮面や壁にもなるのだ。

 

〇これ以上私に近づかないで。

〇何にも敵意はありませんよ。

〇私には関係ありません。

〇私はきちんとしてますよ。

 

そうやって、笑顔でメッセージを送り、人との距離をとろうとしている。

〇近づかれたら怖い

〇敵意を向けられたら怖い

〇自分が関わらなくちゃいけなかったら怖い

〇ダメな自分がばれたら怖い

〇本当に一人ぼっちになったら怖い

 

「そんな恐怖を感じたら、生きていけない!」

だから、恐怖を感じないように、笑顔でブロックをしている。

 

そして、感情の抑圧って、結構なエネルギーを使うんですよね。

外で、笑顔でいる分、家では、不機嫌だったり、無気力だったり。

一度、怒り出すと止まらなくなる。

そして、言いすぎた、やりすぎたと後悔と罪悪感でいっぱいになる。

 

 人との距離感

その微妙な距離って、本当に自分が望むもの?

心地よい?

あなたを傷つけるかもしれない人は、近づかないだろうけど、

あなたのことをもっとわかりたい、もっと親しくなりたい、本音で付き合いたいと思っている人も、その笑顔でブロックされて近づけない。

自分からも近づけずに、いつか誰かが近づいてくれるかもって、ずーっと待ってるの?

 

人に近づくのは、傷つけられそうで怖い、

でも、孤独になることも怖い。

だから、笑顔で、近づかれ過ぎず離れすぎない、人との微妙な距離を保っている。

なのに、親しくなりたくてもなれない!

という、「どうしたらいいのかわからない!!」状態。

 

 幼い時の家族との距離感

この人との距離感は、幼い時の家族とのかかわりで感じたもの。

・親に近づくと拒絶された

・ひとりぼっちになる恐怖を感じていた

・家族の輪の中に入れない感覚があった

・親の機嫌が急変することがあった

 

 

自分と家族との距離が遠いことに恐怖を感じながらも、それに耐えることで、どうにか家族の中に居場所がある。

「恐怖なんだけど、何とか居場所があって安心」

この安心というメリットが、幼い時には必要だった。

大人になった今の自分には、そのメリットは違和感あるものとなり、人との距離、人との付き合い方の問題になっている。

 

 

幼いころは、不安や恐怖がありながらも居場所がある安心は、絶対に必要だと信じていたけど

大人のあなたは、どこにいても、自分のいる場所が、安心な居場所とできる力がある。

本当の安心や心地よさを感じて、

自分が親しくなりたい人と、なりたい距離で付き合うことを選べる。

 

目が笑っていない、張り付いたような笑顔は、もう必要ないですね。

 

では、また~。(^▽^)/

 


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