こんにちは。
福岡・北九州のリトリーブサイコセラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。

台風9,10号が通り過ぎましたが、まだ、台風シーズンですね。
ゲリラ豪雨などの、不安定な天気も頻発しています。
被害に遭わないため、少なく抑えられるように、備えられること、気をつけられることなど、平時に考えたり確認しておきたいですね。

 

「人が信じられない」「人を信じてはいけない」と思っていて、人との距離感がわからない、いい人間関係が築けない、孤立してしまう、いい人間関係が続かない、という経験・悩みはありませんか?

仕事上の付き合いや、役割や立場があれば人と関わることができるけど、心を開いて打ち解けることが苦手という悩みも。

また、「人を信じてはいけない」という思いは、逆に、信じられないような人に近づいては裏切られて、「あ~、やっぱり人を信じてはいけないのよね」と自分の思いを強固なものにしていくことを、無意識に繰り返します。
いつも、友達やパートナーとケンカ別れしてしまう、、、という悩みを持つ人も。

 

親しくなりたい人と安定した関わりが続けたい
安心して人と関わりたい
そう望む方へ

どうして人が信じられなくなったのか、どうしたらこの悩みが解決するのかについてお話ししますね。

人が信じられない、人を信じてはいけない

人付き合いに悩む方が相談に来られました。

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相手の話を、ウソかも…、裏があるのかも…と探ってしまう。その人のことも信じられない。
アレコレ勘ぐりすぎて、自分は相づちを打つくらいで、話せなくなる。
職場の人とも雑談が苦手で、親しくなれないままで、さみしい。

やっと恋人ができたが、いつも不安やイライラ。
行動を把握したくて、しつこく聞いて、ケンカになってしまう。
このままでは、、、、
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同じように人付き合いがうまくいかない、恋人と長続きしないと悩む人は多いですね。

 

「人が信じられない」「人を信じてはいけない」と思っている人は、人との距離感がわからないということが、おきやすいもの。

相手の話、相手自身を疑ったり、警戒します。
そして、自分が傷つくことを恐れ、自分がどう思われるかも気にしすぎるので、自分のことや本音は言えません。
これでは、人との距離が縮まらず遠いままになります。

でも、「人を信じてはいけない」と思いながら、一人はさみしいし、人を疑ってばかりではダメだとも思うので、近づこうと努力します。
内心のびくびくしながら近づいたり、早く親しくなろうとして、急激に近づいたりします。

「人を信じてはいけない」と思う人は、安心して人に近づけないということも多く、人との関わり方を不安定にするので、それが悩みとなりやすいのです。

 

「人を信じてはいけない」思いを強化する

私たちは、無意識に、自分が持っている思い込みや信念などを、正当化しようとします。

「人を信じてはいけない」思いは、信じられそうにない人に近づいては、ウソをつかれたり裏切られたり「やっぱり、人を信じてはいけないのよね」という経験を積み重ねます。

これを繰り返していくと、本当に信じたい人や親しくなりたい人にも、「あなたもウソついてるんじゃないの?」「また裏切るの?」と不信感を募らせ、本当に裏切らないかを確認や、試す行動がやめられなくなります。

パートナーに対する疑い、束縛、嫉妬が深い人は、このパターンにはまっていると言えるでしょう。
何か裏切り行為をしているんじゃないかと、携帯のチェック、行動を確認するなど、自ら探り出さずにいられません。
そして、ちょっとしたことで、相手に怒りを爆発させ、「ほら、やっぱりね」と自分の正しさを証明して、また、孤独に怯えるのです。

こうして、結局、「人を信じてはいけない」思いをますます強化していきます。

目に見えるものしか信じられない

「人を信じてはいけない」思いは、目に見えるものや、自分だけを信じようとします。

例えば、お金、メールなどの即返、「好きだよ」の言葉や文字、電話の回数、プレゼント、など。

目に見えるもので確認できても、それが、幸福感につながっているでしょうか?
本当の安心は感じられず、心の距離は縮まらないのではないでしょか?

自分だけしか信じられなければ、人と関わらなくなるか、人を批判や否定せずにいられなくなり、孤立を深めてしまいますね。

人に傷つけられた

「人を信じてはいけない」と思う人は、
過去に人を信じて裏切られ、がっかりした、さみしかった、怖かった、悲しかったなどの、傷付きを経験した人か、信じないことが当たり前の環境だった人です。

多くは幼少期の親と関わりの中で。

・親が簡単に約束を破る人だった
・親を頼ったら、怒られた、放って置かれた
・いつも自分のことを気にとめてくれなかった
・親が人を信じない人だった
・親の機嫌でコロコロと状況が変わる家庭だった

親と安心した関わりが持てず、愛着が不安定。
親に頼って、信じて、怒られたり拒絶されることはもちろんですが、向き合ってもらえず満たされないことは、小さな子どもにとって、とても辛いことで、傷つきます。

 

自分の中に、こうした不安定さがあり、人を信じることへの恐怖があるのです。

自分の愛着問題、心の傷に向き合うことで、自分が望む人との関わり方が、安心感を持ってできるようになりますよ。

では、また~。