家庭でも、仕事でも、何かの集まりでも、、、
- 「私にできることはないかな?」と率先して動く
- 頼まれたら断らない
- 人が嫌がる仕事も、引き受ける。
- 任されたことは、早く・完璧にできるように頑張る
あなたは、こんな風に、いつも一生懸命に頑張っていませんか?
そんなあなたは、周りから
「働き者ね」
「あなたに任せたら大丈夫だね」
「あなたならやってくれると思った」
「本当にできる人だね」
などと言われることが多いかもしれませんね。
そうやって頼りにされたり、感謝されると
うれしく感じることでしょう。
役に立たない人と思われたくない
でも、その一方で
- いつも周りに気を配っているから、気が休まらない
- 自分の許容範囲を超えてまで頑張ってしまう
- 気がつけば、いつも疲れている
- 「なんで私ばっかり」と本当は不満やむなしさを感じている
そう思うこともあるのではないでしょうか?
もちろん、人の役に立つことや、誰かの力になることは悪いことではありません。
ですが
ただ「役に立ちたい」からや
「私にできることだから」ではなく
「役に立たない人だと思われたくない」
という気持ちが強かったとしたら
少し気をつけた方がいいかもしれません。

「役に立ちたい」の奥に隠れている不安
「もう疲れた。休みたい。」
「コレ、私が引き受けなくてもいいんじゃない?」
心の奥でそう思っているのに…
「なぜか頑張ることをやめられない。」「休めない」「人を頼れない」
ということもあるでしょう。
それは
誰かの役に立つように、頑張っていれば…
→ 安心できる
→ 自分の居場所があるように感じる
→ 自分を認めてもらえる
→ 人と関わりが持てる
でも、そうでなければ
- 「役に立たない自分は生きる価値がない」と感じてしまう
- 誰からも頼られないさみしさがこみ上げる
- 誰にも認めてもらえない不安を感じる
- 自分の居場所がなくなりそうな気がする
- 嫌われそうな気がする
そんな「役に立たない」自分になるのが怖い。
だから
もう十分にやっているのに
次々に仕事を引き受けたり、探し出して、「もっと」「まだまだ」と頑張り続けてしまいます。
もしかして、あなたにとって「頑張る」ことは
単に、仕事をすることではなく
人とのつながりや、人から愛されることや
自分の価値を守るための方法に
なっているのかもしれません。
役に立たないと思われるのが怖い人の特徴
このような人は
「人のため」や、自分の役割として「すべき」と思うことのためなら
いくらでも頑張れます。
でも
「私はこうしたい」
「私は引き受けられません」
「私はイヤです」
「それは困ります」
「少し手伝って」 などと
自分の気持ちや要望を伝えることは苦手です。
そして、自分の負担が増え続けても頑張っている内に
「私ばかりやっている」
「どうして誰も私の大変さに気づいてくれないの?」
「あの人は何もしないでズルイ」
と、不満や怒りが貯まっていくこともあります。
頑張っているのに、満たされることなく
苦しい、むなしい、さみしい、イライラ、焦り…
そんなネガティブな気持ちをいつも抱えやすいのも特徴の1つです。

頑張りすぎることが、人のためにならないこともある
「人の役に立ちたい」「あの人のために」という思いから頑張っていても
それが、人のためにならないこともあります。
たとえば
・相手が困らないように
・相手が失敗しないように
・相手が大変な思いをしないように
・私がやる方が早いから
「良かれ」と思ってやってあげたとしても
実は、その人が自分でやってみる機会を奪ってしまうことになることもあるのです。
その人が、考えたり、工夫したり、責任を引き受けたりすることで得られる経験があります。
その時は痛かったとしても、「失敗」さえ
その人にとっては必要で、貴重な経験となることもあるのです。
「私が頑張れば、丸く収まる」
「私が引き受ければ、みんなのためになる」とは限りません。
「私は、どうしてこんなに頑張っているのだろう」
「私は、頑張ることで何を手に入れたいんだろう」
そう、自分の心に問うことが必要なタイミングなのかもしれません。
誰かの役に立たなくても、ここにいていい
人の役に立ちたくて頑張りすぎてしまう人には
「休むこと」「断ること」は、もちろん必要ですが
頭で「もう頑張らないようにしよう」と思っても、できないものです。
それは、あなたの意志が弱いからではありません。
それよりも前に、もっと大切なことがあるのです。
それは
「頑張らずにはいられない」その心の奥にある
「役に立たない私は、どうなってしまうんだろう…」
という怖さに、気づいてあげることです。
なぜなら
その怖さが、あなたを頑張ることへと駆り立てているからです。
がむしゃらに頑張ってきたあなたへ
「頑張りすぎて疲れているのに、頑張ることがやめられない」
「何のために、私ばっかり頑張っているんだろう」
そんな悩みを抱えて心理セラピーを受けられた方が
ご自身のことを
「泳ぐことをやめたら生きられないマグロみたい」と
例えられたことがあります。
頑張ることが当たり前になっている人にとって
頑張りをやめることは
生きていけないくらいの不安が紐付いていることがある、というのを
よく現しているなと思ったのです。
だから
「頑張らなければいい」
「もっと人を頼ればいい」
「イヤなら断ればいい」と考えるだけでは、どうにもならないことが多いのです。
急に「頑張りをやめる」行動だけを変えると
「私が何もしなくていいの?」
「誰かに嫌われるかも?」
「私の価値や居場所がなくなってしまう」
そんな不安がわき上がったりしてしまうのです。
心理カウンセリングや心理セラピーセッションでは
今のあなたを苦しめている考え方や行動だけを見るのではなく、その背景にある「怖さ」や「自分を守るために身につけてきた生き方」にも目を向けていきます。
そして、恐怖を緩めながら
- 何もしない私
- 誰かの役に立たない私
- 期待に応えられない私
- 人を喜ばせられない私
- 頑張らない私
たとえ、そんな私だとしても
「ここにいていい」
「人とつながれる」
そんな感覚を少しずつ自分の中に育てていきます。
「役に立たなければ愛されない」
「頑張らなければ認めてもらえない」
もし、そんな思いに縛られて
ずっと頑張り続けてきたのなら
もう一人で、がむしゃらに頑張り続けなくてもいいのです。

「どうして私は、こんなに頑張っているのだろう?」
その答えと、これからの生き方を選んでいくために
あなた自身の心の奥を、一緒に見つめてみませんか?

