こんにちは。

リトリーブサイコセラピー®で「あなたが本当に望む自分に戻る」お手伝いをしています。

北九州の心理セラピスト 待鳥智美(まちどりともみ)です。

 

心理セラピーセッションでは、最初に悩みや問題と感じていた物事に対する感覚が、それ以前とは変わっていることを確認します。

苦手な人を目の前にしても、緊張しなくなる

言いたいことを言おうとするときのノドのつまりが無くなる

子どもの泣き声にイライラしなくなる

何事にも感じていた不安が軽くなる

…など

セッションで軽くなる、苦しくなくなるなどの感覚になり、自分が望む生き方を選ぶクライアントさんがいます。

その反面、いつの間にか元に戻って問題や悩みを繰り返している人もいます。

セッションを受けても、実生活で変わらない人

私の話ですが、私は、自分のやりたいことや、気持ちを言おうとするとき、「言っても聞いてもらえない。拒絶される。」という悲しさや怖さを感じて、ノドがギューッと絞められるような感覚になり、なかなか言えないということをずーっとやっていました。

言っていないのだから、伝わるはずはないのに、「私のことをわかって欲しい。どうして、わかってくれないの?」そして「やっぱり、わかってもらえないんだ」という思いを強くしていました。

 

さて、セッションを受けて、実生活が変わる人と、変わらない人がいるのは、どうしてなのでしょう?

 

人には、恒常性(ホメオスタシス)と言われる生物のもつ重要な性質があります。

生体の内部や外部の環境因子の変化にかかわらず生体の状態が一定に保たれるという性質(例えば、体温や血糖が上がれば下げようとする、ケガをすれば治そうとする)のことですが、広く感情などにも当てはめて(楽しさを感じれば苦しさを感じるなど)考えられています。

つまり、変化をしても元に(いつもの状態に)戻る力があります。

そして、楽な方を選ぶ力もあります。

 

なので、セッションを受けて、恐怖を取り除いたり、安心を感じたりして、感覚が変わったとしても、何もせずにそのままにしていれば、元に戻ってしまうのです。

私の場合、自分のことを言おうとするときのノドの締め付け感が取れたとしても、次に同じようにノドが締め付けられそうな場面に出会ったとき、『やっぱり、怖いな。言うのをやめておこう』と、言わないという判断を繰り返していれば、言えないままの状態に戻るのです。

言えないままの狭い世界が苦しかったはずなのに、また、そこに戻ろうとしてしまう。

 

変わる人と、変わらない人の違いは?

その違いは、実生活の場で、なりたかった自分への一歩を踏み出すかどうか。

今まで「怖い怖い」と思っていたことや、「できない」と思っていたことを、自分を信じて「えいっ!」とやってみる勇気。

そして、やってみて「できるんだ」「大丈夫なんだ」と実感できること。

もし、その時失敗したり、イヤな思いをしても「次は大丈夫かもしれない」と次を思えること。

その勇気が、必要。

 

私も、これまでずっと、自分のことを言うと、攻撃や拒絶されるから怖い、と感じていたのですから、「やっぱり拒絶されたら怖いな」と感じる。

香りの本体は消えている『残り香』のように、『残り恐怖』とでも言いますか、本体の恐怖はなくなっているのに恐怖を思い出して留まろうとする。

でも、以前のように訳も分からずノドが締め付けられていたのとは、違う。

そこで必要なのが、「言ってみよう!」と勇気を持って、言ってみること。

自分が本当に伝えたい人や、安心して言える人から始めてみるといいでしょうね。

始めは、考えて、勇気を持ってやっていたことが、いつの間にか自然に、無意識にやれるようになれば、それが普通(恒常)になるのです。

 

自分が本当に望む生き方

セッションは、現実に本当に望む自分を取り戻すため、現実を生きやすくするためのもの。

『セッションには、自分の決意が必要』と言われるのは、自分の現実を生きるのは自分しかいないのだから、だと思います。

 

自分の人生は自分にしか生きられない。

 

セラピストに任せておけばいい、とか、相手が変わってくれればいいというのでは、そこに自分はないので、結局、いつまでも何も変わらないのです。

たとえ苦しい状況だとしても、その方が、自分が変わるよりもメリットがあったり、楽ならば、自分で元に戻ることを選ぶのです。

また、セッションを受けること自体に満足したり、セラピストに見てもらうことで自分のさみしさを埋めるのでは、もちろん何も変わらないのです。

私たちセラピストは、いつでも力を惜しまず、クライアントさんのその決意に向けて手伝いをします。

だから、逆に言えば、決意と勇気があればいいのです。

今は、なんでこんなに苦しいのか、自分が望む生き方もわからない、決意も勇気も怖くて持っていないというのなら、それを持つことを手伝うこともできますよ。

リトリーブサイコセラピー®心理セッションや心理カウンセリングを利用して、心理セラピストの力を借りて、自分らしさを取り戻し、自分が望む生き方をしてみませんか?

 

では、また~。