こんにちは。
福岡・北九州の心理セラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。

あなたは、思い当たりませんか?
◎頼まれたことはやれるが、自分がやりたいことがわからない
◎何でも自分で責任を持って決めることが苦手
◎何となく、いつも自分という存在がぼやけている
◎頼れる人に付いていきたい
◎人との関わりを避けている

自分の人生を生きることに不安が大きいのかもしれません。

自分自身の人生を生きてはいけない

幼い子どもにとって親は、愛されたい愛したいと願うかけがえのない存在であり、まだ自分ではどうすることも出来ない自分の生死や安全を任せて、頼らざるを得ない存在。

「親の期待」に応えたいと思うのも自然なことです。

ですが!
その想いや、それを遂げるための思考や生き方のクセは、大人になったときに思わぬ生きづらさとなります。

子どもは、「親の期待」に応えようとして、親の役に立つ、親を助ける役割を背負います。

自分ではない役割を背負えば、「自分自身の人生を生きてはいけない」生き方になります。

 

想像してみてくださいね。

自分の人生を歩むのは、自分しか出来ない。
なのに、歩いているのは自分であって自分でない…
自分は空っぽで、自分の中は、得体の知れない重りや他の誰かで満たされている感じ。

不安で、苦しくて重いですよね。

この生き方では、自分の楽しみや幸せ、充実感などが感じられませんね。

現実社会とかかわれずに引きこもったり、
言われたことをがむしゃらに頑張って倒れたり、
うつ症状になったり、
親となり子どもに教育虐待することにも、関係しています。

自分の人生を自分で歩む
それは、
自分のやりたいことのために頑張ることが出来る
自分の幸せのための行動が自由にできる
安心して、楽しんだり、充実を感じること。

 

どうして、自分の人生を生きられなくなってしまったのでしょう。
どうしたら、自分自身の人生を生きられるようになるのでしょう。

親の期待に応える生き方

「親の期待」と言うと、高学歴、高収入、秀でた芸能やスポーツ、結婚などが思い浮かびますね。

他にも 家系・家業を継ぐ、親の果たせなかった夢を叶える、もありますね。

そして、具体的な目標だけでもありません。

●いつも親の言うことを聞くイイコでいて欲しい
●泣いたり騒いだりうるさくしないで欲しい
●甘えてこないで欲しい
●親を助けて欲しい
●あれこれねだらないで欲しい
●親の機嫌を悪くしないで欲しい
●親の劣等感を刺激しないで欲しい(親より出来て欲しくない)

実は、このような日常的な「親の期待」もあるのです。

親が…忙しい、仲が悪い、病弱、片親、暴力的、経済的困窮などがあると、
特に、子どもは、親を助けたい、親の役に立ちたい、親に関心を持ってもらいたいと願います。「親」を中心に生きるのです。

それが、子どもの安心、安全、愛情を得たいという切実な願いを満たすための生きる術です。

見捨てられる恐怖が強い

子どもが「親の期待」に応えるためには、次のようなことが普通になります。
・親の機嫌や要望に敏感になる
・自分の感情や感覚を押し殺す
・自分らしく、子どもらしく振る舞えない
・ずっと子どもでいなければいけない
・自分の欲求を出せない、満たせない
・自分で選べない

「親の期待」に応えなければ見捨てられる恐怖や、大切にしてもらえない恐怖を感じます。

常に、恐怖と隣り合わせの状態は、不安やストレスで、自分自身ではいられなくなります。

時には、親の期待に反発する場合や、応えられない場合もあるでしょう。

すると、「親の期待」に応えられない罪悪感や、味わった挫折や報われない無力感も重ねて感じることになります。

「親の期待」を押しつけられて、親への反発心恨みを強く感じることにもなります。

 

子どもの頃には、自分を押し殺して「親の期待」に応えることが、生きる術だったのに
大人になれば、自分で自由に生きることを阻み、生きづらくなり人生に迷うのです。

とても、苦しいですよね。

愛されたい欲求を満たす

「親の期待」を背負った子どもは、産まれたときから持って当然の欲求が満たされていません。
●そのままの自分を愛して欲しい
●自分を大切にして欲しい
●安心安全を感じてたい
●成長したい

愛されたい愛したい親との愛情の絆が結ばれず、欲求が満たされないので、安心が感じられません。

親の表情、暴言、暴力、ネグレクトなど様々なことが、トラウマ(心的外傷)となります。

それら不安や恐怖、トラウマが、大人になっても癒されず、残っています。

 

だから、自分の人生を自由に、楽に生きたいならば、心の傷を癒し、安心を持つことが必要です。

心の傷を癒して、安心を育てたら
「親の期待」に応える役割を降りてもいいし、
「親の期待」という重荷を下ろしてもいいのです。

・自分の中が自分で満たされている
・自分の足下(土台)がしっかり安定している
・この先に自分の進みたい道が続いている
・自分の重みを感じて立っている
・肩や背中が軽い

感覚は、人それぞれですが、心理セラピーで「親の期待」に応える生き方から、自分の人生を歩む生き方へ変わってきたクライアントさん達が、表現された体感覚です。

 

今の生きづらさから、自分の根本の問題に気づき、問題を解決して
あなたらしく、あなたの人生を生きることが出来るようになりますよ。

 

では、また~。