こんにちは。
福岡・北九州のリトリーブサイコセラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。
リトリーブサイコセラピーという心理療法で、お悩み解決・自分の人生を取り戻すお手伝いをしています。

 

突然ですが、あなたは「自分が嫌い」ではありませんか?

自分の嫌いなところ、欠点ならすぐに思いつく。

「自分が嫌い」
「どうせ自分なんて」
「自分はダメな人間だ」
「自分は恥ずかしい人間だ」
「自分は生きる価値が無い」 などと思っていて

自分の存在に対するイメージが、無価値、恥ずかしい、劣っている、ごめんなさい、などで、

漠然と、常に自己否定を感じている。

そして、そう感じている自分を見たくない、感じたくないと拒絶していませんか?

 

何をしても、「自分が嫌い」を感じてしまうのは、
気分が塞ぎ込み、とてもイヤで苦しいものです。

 

「自分が嫌い」という自己を否定するイメージがあると、
●自分の人生が行き詰まる(うまく行っていても結局ダメになることを繰り返す)
●人間関係がうまく築けない
という生きづらさや悩みにつながります。

生きるのがツラい
消えてしまいたい と思うこともあるでしょう。

 

最後まで読んでいただくと、
今よりも「自分が好き」「自分のままで生きてていい」と思えて、自分の人生が生きやすくなるヒントを得られると思います。

□おすすめポイント
★「自分が嫌い」が引き起こす生きづらさがわかる
★「自分が嫌い」になった心理的メカニズムがわかる
★「自分が嫌い」を変えていく方法がわかる

「自分が嫌い」な人は、自分の人生が行き詰まる

自分が嫌いな人は、無意識に、いつも
自分を否定し嫌悪するイメージを持ち、
こんな自分はここに居ていいのかな?という所在なさ(居場所が無い感覚)や、
こんな自分は生きてていいのかな?という自分の存在自体への不安を感じています。

 

このようなネガティブな感覚は、感じたくない、なくしたいと思うほど、とてもイヤな感覚です。

 

このイヤな感覚を感じない生き方として、2つの行動パターンがあります。

①これ以上イヤな思いをしたくないと思って、自分の行動を止める場合
→今より良くなることはありません。

いつまでも「自分が嫌い」なままです。

②頑張って「自分は人よりできる!」「自分は存在していいんだ!」と証明しようとする場合

頑張って、うまくいったとしても、満たされるのは一瞬で、

『これは本当の自分ではない』
『これでいいのか?』
『まだまだ』
『いつか本当の自分がバレてしまうかもしれない』
居心地の悪さや不安、焦燥感、恐怖を感じて
自分で「自分が嫌い」というイメージ通りの自分に戻ってしまうのです。

こんなことありませんか?
●うまくいっても、どこかでうっかりミスや失敗する
●途中で自分でやってきたことを放り投げる
●できてる自分を認めず、まだまだと過度に頑張り続ける
●次々に目標が変わる(一からやり直す)
●コツコツ続けて行くことができない

「自分が嫌い」な人は、無意識に何度も「自分が嫌い」な感覚を繰り返し味わって
「自分が嫌い」を強めていきます(反復強迫)。

私たちの無意識の自己イメージが持つ力は大きくて、自然とイメージ通りの自分になる、という現実があるのです。

 

つまり
一歩も動かないにしても
頑張り続けるにしても
「自分が嫌い」な人は、うまくいかない【行き詰まり人生】になっていくのです。

「自分が嫌い」な人は、人が嫌い、人が怖い

「自分が嫌い」な人は、自分に向けた嫌悪感と同じように「人が嫌い」、または、「人が怖い」と感じています。

人が嫌い

自分の嫌いなところにばかり意識を向けるのがクセになっているので、

同じように人の中にも「嫌い」を見つけたり、

「自分に無いけど他人が持っている」ことの妬ましさから

「あそこがイヤ」「ここもイヤ」「〇〇だからあの人は嫌い」と嫌悪感を抱きやすいです。

人が怖い

人から「攻撃される」「傷つけられる」という過去の経験からの恐怖感と、
人から嫌われたらどうしよう、というこれからの不安があり

「人が怖い」気持ちにつながっています。

人間関係がうまく築けない

「自分が嫌い」な人は、人と心地良い距離感で関わることや、フラットな関係を持つことが苦手で「孤独」を選ぼうとします。

それは、「人が嫌い」「人が怖い」と思っていて
無意識に「こんな自分が好かれるはずがない」と信じているからです。

・人にどう思われるかが気になりすぎる
・オドオドする、挙動不審になる
・人を信じられない
・距離を開け過ぎたり、急接近したりする
・素晴らしいと思った人や権威ある人に盲目的に惹かれて従う(依存的)
・人を見下したり、抑えつける(支配的)

つまり
「自分が嫌い」な人にとって、人と関わることは、
●必ず緊張や不安が伴う
●上下関係や、依存と支配の関係になりやすい
●自分が望まない関係に巻き込まれる となります。

一時的や表面的な付き合いならば、やり過ごせるかもしれませんが、
長く、親しく、仲良く、穏やかに続けたいと思ったときに
望む人間関係が築けないところが、さみしさツラさ苦しさになりますね。

「自分が嫌い」になったのは、、、?

「自分が嫌い」という感覚は、産まれたときから持っているものではありません。

主に親が繰り返す言葉や態度で、感じ取って、思い込んだ感覚です。

自分は嫌われる
自分は役立たず(価値が無い)
自分はダメだ
自分は条件を満たさなければ愛されない
人は怖い

と感じる経験をたくさんしたから「自分が嫌い」と思うようになったのです。

 

だから

「自分が嫌い」なあなたは、親子関係でたくさん傷つき、
たくさん痛み・悲しみ・怒りを感じながらガマンし続け、
たくさん頑張ってきた人だと言えます。

 

そろそろ自分の傷に手当てをし、自分大切にしていいも頃ではありませんか?

解決には、トラウマケアと、ありのままの自分を受け入れることが必要

心の傷(トラウマ)がある場合、心と体に様々な影響があります。

思考や体が固まったり、ネガティブな感情に囚われ続けてしまいます。

これでは今の「自分が嫌い」から離れることができません。

だから、焦らずじっくり、適切なトラウマケアを行いましょう。

 

次に、嫌いな自分、ダメな自分、恥ずかしい自分など、
これまで感じたくない、見たくないと拒絶していた自分を、そのまま受け入れることです。

「ありのままの自分」を自分が受け止めることが、自分を大切にすることです。

「ありのままの自分」には、嫌い、ダメだけでなく、できてる、頑張っている、など良い部分もありますよね。

自分にあるいろいろな部分をそのまま受け入れることが出来るようになると

次第に、思い込んだ完全に否定的だった自己イメージが変わっていきます。

すると、「自分が嫌い」に戻ることなく
いろいろな自己啓発、自己肯定感を上げる、、、など
これからの自分のために、役立てたい情報や方法が

取り入れやすく、ぐーんと効果的に活かせるようになりますよ。

まとめ

「自分が嫌い」な人は、過去に傷ついたことで、
自分の存在や居場所に対して常に不安やストレスにさらされて
生きることがツラく、不安定な人です。

 

◎始めからトライすることを避ける、
または、頑張って何かを成し遂げようとしても、無意識に破壊することを繰り返すので
自分の人生がうまく行かないという生きづらさや悩みになります。

◎「人が嫌い」「人が怖い」であることで、人間関係も不安定になります。

◎解決には
まず、「自分が嫌い」という思い込みを持った根本の問題(親との関わり)を扱うことや、
トラウマを癒すことが必要です。

 

「自分が嫌い」と自分の全てを嫌悪・否定する不安定な自分から、

嫌いな部分やダメな部分があったとしても、

「ありのままの自分」を受け入れられる安定した自分に変わっていくと、

自然と生きづらさが減っていきますよ。

 

では、また~。