こんにちは。
福岡・北九州のリトリーブサイコセラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。
リトリーブサイコセラピーという心理療法で、お悩み解決・自分の人生を取り戻すお手伝いをしています。

 

2022年が始まり、もう1ヶ月が過ぎましたね。はやーっ!
1月は、大阪でのリトリーブサイコセラピー基礎コース第11期のアシスタントに参加したり、個人の心理セラピーセッションも多くご利用いただき、充実したものでした。

第6はと言われるコロナ感染の波がまたまた来ていますね。
感染者急増化に伴って濃厚接触者も爆増し、仕事や学校など社会活動が送りにくくもなっています。

まだ、寒い日が続いています。
みなさんも、感染予防や体調管理を十分にお気を付けくださいね。

さて、今日は「自分らしさとは?」をテーマにお話しします。

自分らしく生きていると思える人を見て、
楽しそう、自由でいいな~など、羨ましく思ったり
自分の不自由や不安の生きづらさを感じて、苦しくなったり

どうして自分は、自分らしさを出して生きられないのだろう?と
疑問に思い

もっと自由に、楽に
もっと本音で
自分らしく生きたい!

と思うこと、ありませんか?

 

そして
そう思ったとしても、

あれ?自分の「自分らしさとは?」なんだろう?と

さらに疑問が膨らみ、どうしたらいいのかわからなくなることもあるでしょう。

 

他人の「自分らしさ」に反応したり
自分の「自分らしさ」ついて考えるとき

それは

『自分らしさがわからない』
『自分らしく生きていない』と感じているときです。

『自分の人生を生きていない』ときとも言えます。

 

生きていること自体、何をするにしても、不安や緊張、不自由な苦しさを感じるでしょう。

 

「自分らしさとは?」と正面から自分に向き合い
「自分らしさ」を見つめ、『自分の人生』を取り戻すきっかけにする
いいタイミングだと思います。

 

自分の『自分らしさ』について考えてみませんか?

自分らしさとは?

突然ですが、
私は藤井風さんが大好きなので
「自分らしさとは?」と言えば
去年放送された藤井風さん出演の +Google Pixel6 「Step CM」を思い出します。
(去年の紅白歌合戦出場で大きな話題となっていましたね~)

「じぶんらしさってなんだ?」というナレーションから始まって、
内容も、自分らしくあろう、というものだからです。

※STEP CM放送は、関東圏だけだったのですが、
YouTubeで見られますので、ご興味あれば見てみてくださいね。
Fujii Kaze +Google Pixel  step CM

以前の私は「自分らしさ」とは?何なのかわからないまま生きていた1人です。

なので、その頃の私がこのCMを見たら、きっと心がざわついたでしょう。
「自分らしく生きるなんて、意味がわからない。できるわけがない。」とイラッとしたのではないかな。

 

今、これを読んでいるあなたも、同じかも知れませんね。

今の私は、「私は私らしさを大切に生きよう」と素直に思えているし、
素直に「素敵なCMだな」と思います。

 

自分らしさがわからないとき

自分らしさがわからず、自分らしく生きられないことは
常に漠然とした不安や緊張、不自由さを感じて
大きな生きづらさとなり、悩みとなります。

 

・人の目が気になりすぎて、いつも緊張してしまう
・自分の気持ちや、やりたいことがわからず、毎日がつまらない
・一般的に「いい学校」「いい会社」と言われる進路をとったが、充実感がなく何となく生きている感じがする
・自分の好きに生きている人を見ると腹が立つ
・自分らしく生きることは、わがままだからダメだと思ってできない
などの相談をよく受けます。

 

共通するのは、
いつも他人の目、機嫌、評価を気にして
他人を頼ったり、他人のいうことを聞いて行動したり
常識やルールを重要視するばかりで

自分の感覚や感情、考えは、よくわからない、ということです。

 

そして、「自分らしさ」に悩む人は

「自分らしさ」が手に入れば、今の苦しさは無くなり、楽になるはず!!
でも
自分には「自分らしさ」がわかない!

だから
誰か教えてー!誰か決めてー!
と誰かに答えを求めます。

けれど、自分では無く
「誰か」に求めて、決めてもらっている時点で、自分らしさにはつながりません。

 

自分らしさとは
自分が感じたこと、考えたことや欲求のそのままを大切にして、

表現したり行動することで段々と形作られていきます。

例えば
自分はこれが好き、これは嫌いと感じて選択する
自分は〇〇と感じたから、それを表現する
自分は〇〇したいから、実行する などです。

 

自分らしさには

ありのままの自分でいていい

という、安心や安定の感覚を土台に持って
自分を中心に感じることが重要です。

すると
どうなるかわからない結果や、人の評価などに縛られること無く
自分の自由に、楽に行動が行えます。

 

自分らしく生きている人が、
自由で楽に生きているように見えるのは、そういうわけです。

(実際には、その人なりの苦悩や見えない努力はあって当然ですが
人の『自分らしさ』に憧れる人はには、それは見ないのです)

 

条件付きの生き方

では、自分らしさがわからない、という人は
どんな風に生きているのでしょう?

 

誰かの生き方をまねたり、誰かの価値感、都合、機嫌などを優先させて生きています。

人からの評価を過剰に気にして、結果や失敗を恐れ
誰かの役に立ち、喜ばせることが自分の役割だと感じていてます。

それは

誰かの役に立ち、喜ばせられる自分なら、生きていていい

という条件付きでしか生きている感覚を得られない生き方なのです。

親の枠の中で生きている

多くの場合、この生き方は、

誰か=【親】として幼少期に形成されています。

 

親が、大変そう、かわいそうだったり
不機嫌や気分屋だったりすると

子どもは、自然に親を
喜ばせたい
わかってあげたい
助けたい
機嫌良くいて欲しい と思います。

そして
自分の気持ちや考えを表現したとき
親に「あなたはわがままだ」
「あなたは、〇〇でいて。〇〇しないで。」と
否定されたり、
指示されたり、
バカにされたりすれば、
恐怖や恥を感じ、傷つきます(トラウマ)。

だんだんと
自分を出すことは安全では無い
自分を出してはダメだ と、信じるようになります。

 

このようにして
子どもは、自分のことより
親の機嫌、顔色、価値感、都合=【親の枠】を察し、
その条件を満たすことに一生懸命になります。

そして、ずっとその生き方を続けます。

あなたは
自分の好きなものややりたいこと、わかっていますか?
それを、「私は〇○が好き」「やりたい」と表現していますか?
いつも、周りの人を優先していませんか?

 

自分を抑圧し続けると、、、

「自分らしさ」を無くすということは、
ありのままの自分を抑圧し、否定し、無視することで

ありのままの自分はダメだという自己否定感や
どこにも居場所がないという所在なさなど、いつも不安や恐怖を感じるものです。

その不安や恐怖も感じたくなくて、さらに抑圧を重ねたり
無理な頑張りをして誤魔化したりします。

 

また、我慢や抑圧は、相手への怒りも感じるものですが
その怒りも適切に出せないので

被害者意識が強くなったり
他人に攻撃的になる など
【怒り】の問題を抱えやすくもあります。

このままでは

自分を押し殺し、我慢を貯め続けていくと、
自分自身を傷つけることや
人間関係が上手くいかないことになりやすく
ネガティブなことのオンパレードで
心身に不調をもたらしてしまいます。

まとめ

「自分らしさ」とは、

自分の内側で感じたものや自分の存在そのものを受け止めて
外側の世界に表現してこそ得られるものです。

 

誰かに教えられたものや与えられたものを身に付けても
誰かに認められても
常識やルールを守っていても

自分が、ありのままの自分を受け入れられなければ、「自分らしい」と感じられません。

 

誰かの目や評価を気にしてばかりで、
誰かのために自分を縛った生き方から

自分らしく、自分を大切にした生き方に変えていきませんか?

 

では、また~。