いつも、どこに行っても、私を攻撃する人がいる

こんにちは。
北九州の心理セラピスト待鳥智美（まちどりともみ）です。
リトリーブサイコセラピーという心理療法で「あなたが本当に望む自分に戻る」お手伝いをしています。

今日は、久しぶりの雨です。

もう夏？と思うくらいに暑い日が続いていましたが、暑さ一休みって感じです。

今日は、『いつも、どこに行っても、私を攻撃する人、いじめる人がいて困っているんです』というお悩みについて。

少し前の私

「そんなにきちんとしなくてもいいんじゃない？」

子どもが小さかった頃、夫が私に言ったこと。

あれこれと忙しそうで、大変そうな私に、「もっと適当にしておいてもいいよ」といたわりの気持ちで言ってくれたんだと、今なら思います。

今なら！　です。

当時の私は、その言葉に「カチンッ！」ときてました。

「はぁ？私がやらんかったら、誰かがやってくれるわけ？

こんなに大変なのに、何を言ってるの？！

だったら、やってよね！！」

私を非難された（攻撃された）と感じて、それを認めたくなかった、負けたくなかったのです。

売られてもいないケンカを、勝手に買っているようなものです。

相手にしても、「そんなつもりで言ったんじゃないのに…」ということですね。

相手の言葉や態度に対する受け取り方は、受け取る側の反応です。

今の私なら、「じゃ、どうしたらいいんだろ？」と別のやり方を考えるきっかけにしたり、

「あ、やらなくていいんだ、ラッキー♡」くらいに受け取るでしょう。

（いや、やらなくちゃいけないと思うことがぐーんと減ってるので、そもそも、そんなに大変なことにならないと思うな）

さて、受け取る側（私）の何が違うのでしょう？

ズバリ、私の【自分に対する評価】です。

『なんでもきちんとできる自分でいたい。そのために頑張る』

それは、頑張り屋さんのいい人、なのですが、

こころの奥に、『なんでもきちんとできない自分には価値がない。そんな自分では存在していられない。』という恐怖を持っていたのです。
（自分の存在が揺らぐというのは、生きる上でとても怖いことなのです）

底のない、真っ暗闇を落ちていくような、自分が小さくなって消えそうになるような、恐怖でした。

その恐怖を感じたくないために、なんでもきちんとできることを自分に課していたのです。

そうしていれば、やる気や生きている感覚を感じられもしていました。

だから、優しい言葉も、私のことを思っての言葉も、

私は私を否定されているように受け取り、

ダメな自分を認めたくない思いで、「そんなことはない！」ととっさに反発心が出ていたのです。
（いつでも、攻撃に対応できるように、身構えているような感じ）

同じことでも、「私のやり方が間違っているのね。私が悪いのね。ごめんなさい」と

自分を責めて、反省したり、落ち込んだりするタイプの人もいるでしょう。

タイプが違うだけで、根っこにある【自分には価値がない】という感覚は同じですね。

 私は攻撃されている

「いや、私はそんな受け取り方をしていないのに、絶対に、本当に、私は攻撃されている」と思う人もいるでしょう。

仮定として、あなたが、『自分はダメな人間です。価値のない人間です。』と無意識に思っているとしましょう。

前に書いたように、受け取る側の反応です。

相手もあなたの言葉や態度の受け取り手です。
相手の人も『自分はダメな人間です。価値のない人間です。』という思いを無意識に持っていたら、あなたの態度や言葉に、自分の中に隠しているその無価値な部分が反応し、刺激されます。

（自分が持っているものについて、無意識にだけど、人は敏感に感じ取ります）

だけど、自分がダメな、無価値な人間だ、ということを感じることは、とても怖くてイヤなものです。

怖くて嫌な感覚を感じないように、ダメな自分を必死に隠して、できる人間でいるために頑張っているのに、目の前に、それをちらつかせる人がいる。

そうしたら、どうなるでしょう？

「私が必死に隠しているものを感じさせないで！！」

だから「あなたも出来る人でいなさいよ！」とか

「私の前から消えてよ！」というメッセージを送らずにはいられないのです。

それを、攻撃と受け取っているのです。

あなたの中に、本当に【自分は価値がない】という思いがなかったら、

相手の人は、反応しないので、無意味な攻撃はしないでしょう。

そして、攻撃されたとしても、相手の言葉や態度に「それは、私は困ります。嫌です。～～して欲しいです。」と建設的な意見が言えたり、適当なこころの距離をとった付き合いができるでしょう。

どこに行っても、自分は攻撃されると思っているなら、自分と向き合ってみるといいでしょう。

どんな解決を望む？

さて、どうしたら解決なのでしょう？

相手が、攻撃してこなくなったら、解決？？

・相手の人に、「あなたは、すごいです。私は、あなたのことをダメな人だとは思っていませんよ」とわかってもらえるようにご機嫌取りをする

・相手より出来る人になって、相手を黙らせる（逆に攻撃する側になる）

・「私って、取るに足らない程のダメな人間なので、相手にしないでくださいね」と自分を卑下する

どれも、自分が心地よく、相手といい関係を築くことには、ならなさそうです。

根本の問題は、最初から言っているように、【自分の自分に対する評価が低い】ということにあるのです。

【自分の自分に対する評価】とは、無条件に自分の存在を自分が受け入れているか？ということです。

何かができるから…自分には価値がある

相手より出来るから…自分には価値がある

誰かが認めてくれたから…自分には価値がある

という条件つきの価値観ではないのです。

【自分の自分に対する評価が低い】人は、手っ取り早く、価値感をあげるために、条件をクリアしようとしがちです。

けれど、それでは、ずっと条件をクリアし続けなければならないし、誰かに認められ続けなければならないし、ずっと戦って誰かに勝ち続けなければなりません。

それは、ずっと続けられることですか？その生き方は、本当にあなたが望む生き方でしょうか？

自分の自分に対する評価が低くなった出来事や、低くなるような扱われ方をしてきたのではないでしょうか？

・自分の気持ちに共感してもらえなかった

・自分の感情を出すと怒られたり、無視された

・できても褒められなかった

・親も自己評価の低い人だった

・できたり、勝ったりしたときに、喜んでくれる人がいなかった（さみしそうにされた）

・見捨てられそうな気持になることがあった

そして、その時、生きていけないような恐怖や、絶望や、悲しみを感じたはずです。

今まで、感じたくなくて無視してきたそれらの気持ちや感覚を、適切に感じ切り（解放し）、癒していくこと。

同時に、安心感や安定感、温かさを感じながら、人とつながるという感覚をしっていくこと。

それは、自分の中に安心感を感じながら、温かさで人とつながるという解決への道筋だと思います。

「私を攻撃してくる人」を持ち続けていたいですか？

どんな解決を望みますか？

ではまた～(*^_^*)

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