こんにちは。
【福岡・北九州】の心理セラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。
いい人・いい母親がやめられない/頑張り過ぎる生きづらさや
人が怖い/親子問題/子育ての悩みなど様々な人間関係の悩みを解決しています。
昔の嫌な記憶が忘れられない理由と対処法
あなたは、過去の辛かったり嫌だったりした記憶を何度も思い出してしまうことに悩んでいませんか?

「どうして自分はこんなに過去を引きずるのだろう?」
「前向きにならなきゃいけないのに、なれない…」
「忘れたくても、ふとした瞬間に思い出してしまう…」
こんな風に感じているなら、その原因と解決方法を知ることで、心が軽くなるかもしれません。
実は、過去の辛い記憶を繰り返し思い出すのには、心理的なメカニズムが関係しています。
本記事では、その理由を詳しく解説し、辛い記憶を手放すための方法をお伝えします。
なぜ嫌な記憶を忘れられないのか?
記憶が定着する仕組み
私たちの脳は、出来事を記憶する際に、次のような情報と結びつけて保存します。
- いつ、どこで、誰と、など起こった状況
- そのときの五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)
- 感じた感情(喜び・悲しみ・怒り・恐怖・恥ずかしさなど)
特に強い感情を伴った出来事ほど、脳は「重要な記憶」と判断し、何度も思い出すことで記憶を定着させます。
例えば
試験勉強で何度も繰り返し復習すると覚えやすくなるのと同じで、嫌な出来事を何度も思い出すことで、脳はそれを「大切なもの」と認識し、強く記憶に刻んでしまうのです。
未完了の感情が影響する
過去の嫌な出来事を思い出してしまう背景には、「未完了の感情」があります。
- あのとき、本当は泣きたかったのに我慢した
- 怒りを感じたけれど、表現できなかった
- 恐怖を感じたが、誰にも助けを求められなかった(求めたけど助けてもらえなかった)
このように、過去の出来事で感じた感情を十分に表現できなかった場合、その感情は「未完了」として心に残ります。
そして、脳は「未完了の感情を完了させよう」とするため、繰り返しその記憶を呼び起こすのです。
思い出さないようにするのは逆効果?
「嫌な記憶を思い出さないようにしよう」と意識すればするほど、実は逆効果になります。
例えば、「酸っぱい梅干しを想像しないでください」と言われたら、どうしても酸っぱい梅干しを思い浮かべてしまいませんか?
口の中の唾液腺がキュッとなるのを感じるかもしれませんね。
それと同じように、「あの出来事を思い出さないようにしよう」と思うほど、脳はその記憶を探し出してしまいます。
つまり、大切なのは「思い出さないこと」ではなく、「思い出しても苦しくならないようにすること」なのです。
そのためには、心を癒すことが大切になります。
辛い記憶を手放すための「心を癒す3つの方法」
1. トラウマや愛着の問題を見直し解決する
過去の記憶に強くとらわれる背景には、幼少期の親子関係が関係していることが多くあります。
- 泣いたときに「泣くな!」と怒られた
- 不安を感じても、親が受け止めてくれなかった
- 感情を表現すると、否定されたり無視されたりした
このような経験は、トラウマ(深い心の傷つき)となることが多く、
また、不安に過敏で、解消しにくくなるので
「自分の感情を感じることは危険」と無意識に思い込んでしまい、未完了の感情を抱えやすくなります。
そのため、トラウマを癒したり、愛着を築き直すなど、
心理的問題を解決して
自分の中に安心感を育てることで
「自分のどんな感情も大切」
「自分の感情をそのまま感じても大丈夫」という感覚を持つことが出来るようになります。

2. 感情を適切に感じて完了させる
未完了の感情を解放することが、辛い記憶を手放す第一歩です。
「私は今、○○と感じている」
「あのとき○○と感じていた」
「○○と感じても大丈夫」
「○○と感じるのは当然のこと」
このように、自分の感情を受け止め、否定せずに認めることが大切です。
そして、これはひとりでは難しいので
信頼できる人に話を聞いてもらったり、心理セラピーを受けたりという
安心できる人間関係の中で
「自分の感情をそのまま感じても大丈夫」「感情を出しても大丈夫」という体験を重ねることが、過去の辛い記憶を手放す助けになります。安全な環境で感情を感じ、出すことができます。

3. ポジティブな記憶を増やす
嫌な記憶に囚われるのは、嫌な感情や記憶にアンテナを向けるクセがあることも理由の1つです。
嫌な記憶を思い出すことを減らすためには、
ポジティブな感情や自分が出来たことなどに意識を向け、良い記憶を増やすことも効果的です。
- 一日の楽しかったことや嬉しかったことを日記に書く
- 意識して自分の小さな成功体験を認め、積み重ねる
- 周りの人に感謝できることを探す習慣をつける
こうした行動を続けることで、脳は嫌な記憶へのアクセスを減らし、ポジティブな記憶を優先的に定着させるようになります。
まとめ
昔の辛い・嫌な記憶が忘れられないのは、脳の仕組みやトラウマや未完了の感情が影響しているためです。
しかし、
- トラウマを癒す
- 感情を適切に感じて解放する
- ポジティブな記憶を増やす
- 安心できる関係を築く
こうしたステップを踏むことで、過去の嫌な記憶にとらわれずに生きることができます。
心理セラピーは、そのための有効な方法のひとつです。
「過去を手放して前に進みたい」と思ったら、一人で悩まず、ぜひご相談ください。
あなたが心から安心できる未来を手に入れるために、サポートさせていただきます。

では、また。