こんにちは
福岡・北九州のリトリーブサイコセラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。

断続的に激しい雨をもたらす線状降水帯についてのニュースを見ました。
住んでいる地域のハザードマップや避難場所の確認など、日頃できることをやっておきたいですね。

さて、今日は、いつも頑張り過ぎてしまう「過剰な頑張り屋さん」についてお話しします。

あなたは、いつも一生懸命に頑張っていて、とても疲れている、、、と感じていませんか?

□このような方におすすめ
・いつも頑張り過ぎて疲れている
・ゆっくり休めない
・体や心の不調を無視しがち
・いつも頭の中が忙しい

自分がやりたいことや、頑張り時だと決意している時に頑張ることは、自分の満足度を上げ、人生を豊かにするために必要なことです。

 

ただ、過剰に頑張ることが止められない「過剰な頑張り屋さん」は、問題があります。

仕事、育児、勉強、など何についてでも当てはまる「過剰な頑張り屋さん」は、自分を常に緊張させ、奮い立たせて、走らせ続け、その物事に没頭しています。

自分の計画や許容範囲、疲労などを無視し無理をしてでも頑張り続けます。

 

そして、頑張れなくなったとき、
自分では理由がわからないまま、居られない、消えたい、死にたい、となるからです。

「過剰な頑張り屋さん」は、危険な頑張り方なのです。

 

過剰に頑張ってしまう心理的な理由を知ることから、「過剰な頑張り屋さん」を自然と止められるのか?についてお話しします。

「過剰な頑張り屋さん」は「自分を感じたくない人」

「過剰な頑張り屋さん」は、過剰に頑張り、没頭することで、心の奥に閉じ込めた自分にとって不都合な感情や感覚を感じないようにしています。
また、今向き合うべき問題に向き合わずに先送りにしています。

「過剰な頑張り屋さん」は、「自分を感じたくない人」と言えます。

だから、頑張れなくなったとき、
閉じ込めておくことができなくなった傷ついた痛み、
不安やさみしさ、悲しみ、恐怖などの感情や感覚が、あらわになり押し寄せてきます。

頑張れなくなるのは、例えばこんなとき
●仕事人間と言われる人がリストラされたり、定年を迎えて、、、
●子育てに一生懸命だった人が子どもの巣立ちで、、、
●定年を迎えて自由時間が増えて、、、
●キャリアを積んできた人が体調不良や子育てや介護などで離職して、、、など

感じたく無くて閉じ込めていたものを感じるのは、日常生活を送れなくなるほど不安で辛く苦しいものです。
そして、その不安辛さ苦しさも感じたくないので

生きているのが辛い、ここに居られない、消えたい、死にたい、となるのです。

 

約20年前のピーク時からは減少していますが、日本での50代以上の自殺者数は10000人以上(「厚生労働省 年齢階層別の自殺者数の推移」より)と多いことや

産休後すぐに職場復帰を望む人の増加(待機児童問題や児童虐待問題にも関係)に、

私は、「過剰な頑張り屋さん」が関係しているのではないかと思うのです。

 

また、感じたくない感情や感覚を避けるために、アルコール、ギャンブル、人などに依存する傾向も強く、様々な「依存症」に悩む人も多くいます。

※関連記事
→ 【心理・依存】女性のストレス発散のためのアルコール摂取が依存症になりやすい2つの理由

「過剰な頑張り屋さん」が避けているものは

「過剰な頑張り屋さん」は、頑張ることを頑張ります。
ゆっくり休んでなんていられません。

「過剰な頑張り屋さん」が頑張ることで避けているものは、
感じたくない感情や感覚、または、今考えたくないことです。

それは
・自分はダメな人間という自己否定感劣等感
・自分は役立たずという無価値感
・一人ぼっちのさみしさ、孤独感
・夫婦で向き合うこと
・人と愛情を持って関わること
・くつろぎ、安心感
・自分の自由に考え行動する怖さ
・自分の感覚や感情

これらをまともに感じたり考えたりすれば、
怖い、悲しい、さみしい、不安、など
とてもイヤなネガティブな感覚になります。

 

「過剰な頑張り屋さん」にとって、自分を感じる、自分で考えることを避けられるのは、
疲労、自分の時間が無い、肉体的精神的に無理を重ねる などが苦しく辛くても、
それ以上のとても重要なメリットであり、過剰な頑張りをやめられない理由なのです。

また、自分の心身の不調も感じるのを避けることが、
倒れたり、うつになるまで頑張り続けてしまう理由にもなります。
(うつは頑張り屋さんがなると言われる所以です)

このような頑張りを、本当にしたいですか?

頑張り続けられるか?

「過剰な頑張り屋さん」が頑張る理由についてお話ししました。

では、いつも、いつまでも頑張り続けることは可能でしょうか?

 

自然の摂理として、歳を重ねるにつれて、体力は落ちます。
記憶力や気力や集中力も落ちていくでしょう。

ライフサイクルやライフイベントは、時や環境によって取り組む優先度や重要度が変ります。
頑張れない状態になることは大いに考えられますね。

いつも、いつまでも頑張り続けることは不可能です。

 

過剰な頑張りを緩めたい、もう止めたいと思ったとしても、できないこと、
そもそも、頑張る対象や度合いや時期などを自分で自由に選べないことが問題なのです。

自分の感情や感覚を感じたくない問題を解決する

「過剰な頑張り屋さん」は、感じたくない・思い出したくない大きな傷付き・ダメージ、不安やさみしさ、悲しみ、恐怖などの感情や感覚を、心の奥底に閉じ込めています。

自分の感情や感覚をそのまま感じてしまうことを怖れて避けてしまうくらい
過去にとても辛い傷付きを経験していたということです。

多くは、幼少期の親との不安定で不適切な関わりでの、傷つき経験です。

 

幼い子どもは、親からの安定した愛情ある関わりで、安定した愛着の絆を形成し、自分自身にも、外からの刺激に対しても「大丈夫」という安心感を得ます。

不安定で不適切な関わり(マルトリートメント)では、子どもは多くの不安やストレスを感じます。
そして、不安定な愛着形成になることや、体や心(心の傷=トラウマ)や脳にダメージを与えることが知られています。

親に受け止めてもらえず、安心を知らない幼い子どもは、不安やストレスを一人ではとても正面から受け止められません。

また、親が「過剰な頑張り屋さん」の場合、子どもにも同じ頑張りを有言無言に求めます(人生脚本)。

このような親元で生き残る戦略としてや、親の生き方を取り込んで、
無意識に自分の感情や感覚、思考、行動を、鈍くしたり、止める方法として、
「頑張り続けなければいけない」というルールを持ちます。

※ワンポイント心理用語
自分を駆り立てる「~しなければいけない」というルール・信念を【ドライバー】と呼びます。

子どもは、その生き残り戦略を持ち続け、頑張ることを自分に課し、大きくなっていきます。
そうして、「過剰な頑張り屋さん」になったのです。

頑張りたいことを頑張る自分になるために

これまで他の記事でも何度も書いていますが、
急に過剰な頑張りを止めることは、安全な解決にはなりません。

なぜなら、
頑張りを止めたら、生きていることが辛い…、死にたい…気持ちになってしまうのですから。

だから
安全な解決には、頑張ることで感じたり考えたりを避けたい問題を解決することが必要です。

それは、幼少期の親子関係をしっかりと振り返り、自分と向き合うことです。

 

 

自分と向き合うことは、痛みや怖さが伴いますが、傷付きを癒すためには必要です。

そして、ずっと頑張ってきた自分を認めることでもあります。

 

頑張ることを頑張り過ぎて、自分を振り返ったり、認めたりすることはなかったのではないですか?

あなたが、「過剰な頑張り屋さん」なら、これまでたくさん怖い思いをして傷ついて、その傷つきを隠しながら、頑張って生きてきたということです。

 

これまで、頑張って生きてきたということを認めて、
これからの自分のために、本当はどうしたいのか?と自分に問うてみませんか?

自分が「過剰な頑張り屋さん」となった根本の問題と向き合いことで、過剰な頑張りが必要では無くなっていきますよ。

頑張ることを止めたら死にたくなるような「過剰な頑張り屋さん」ではなく、

何を、どのように、いつ、どうして、どこで、、、頑張るのか
自分で自由に選んで頑張れるようになると、
あなたの人生は豊かになるのではないでしょうか。

 

では、また~。