こんにちは。
福岡・北九州のリトリーブサイコセラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。

 

気温が寒かったり温かくなったりの繰り返しで、服装が決めにくい季節ですね。
風が強い日もあるので、厚手のコート?スプリングコート?出かける前に悩んでいます。
みなさんは、どうですか?

さて、今日のテーマは人付き合い。

人付き合いが苦手、人との関わりが面倒臭いと感じていても
人を避けて付き合わなくても済んでいるときは、あまり問題になりません。

けれど、
関わらざるを得ない状況になったときや、なりそうなとき、
人と関わりたい、人と親しくなりたいと思ったとき、
どうしてなんだろう?どうしたらいいんだろう?と困ったり悩んだりしてしまいますね。

私の所にも、多くの人が人間関係に悩んで、相談に訪れます。

 

私たちは、仕事、恋愛、友人、家族などいろいろな場面で、人と関わらずにいられることはほどんどありません。

だからこそ、人間関係に苦手意識や面倒臭い思いがあれば、困りごとや悩みなど問題に感じやすいのです。

そこで、
どうしてだろう?と理由が知りたい
どうしたらいいんだろう?と克服したい と思う方に向けて、お話ししますね。

ちょっとここで、つけ加えると
人付き合いが苦手な人の中には、苦手だけれど困ってはいない、という人がいるのも事実です。
このような人は、他人に興味が無く、そもそも人付き合いを求めていない人、本当にひとりでいるのがいい人なので、困ったり悩むことがほとんどありません。

今日お話しするのは、ひとりでいることは楽だけど特別好きではない、
人付き合いが苦手、面倒臭いと感じているけど、そのことに困ったり悩んでいるに向けてですよ。

気持ちや感覚のパターンは?

人付き合いが苦手な人が人を目の前にして感じる気持ちや感覚にはパターンがあります。
~な気がする。~と思っている。~に違いない。というものです。

あなたにも当てはまるのではないでしょうか?

〇私は相手の言うことを全て受け入れなければいけない
〇私は相手の機嫌を良くしなければいけない
〇私はちゃんとしなければいけない
〇相手は私を攻撃する、無視する
〇相手は私を否定する
〇相手は私を受け入れてくれない
〇相手のことを信じてはいけない

まとめると
→→→ 人が怖い・人を信じられない

このような感覚があると、人と関わるとき
オドオドする
緊張する
目が合わせられない
何を話したらいいのかわからない となり

人付き合いは、不安でストレスで、嫌なもの、苦しいもの、避けたいものとなって当然ですよね。

人が怖い・人を信じられないのはどうして?

人付き合いが苦手な人は、記憶にある・なしに関わらず
過去に、人間関係で怖い、嫌な、悲しいなどネガティブな思いをした、という心が傷ついた(トラウマ)経験があります。

愛着の傷、心の傷がある

産まれてすぐから幼い頃、親が、熱心に大切に適切に子どもに関わることで、親子の間に安定した愛着の絆を形成し安心や安全の感覚を持ち、人とのつながりを感じる能力が育ちます。

けれど、その頃に親の不適切な関わり(虐待はもちろん、日常的な子どもが望まない関わり方も含む)は、全面的に愛してもらいたい、頼りたいと求めている親から不当な、理不尽な扱いを受けたことになり、愛着は不安定になります。
その時々の経験は、いくつもの、または大きな心の傷となります。

そして、自分がダメだからそのような扱いを受けるんだという自己否定感を抱えます。

また、もう少し大きくなってからのいじめなどの経験からも、同じように心の傷を負い、自己否定感や人付き合いに恐怖を覚えます。

 

〇不安定な愛着形成(温かく安心の感覚で人と関わる経験が無い)
〇心の傷(トラウマ)がある
〇自己否定感

これでは、不安やストレスを感じやすく貯めやすい特徴を持つようになり、人と関わることに対しても不安が強く、消極的になります。

人は怖い。
人を信じられない。

もう、人との関わりを求めて傷つくのは嫌だ。
傷つくくらいなら、人を避けていた方がいい。

と、これ以上傷つかないように、心の傷と人が怖いという思いを抱えて、人との関わりを避け続けているうちに、いつの間にか『人付き合いは苦手、面倒臭い』となってしまったのです。

人を避け続けて入れば、ますます人と関わることが怖くなっていきますよね。

本当は人を求めている、でも、人が怖い

私たち人は、人との関わりの中で生きています。
人にとって、『周りに人がいるのに自分は一人ぼっち』の孤独感を感じると、とても辛く、怖いものです。

人付き合いが苦手、面倒臭いと感じていて、そのことに困ったり悩んでいる人は、
過去に人と関わりの中で傷ついたから、ずっと人を避けてきただけで
傷つく前には、人との関わりを求めていたということです。

ひとりは怖い、人とのつながりを感じたい

でも

人には傷つけられる、人と関わることは怖い

無意識に反対の思いを抱えている(ダブルバインド)からこそ困り、悩み、
人付き合いの問題が解決しにくくなります。

人付き合いが苦手を克服するために必要な3つのこと

1.心の傷を癒す

人との関わりの中で負った心の傷が残ったままで、人と付き合おうとすることは、怖さを押し殺して、無理している状態なのです。

だから、無理なく人付き合いをするためには、傷を癒すことが必要です。

2.愛着の再形成

愛着とは、『人とつながる能力』と言い表されます。

不安定な愛着形成を、安定した愛着の再形成することで、安心して人と関わることができるようになります。

3.自己肯定感を育てる

自分を否定的に捉えていると、人との関わりに緊張したり、消極的、受け身になり、相手にもそれが伝わり、対等な関係が築かれなくなります。

自己肯定感は、人付き合いを楽に捉えることに役立ちます。

これら1~3は、単独でどうにか出来るものではなく、どれもが大切な要素です。

時間はかかるかもしれませんが、これに取り組むことは、これからの自分の人間関係、人生そのものを豊かにすることにつながるはずです。

まとめ

〇人との関わり方苦手、面倒臭いのは、過去に人との関わりで傷ついて、安心の人との関わり経験を避けていたから。

〇人と関わらざるを得ない状況になったときや、もっと人と親しくなりたいと思ったときには、1.心の傷を癒すこと、2.愛着の再形成、3.自己肯定感をあげることが必要。

 

これら3つのことをしないままに、自分の恐怖を無視して無理して人に近づくことは、何か思うように行かなかったときに更に深く傷つき、人に対する恐怖を強めることになるので、おすすめしません。

怖いものを、怖くない怖くないと言い聞かせても、やっぱり怖いよね。ということです。

 

そして、これらができてくると、『自分が関わりたくないと思う人とは関わらない』という選択・決定が自分で出来るようになるので、人間関係がどんどん楽になって行ったりもします。

人間関係が安定していること、豊かなことは、人生が安定し、豊かになることにつながります。

これから、どんな人と、どのように関わっていきたいのか、考えてみてくださいね。

 

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では、また~。