こんにちは。
福岡・北九州のリトリーブサイコセラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。
リトリーブサイコセラピーという心理療法で、お悩み解決・自分の人生を取り戻すお手伝いをしています。
年末年始の休暇が明けて、日常が戻ってきましたね。
でも、大掃除、お正月の準備、帰省、家族が一緒にいて、など忙しく、ゆっくりはできなかった、疲れた~という人や
日常の動きに戻れない、、、という人もきっと多いですよね。
私は、毎回のことながら、子ども達がいる長期休暇が明けると、ホッとする自分を感じて、「楽しいことも多いけど、やっぱり疲れるわー!」と思うのですが、同じ思いの方も多いのでは?と思っています。
さて、今日は、「自然に人付き合いができない」「社交を避けてしまう」という悩みについてお話しします。
次にような場面で不安や緊張、恐怖を感じることはありませんか?
◎人前で話す(挨拶、雑談、スピーチなど)
◎他者に見られる
◎他者の前で何か動作をする
このような人を前にした場面で不安や緊張、恐怖を感じてしまうと
自然な人付き合いができなくなって
社交(人と関わること)を避けてしまう状態になりやすくなります。
だけど、社会に出ると、
仕事、職場、ママ友、親戚、、、
人と関わることを避け続けることは、なかなかできるものではありませんね。
人と会うときは
怖いけどガマンして、、、
いつも過緊張で、、、
そして、家に帰るとホッとする、どっと疲れが出る
人を避けて、、、
、、、
引きこもってしまう
身に覚えがありませんか?
人に不安や緊張を感じて社交を避けてしまう2つの理由
人に不安や恐怖を感じて社交を避けてしまうには、大きく分けて2つの理由があります。
1.人が怖い(他者への恐怖感や不信感が強い)
2.人からの拒絶や否定的な評価を怖れている
1.と2.の感覚を単独で持つというより、
合わさって持っていることが多いです。
この感覚を持つようになった理由も含めて、一つずつ見ていきましょう
1.人が怖い(他者への恐怖感や不信感が強い)
そもそも、人に対する恐怖感や不信感が強いと、
人と関わることは恐怖や不安でしか無くなりますよね。
幼少期から、人との関わりが安心や安全で無かった場合が多いです。
・両親が不仲だった
・面前DVや虐待
・虐待されていた
・日常的に暴言、暴力があった
・親が過保護、過干渉だった
・親から拒否された
・親の情緒的な温もりが欠如していた
・いじめ
親という一番身近で頼りになるべき人が、安全基地として機能せず
直接傷つけられたり
拒否や笑いものにするなど自尊心を傷つけるような振る舞いによって
心理的に傷つけられると
安定した愛着が築けず
人と安心安全や温もりの感覚で関わる経験ができません。
すると
人は、自分を傷つけるものだ
人は、自分を貶めたり、辱めるものだ
という人に対する恐怖や不安、不信の感覚を身に付けます。
2.人からの拒絶や否定的な評価を怖れている
人からの拒絶や否定的な評価を怖れる根本には、
否定的な自己像を持っていることがあります(自己否定)。
自分はダメ、弱い、無力だ、無能だ、無価値だ、、、などです。
このような自己否定感があると、自分を隠したくなります。
そして、1.に書いたのような経験を経て、人への恐怖や不信感と共に
次のように、人に対する思い込みを持ちます。
人は、そんな自分を暴いて
自分を嫌ったり、拒否したり、否定的に評価するに違いない
だから
人に自分を見られることや
人前で何か動作をすることは怖い!
と感じているのです。
本当(だと思い込んでいる)の自分を暴かれないように、
過剰に頑張って完璧を目指したり
いい人、できる人を演じたりして、どうにかして隠そうとします。
人を前にすると(人がいると思うだけで)
過剰に緊張したり、頑張り過ぎたり、どうしよう!?と不安になるのは
そういうわけです。
人への怖さ、人からの拒絶や否定への恐怖があると
身体も頭も固まってしまいます
目の前の人へ関心や興味、自分の思いを伝えたい欲求など出てくるはずもなく
不安、緊張、恐怖、、、
とても疲れます
とても苦しくなります
ますます
人を避けたくなってしまいます
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→ 【心理・人間関係】「人に緊張して話せない」と悩む人が「雑談できるようになりたい」を目標にしても悩みは解決しないワケとは?
解決へ向けて
これだけ大きな恐怖や不安感があるということは
人との関わりで大きく傷ついてきたということでもあります。
この感覚を持ったまま
人に近づき、人と関わることは、恐怖や不安の抑圧になり、
何かうまく行かなかったとき
とても大きく傷ついて
もっと人と関わることが怖くなってしまいます。
人との関わりで負ったトラウマ(心の傷)を癒し
安定した愛着を築き直すことで、
恐怖や不安を緩めてから
少しずつ、人と関わっていくと
自然に社交への不安が少なくなっていきますよ。
あなたは、どんな人と
どんな関わりを求めていますか?
では、また~。