こんにちは。
福岡・北九州のリトリーブサイコセラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。

運動不足解消のために通い始めたジムで、エアロビやダンスメニューにチャレンジしています。
ダンス的要素のものは、ほぼほぼ初体験です。
戸惑うし、体は思うように動かないし、難しさや恥ずかしさもありますが、なかなか楽しいんですよね。
動きを見て、覚えて、実際に動くには、頭も使うので、「頭と体を動かしたー」って感じでヘトヘトです。

適度な運動と気分転換、自分に合うものを探してやってみてくださいね。

さて、今日は、大切な人を信じられず傷つけて別れを繰り返してしまう心理についてお話しします。

□このような方におすすめです
・大切な人と良い関係を築きたいのにできない
・大切な人を信じられない
・嫉妬深い、疑い深い
・気分が激しく上下しやすい
・いつも不安感がある
・衝動的に相手を責めてしまう(暴言・暴力・脅す)
・大好きな人を急に嫌いになることがよくある
・相手からの形ある目に見えるものが無いと愛情がわからなくて不安

 

仲良くしたい、信じたいのに、いつも、相手を何度も試したり、確認したりしないと気が済まない。そのうち、激しく相手を責めて、傷つけてしまう。
激しく後悔するのだけど、すぐに繰り返して、ケンカが絶えなくなり、関係が終わってしまう。

友人、パートナー、同僚など大切にしたい人を大切にできずに、人間関係の破綻を繰り返すのは、とても苦しいですね。

結局、大切にしたいと思っていた人は離れていき、一人ぼっちになって、さみしくなります。

 

この悩みを抱える人は、
相手が自分を不安にするのが悪い
自分はこんなに好きなのに、相手がわかってくれない
どうして言う通りにしてくれないの!? など

無意識に
相手を加害者、自分を被害者というポジションに置いてしまいがちです。
(理由はあります。理由は後に書いています~)

しかし
相手を責めても、相手が変ることを待っていても、いつまでも自分の悩みを解決することはできません。
自分が望む人間関係を築けないままになるのです。

無意識にやっていることだからこそ、冷静に自分を見つめ直すことが必要です。

 

どうして、このように人間関係がいつも荒れてしまうのか?
どうしたら、大切にしたい人といい関係が続けられるようになるのか?
お話ししますね。

見捨てられ不安が強い

このような悩みを持つ人の深層心理には、強い見捨てられ不安と、自分自身の存在が曖昧にしか感じられないことがあります。

いつも不安や恐怖が強く、自分の感情を自分ではどうすることもできないと感じているので、人を頼ります。

人を頼るしかないけど
自己否定と相手を信じられない思いを持つから
内心では、こんな自分は見捨てられるに違いない
見捨てられたらどうしよう、、、と不安と恐怖に震えます。

自分の感情や行動を振り返ることができないので、
自分を不安にする相手が悪いんだ!と思い、
相手を責めたり
見捨てないかどうか、相手を試したり、何度も確認したりするのです。

そうしなければ、安心できないのです。

でも、安心は一瞬。
すぐに不安が押し寄せます。

 

自分の感情を自分ではどうにもできないので
大好きな気持ちが膨らむと…相手に急接近したり、べったりと甘えたり
心配や不信感から悪い想像が膨らむと…相手を試したり、確認したり
怒りがわき上がるときは…強気に責めて、エスカレートして、暴言・暴力でケンカ
後悔して激しく落ち込んだり、不安が大きくなると…相手を引き止めようとしがみつく など

気分の上がり下がりが激しく、相手に対しての行動も不安定に乱れます。

次第に、相手も自分もどうしたら良いのかわからないまま、疲れて、
いい関係では無くなったり、
嫌気がさして、または、急に嫌いになって、離れていく。

 

ひとりでいるのはさみしい、、、

 

今度こそは!と思っても
また次に出会う人にも、同じ事を繰り返してしまう、、、

 

この繰り返しを止めるために、
無意識に繰り返している行動について、どうして?という背景や心理的な理由を見ていきましょう。

親子の関わり

人間関係に関して悩みや問題となって表れるのは、生活圏や人間関係が広がる大人になってからの事が多いです。

けれど、大人になっての人との関わり方は、幼少期の親との関わりに紐付いていることがほとんどです。

幼少期を思い返してくださいね。

●親との離別があった
●親が仕事や他の兄弟に夢中だった
●親と一時期離れている状況にあった
●虐待があった
●親が、何でも決めて、指示していた
●ひどく泣いたり、抵抗すれば、親が言うことを聞いてくれた
●機嫌次第で言うことがコロコロ変る親だった

このような経験があると、子どもの心は傷つき、不安定になります。
◎自分を認めたもらえた、受け止めてもらえたという安心を感じられない
→ 自己否定、低い自己重要感、存在の否定
対応するために…人に構ってもらうことや認めてもらうことで安心を得ようとする

◎親から見捨てられたと感じる
→ 見捨てられ不安、人間不信、人が怖い
対応するために…自分の感覚や感情を麻痺させる。
人間関係が支配(束縛や確認、コントロール)と依存になる

◎一瞬でも相手が自分を見てくれることが大きな安心になる
→ 相手をコントロールしようとする
自分を構ってもらい安心するために、どんなこともする(例えば、ウソ、自傷、自殺企図)

 

自分は見捨てられた
自分は受け止めてもらえない
自分は見てもらえない と
子どもが感じる親子の関わりから、
心の傷(トラウマ)、自己否定や様々な思い込み、人間関係のパターンを持つようになったのです。

このままではいつも揉める人間関係が続いて孤独になる

自分の存在感や、愛着という生きる土台が不安定で、たくさん傷ついてきた人は、
自分の感情や感覚を麻痺させています。

見捨てられたらどうしよう、、、という不安や恐怖はとても強いものの、自分ではどうすることもできないのです。

だから、好意を持つ相手から見捨てられないように、
従順になったり、
その人を束縛したり、
他の人を排除したり、
引き止め工作をしたり します。

けれど、
これでは、自分も相手もイヤな思いをしたり、傷ついてしまう。。。

信頼できる安心の長く続く関係を築くことは難しいですね。

このままでは、あなたは、、、

いつも不安を抱えて、不安定で揉める人間関係しか築けません。
そして、相手が離れて行って「やっぱり自分は見捨てられるんだ」という思いを強化し、
孤独を感じる状況を繰り返してしまいます。

 

あなたは、どんな人間関係を築きたいですか?

言葉にしてみると、いろいろな表現があると思います。

お互いを大切にする、信頼し合える、愛情でつながる、一緒にいて楽しく安心する、成長し合える、協力する、ほっとする、温かい、など

自分が本当に望む関係を、言葉にしたり、感覚をイメージしてみると良いですね。

お互いを大切にする関係を築くために

今、
自分の不安を相手にぶつける
相手を変えようとする
相手に自分の不安を無くしてもらいたがる

このような、人間関係が不安定になる行動を、無意識にしています。

 

友人、恋人、同僚など
大切にしたい人とお互いを大切にする関係を築きたいなら、
自分が現実にやっていることや、
ありのままの自分の内面を、見つめ直すことが必要です。

 

不安だ
相手がわかってくれなくて悲しい
頭ではわかっているのに止められなくて苦しい など

その時々の感情を受け止めることは、もちろん大切です。

でも、今の状況を変えて悩みを解決したいなら、表面の感情を、なぞるだけでは、足りません。

なぜなら、心の奥にある感情が、無意識の行動につながっているからです。

自分ひとりでは、無意識の問題を扱うことは、なかなか難しいですね。

冷静に、でも、しっかりと、あなたの心の傷やこれからに向き合って、支えてくれる人を見つけて、頼ってくださいね。

頼ることも大切なことですよ。

 

※参考
全国にリトリーブサイコセラピーのセラピスト達がいますよ
リトリーブサイコセラピー協会セラピスト紹介

公認心理セラピスト

 

自分の中に安心感が育ち、自分を振り返る力が付くと、瞬間的な感情に振り回されなくなっていきます。
自分を大切に出来るようにもなると、相手も大切に出来るようになり、
自分が本当に望む人間関係が自然に築けるようになっていきます。

 

では、また~。