こんにちは。
北九州の心理セラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。
リトリーブサイコセラピー®という心理療法で「あなたが本当に望む自分に戻る」お手伝いをしています。
北九州は積雪はありませんが、ニュースでは連日寒波の影響が報じられていますね。
今日のテーマ「誰が一番好き?」にイラッとするです。
二人以上の子どもを持つ方は、きっと子供に言われたことがあるでしょう。
「兄ちゃん(姉弟妹だれでも)はいいよね~。」
「○ちゃんだけずるい。」
「誰のことが一番好き?」(一人っ子なら「私のこと好き?」)
このセリフに、ドキッとしたり、イラッとしたりして
うまく言えないとか、怒ってしまうので困っているという人がいます。
悩んでいる人にとって大変なこだわり
悩みは、悩んでいる人にとって、大変なこだわりなわけで、
それに悩んでない人が、「そんなこと気にしなければいい」とか
「適当にやり過ごしておけばいいのよ」なんてアドバイスしたところで、
何の助けにもならない。
![](https://machidoritomo3-shinritherapy.com/wp-content/uploads/2018/02/それ違う-300x225.jpg)
子どもは(子どもの時に安心できなかった大人もね)、
自分が一番でいたいし、人のことは、良さそうに見えるもの。
不安を感じているときには、特にそうだと思う。
だから、確認したい。安心したい。
子どものそういう気持ちをわかった上で、私は思っている。
。。。。。。。。。
自分の軸がしっかりしていて、根っこに、この子が大切、大好き、という気持ちがあれば、
人は、ひとりひとり違うのだから、それぞれに合わせた対応をしてもいい。
つまり、お兄ちゃん特典、弟特典、あなたの特典があってもいい。
それをその通りに「お母さんの考えで、あなたに合った対応をしている」と伝えればいい。
しっかり「あなたが大切」ということを伝えてあげればいい。
不安で言っているのなら、安心させてあげるのがいい。
だから、一人の時に言ってきたなら、「あなたが一番!」と言っても
「あなたのこんなところが大好き」と言っても
「お兄ちゃんはお兄ちゃん、あなたはあなたでしょ!」言ってもいい。
多少の“盛り“も、”自分ルール“も、笑顔とギューッとがあれば、いいんじゃない?
。。。。。。。。。
と、私は、思っているけれど、
これも、頭ではわかるけど、できないという人には、役に立たない。
Aさんの場合
子どもの言動にイライラすることが多いけれど、
特に「私のこと好き?」「どのくらい好き?」としつこく聞いてくると「うるさい!」と思ってしまう。
「ウソやごまかしはいけない。ちゃんと伝えないといけない。
そもそも、こんなにいろいろやってあげてるのに、どうしてそんなことを訊くのかわからない!」
だから、Aさんは、「どう答えたらいい?」とドキドキしながら、
「なんで?!」ってイライラしてしまう。
本当は、もっと優しく接したいのにできない、と困っているというのです。
![](https://machidoritomo3-shinritherapy.com/wp-content/uploads/2018/02/ドキドキ-300x202.jpg)
Aさんは、弟と2人きょうだい。
お母さんは、いつもおいしい料理や、服を手作りしてくれたし、
「自分も弟もどっちも大切」と言われていたが、
弟の方が、特別扱い(長男だから、年下だから)が多かったので、
悔しくて悲しかったし、お母さんの言うことは信じられないという思いが強い。
お姉ちゃんとして、きちんとしないといけなかった、ガマンしないといけなかった。
弟がいて、抱っこしてもらうとか、甘えることができなかった。
不安定な愛着
Aさんのお話を聞いていくと、だんだんとわかってきました。
愛情や情緒的かかわりが少なくて、Aさんとお母さんの間に、安定した絆(愛着)が築かれていない。
自分を大切にしてもらっていないこと、平等に扱ってもらえなかったことや、
自分だけきちんとしなければいけなかったことなどに
本当は怒りや怖さや悲しみを感じていた。
お母さんとの間に安定した愛着を築けなかったAさんは、子どもとの間にも、
安定した愛着が築かれていなかった。
(親⇔自分、自分⇔子ども、という風に不安定な愛着が連鎖している)
Aさん自身が感じないように抑えていた怒りや悲しみが、心の傷となっている。
キチンとすることで、自己重要感の低さや、無価値感、罪悪感を感じないようにしている。
そして、どうせ誰も私のことをわかってくれない、
こんな私なんてダメだ、と孤独感や罪悪感を強めている。
→イライラにつながっている
Aさんの悩みの解決は、「どう答えたらいいのか?」とか、「イライラを抑える方法」を知ることではないのです。
それを教えたところで、初めに書いたように、何にも役に立たないアドバイスとなってしまうでしょう。
自分と向き合って心の傷を癒し、自分自身の不安定な愛着を築き直すことで、
今後の子育てのあれこれに、いちいちつまずいたり、不安になったり、イライラしたりせずに、楽に向き合えるようになるでしょう。
子育てをしている人は、実はすごくラッキーなのです!
安定した愛着は、相手と応答性のある愛情や情緒的なかかわりを持ちながら、お世話をすることでどんどん深まっていきます。
つまり、それは『子育て』そのものと言えるので、子どもを育てることで、自分を育てる(愛着を築き直す)ことができるのですから!
Aさんは、少しずつ自分と向き合うことを始めました。
このように、心理セラピーセッションでは、クライアントの問題の解決のために、根本の問題を丁寧に扱っていきます。
では、また~。(*^_^*)
【2月の予定】
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14日(水)10:00~、 13:00~
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2月10日(土)11日(日)二日間
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