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いつも、子どもにイライラしてつい怒鳴ってしまう。

そして、後悔し、自分を責める。
でも、またすぐにイライラ。止まらない。
このままだと、どんどんエスカレートしていきそう。

イライラを減らしたい。やめたい。
   。。。。。。

こんにちは。
福岡・北九州の心理セラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。
リトリーブサイコセラピーという心理療法で、あなたの絡み合った心の糸を解きほぐし、 根本からの問題解決へサポートいたします。

同じように毎日子どもにイライラしていた私が、イライラしなくなった方法があります。

それは、

【幼い頃、家族とのかかわりの中で付いた自分の心のキズ(トラウマ)を癒すこと】

です。

心のキズ

【幼い頃、家族とのかかわりの中で付いた自分の心のキズ(トラウマ)を癒すこと】

そんなこと全然関係ないんじゃないか?
意味が分からない。と思われるかもしれませんが、本当です。

しかも、心のキズを癒していくと、「~してはいけない」「~したほうがいいんだよね」などと、頭で考えたり、自分の行動を無理に止めたりする必要が無くなるのです。

子どもにイライラすること自体が、自然と減って行くからです。

これは、私自身の経験と、私の何人ものクライアントさんの経過から、本当だと実感していることです。

もう、こんなイライラ子育てはやめたい。
子どもに優しく接したい。

そう思う方のために、書いてみました。

まず、最初に二つお伝えしておきますが、
一つは、親が子どもに与える影響力はものすごく強いということ。
叩くなどの暴力はもちろんですが、怒鳴ったり、無視したりすることも、
いつもイヤな思いやさみしい思いをさせることも、心のキズ(トラウマ)となることがあります。
親のちょっとした冗談や嫌味だって、子どもにとっては大問題ということもよくあります。

二つ目は、
親が子どもを、とても愛し、大切に育てたとしても、全てが子どもが望む通りになるわけではなく、親も子供の望みすべてに応える必要はないので、子どもにとって何らかのトラウマとなる出来事はあって当然だということ。

つまり、大したことないと取り扱わなかったり、過剰に怖れたり、親を攻撃するのではなく、ありのままの自分をしっかりと感じてみることが大切だということです。

いきなりトラウマを癒すと言っても、何?そもそも自分にあるの?とわかり難いかと思うので、まず、順番に探してみましょう。

1⃣自分が感じている本当の気持ちや感覚に意識を向ける

いつもこんな風に思っているのではないでしょうか。
【子どもが○○して(しなくて)、私をイライラさせる】

子どもが私をイライラさせることをするのが悪い!
子どもが私をイライラさせないように変わってくれればいいのに!
どうしてこの子は私をこんなにイライラさせるの?!

それは、「子ども」が主役の映像を見ているようなものですが、それでは、自分の中は一向に見えてきません。

レンズを自分に向けた映像を思い浮かべて、「子ども」を中心にしている視点を、クルッと「自分」に持ってきます。

【私は、子どもが○○する(しない)のを見て、イライラしている】
自分の中のイライラ感を感じてみてください。

そして、さらに自分がイライラの奥に感じている気持ちや感覚に意識を向けてみましょう。

【私は、○○する子どもを見てイライラしながら、□□と感じている】

(□□は、焦る、ドキドキする、怖い、悲しい、ダメだ、寒い、暗い など)

いつも、自分のイライラを相手のせいにしている人は、そのイライラの奥で自分が感じている気持ちに意識を向けるのがとても苦手です。

しかし、その気持ちがとても大切なことに気づかせてくれるヒントとなります。

2⃣自分の信念・常識・普通だと思っていることに気づく

□□と感じている自分が、”すべきだ”、または”してはいけない”と決めている自分の信念・価値感・普通だと思っていることは何なのかに気づいてみましょう。

例えば
・子どもは親の言うことは何でもきくべきだ
・何でも早くしなくてはいけない
・きちんと、ちゃんとしないといけない
・泣いてはいけない
・甘えてはいけない
・失敗してはいけない 
・人に頼ってはいけない  など

きっと何かに気づくことができると思います。

これを例えるなら、自分の信念・価値観・普通と思っていることがレンズとなったサングラスをかけているようなものです。
常にそのレンズを通して物事を見て、相手や物事を判断し、反応しているのです。

それぞれの人が、自分のレンズこそが世界標準だと信じているのですが、それは、ほどんどの場合個人特有のものなのです。
相手と合わないからこそ、イライラや不快感を感じてしまいます。

自分の信念や常識を大切にして守ることを自分に課している人は 、子どもも同じように守らなければいけないと思っています。

自分が大切にして守らなければいけないというレンズを通して見ている子どもが、それらを守らなければ、当然、「何で?!」とイライラしますね。

子どもを自分の信念を守るように動かしたくて、「~しなさい」と指示を繰り返しますが、動かないとイライラし、怒鳴ったり、叩いたり、無視したりしてどうにか思い通りにしようとしているのです。

加えて、自分の思いを落ち着いて伝える方法を知らない可能性があります。
幼い頃から自分の周りには、怒鳴ったり叩いたり、無視したりして、自分をコントロールしようとする人ばかりだった、ということです。

自分の思いを伝えてわかってもらうには、怒鳴ったり、叩いたり、無視したりする方法しか知らないから、当然そうする

これは、虐待をする親は、かなり高い割合で自分が子どもの頃に虐待を受けていたというデータにも表れています。

3⃣自分の信念・常識・普通だと思ったときの気持ちをいることに気づく

いつから、なぜ、どうやって、自分の信念・常識・普通だと思っていることを身に付けたのですか?

・親が言っていた、やっていたから。
・親にそうすることを求められたから。
・そうすると親が喜んだから。
・そうすれば親から怒られなかったから。

自分の気持ちや意志や欲求を表したり、通すことなく、親の信念をそのまま飲み込んだり、親の欲求に応えることで自分の居場所や親からの愛情のようなものを得ていたはずです。

ここに、本当は感じていたけど感じたくなかった悲しさ、怖さ、さみしさ、苦しさなどの感情と、得られたメリットが隠されています。

ノドが締まる苦しさ
震える程の恐怖
血の気が引くような恐怖
奈落の底に落ちるような孤独
求めても得られない無力感
自分のダメさを思い知る無価値感 などの感情や感覚と

親の思いを受け入れていれば、こんなに嫌な感覚を感じなくていい、
居場所がある、愛されるというメリット。

でも、親のコントロールを受け入れることはイヤだ、苦しい、というジレンマ。

これらが絡み合って、幼い頃の自分にとっての心のキズ(トラウマ)となっています。

自分の信念の通りに動かない子どもに感じるイライラは、隠しておいた自分の心のキズが、うずき出しそうな気配を感じている状態なのです。

メリットはあるけれど、苦しさも感じながら持つしかなかった信念・価値観を守らない相手を見れば、イライラを感じてしまうことは当然ともいえます。

例えば…子どもが泣くことにとてもイライラしてしまうお母さん。

子どもの頃、泣くと、親に「泣くな」「甘えるな」と怒られ、とても怖かった。
本当は、泣きたいときに泣いて、泣いている自分を「よしよし」って優しくなでて欲しかった…さみしい。
ノドが締まって苦しかったけど、泣き止めば、親の機嫌がよくなって、一緒に居られた。
だから、「私は泣かない、泣いてはいけない」と自分で決めた(泣いてはいけないというレンズを付けた)。
 ⇒心のキズ

今、子どもが泣くと、無意識に「私は、親と一緒に居るためだけど、いろんな苦しさを我慢して泣かなかったのに、どうしてそんなに泣くの?」と苦しさを思い出しそうになり、不快さを感じてイライラしてしまい「そんなに泣くなら、お母さんはもう一緒に居てあげないよ」と言ってしまう。

心のキズは、感じたくないので、なかったことにしていた感情を感じてしまう恐怖と、メリットが無くなってしまうという恐怖を引き連れています。

心のキズがあるままだと、恐怖を感じないようにするために、キズがついたときと似たような場面、似たような相手、などに無意識に、勝手にレンズが反応してしまうのです。

だから、心のキズはそのままにせず、手当てする方がいいのです。

4⃣心のキズを癒す

心のキズ(トラウマ)が見つかったら、次に、そのキズを手当てし、癒すことです。

そうすると、レンズにも変化が起こり、もう無意識に、勝手に反応しなくなっていきます。

自分の信念だと疑うことのないレンズは、これまで書いてきたように、幼い頃に張り付けるものを決めたレンズです。

大人になった今も、疑うことなく、そのままのレンズを持っていることが、「子どもにイライラしたくないのに、どうしてもイライラしてしまう」という問題の原因の一つです。

このレンズは、心のキズを癒していくことで、自然と変化していきます。

心のキズを癒すとは、絡み合った家族の関係、恐怖、メリットなどを、安全に丁寧に、時に思い切って大胆に解きほぐしていくことです。
同時に、もう要らないものは手放し、不足していたもの(愛着や安心感)は手に入れながら、進めていくことが必要です。

自分が虐待を受けていたという場合は、心身両面にかなり深いキズと、愛着や安心の不足がありますが、その場合でも、この心のキズの癒しは有効です。

レンズに、たくさんの自分の信念や恐怖やメリットを張り付かせているほど、今の自分の望む行動がとれなくなってしまいます。

もう、こんなイライラ子育てはやめたい。
子どもに優しく接したい。

そう願うならば、自分の心のキズを癒すことです。

人に頼ることが苦手、自分をオープンにすることが苦手、かもしれません。
けれど、一人では難しいこともありますし、一人で頑張る必要はありません。

まず、誰かに自分の気持ちを受け止めてもらうことが必要です。

信頼してもいいかも…と思える人にぜひ頼ってみてくださいね。

「何にあんなにイライラしていたのだろう」
「子どものやることは変わっていないのに、全然気にならなくなった」
「子どもとのかかわりが、楽になった」
などのお声をいただいています。

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   blogお客様の声もあります

心のキズを癒すことは、自分を大切にすることでもあり、自分が安定してきて、自然に、子どもと優しくかかわることができるようになる方法です。

ぜひ、お試しください。

では、また~。


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