こんにちは。
福岡・北九州のリトリーブサイコセラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。
リトリーブサイコセラピーという心理療法で、お悩み解決・自分の人生を取り戻すお手伝いをしています。
みなさんは、あの人「嫌いだわ」「苦手」「合わない」と感じる人いませんか?
私は、、、もちろんいます(笑)。
嫌いな人、苦手な人、自分と合わない人がいることが問題なのではありません。
ですが、
・自分の周りに嫌いな人が多くて居心地が悪い
・苦手人がいるからひとりでいることを選ぶ
・嫌いな相手ともめ事が多い
・どこに居ても人間関係の問題が起こる
・我慢して付き合ってしまい、イライラが貯まったり、疲れる
このようになると、困って悩んだり、生きづらくなってきますね。
「みんなを好きになりたい」
「嫌いと思わなくなればいい」という人もいるかも知れませんが
「好き」「嫌い」という自分の気持ちをコントロールすることは
ほとんどムリです。
もし、やろうとすれば、自分の気持ちを押し殺すことになり、
別の問題が起きるでしょう。
ただ我慢するというのも、同じですね。
今日は、「嫌い」「苦手」という気持ちを自分に上手く活かす方法、「嫌い」の深層心理についてお話ししますね。
あの人「嫌い」「苦手」を自分のために活かす方法
あの人「嫌い」「苦手」を自分に上手く活かすには、どうしたらいいのでしょう?
自分の「嫌い」「苦手」に正面から向き合ってみましょう。
先程、自分の気持ちはコントロール出来ないと言いましたが、
「嫌い」「苦手」と感じるにはパターンがある場合が多いので、まずそれを知ることが大切です。
どうしてあの人が嫌い?
あの人の何が、どんな所が嫌いなのか?
できるだけ詳しく、具体的に書き出してみましょう。
そして、さらに、その嫌いな部分を見ていたら
自分の中にどんな感覚を感じそう?
自分に何が起きそうなのか?と
自分に意識を向けてみましょう。
自分は何を感じる?
自分に何が起きそうなのか?
例えば
あの人の突然の大きな声が嫌い
→→私を攻撃するみたいに感じてビクッとする
→→自分が押しつぶされて消えてしまいそうで怖い
「あの人嫌い」なのは、「あの人の全てが嫌い」と感じていることが多いです。
「嫌い」の詳細を視覚化したら、あの人には「嫌いな部分」があるということがわかります。
一点も嫌い・苦手な部分がなく、完璧に好き・合う人を求めるのは現実的ではありませんよね。
漠然と「あの人嫌い」と思っていた人が、
あの人の「この部分が嫌い」とわかると、
それ以外は「平気」「どうでもいい」部分となりやすいので、
あの人は、「嫌いな人」ではなく、嫌いな部分があるだけの人なります。
自分の周りから嫌いな人・苦手な人が減ると、
●不安やストレスが減り、自分の気持ちが楽になる
●人とのもめ事が減る
また、自分が「嫌い」と人に感じる部分がわかると、
人に対して同じことはしないでおこう、
自分はこうしてみよう、と
●対人関係や仕事など、対処法や改善点など、自分に活かせる部分が見つけらる
自分のために、「嫌い」「苦手」を可視化、具体化してみてくださいね。
次に、もっと深く「嫌い」と感じる心理についてお話しします。
「嫌い」の深層心理
私たちは、「嫌い」「苦手」なものを避けて、自分の安全を保とうとします。
つまり、「嫌い」と自分が反応するのは、
過去の危険や恐怖の経験と結びついて、安全のためにそれを避けようとする反応である場合が多いということです。
これは、無意識に瞬時に起きる反応です。
自分では、覚えていないようでも、過去の経験に伴う感情や感覚を脳が記憶しているからです。
(怖い、痛い、悲しい、恥ずかしいなどネガティブな傷付き体験は、残りやすいです)
先程の例えで言えば、
過去に「大きな声で攻撃(罵倒やバカにされ)され、押しつぶされるような恐怖の体験」があったと思われます。
過去の相手は、自分の幼少期の親や家族という場合が多いです。
幼い子どもにとって、親が突然大声で怒鳴ったり、脅したりすれば、大きな恐怖を感じますから。
今、実際に目の前にいる人は、ただ声が大きいだけだとしても、
過去の人物への恐怖感覚を思い起こし
「攻撃してくるに違いない。危ない」と無意識に反応しているのです(=投影といいます)。
投影反応は、誰でも、いつでも起こるものです。
ですが、自分では無意識に起こる反応は、自分でコントロール出来ないので、
自分にとって困りごとや生きづらさになってしまいます。
◎どうしてだかわからないけど、嫌いな人、苦手な人がいて困る
◎嫌いなのに離れられなくて困る
◎どこに行っても苦手な人がいて困る
◎いつも人間関係に悩まされて生きづらい など
自分の心の奥と向き合っていくと、無意識に起こっていた反応が、
何に反応しているのか自分で意識できるように変わっていきます。
コントロール不可能な過剰な反応を減らしたくはないですか?。
自分と向き合うことは、人間関係の悩み解決には、とても役立ちますよ。
今日は、ここまでです。
では、また~。