こんにちは。
【福岡・北九州】の心理セラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。
人が怖い/人付き合いが苦手/親子問題/共依存など人間関係の悩みを解決しています。
あなたは、誰かと居ると
「見下される」「理不尽な扱いをされる」ことが多くて困っていませんか?
このようなことがよくあると、
人との関わりが嫌になったり、人が怖くなったりして
仕事、家族、友人など人間関係でのストレスが増してしまいます。
今日は、人に見下されたり理不尽に怒られやすい人の心理的原因と解決方法について書いてみますね。
自分は人より下の位置にいる感覚
・見下されたり、軽くあしらわれることが多い
・他の人と同じようにしていても自分だけが怒られる
・他の人の責任なのに自分に押しつけられる
・理不尽な言い分で怒られる
・マウントをとられやすい など
見下されたり、理不尽な扱いを受けると
不快、不満、怒り、恐怖など嫌な気持ちになりますね。
このような態度をとる相手に問題がある場合はありますが
いつも、どこに居ても、誰からでも、、、という場合には
「どうして自分ばかりが狙われるのだろう?」
「どうしたら相手はやめてくれるのだろう?」
と思って悩んでいても、なかなか現状は変わりません。
なぜなら、その様な場合は、自分の心理的問題が関係している
ことが多いからです。
人といると
いつも、周りの人が気になり、人と自分を比べては
人の方が優れている、良く出来る、美しい、立場が上、
自分はダメだ、自分は劣っている、自分なんて… など
「自分は他人より下の位置に」「他人は自分より上に」いるような
感覚がありませんか?
受け身で消極的な思考・行動パターン
自分の思考や行動に思い当たりませんか?
・話をするとき「すみません」がつい口から出る
・相手が笑顔で無ければ「自分が何か悪いことしたかな?」と心配になる
・いつも「ここにいていいのかな?」と気にしてしまう
・人に頼み事をするのが悪い気がする
・話の聞き役になることが多い
・嫌なことでも頼まれたら断れない
・人は良くできていて、自分はダメだといつも思ってしまう
・困っている人によく気がつく
・「自分はダメだ」と自己否定して劣等感や罪悪感がある
など
コレ、実は
瞬間的に、自分から相手の下に潜り込んで
相手を見上げるポジションにいるのが
クセになっている人です。
常に相手の機嫌を気にしながら、人と自分を比べるのがクセで
自分発信の話や自分の欲求を満たす行動は起こさない
受け身で消極的な思考と行動のパターンです。
このような受け身な姿勢で人と関わると
どう思われただろう…と不安や
そんなつもりじゃないのに…と誤解や
どうして自分ばかり…と不満
誰も分かってくれない…とさみしさ など
嫌な思いを繰り返すばかりで
自分の欲求は満たされることはなく
相手との理解や親しさや楽しさも深まらないので
怒りや人への恐怖が、自分の内に貯まるばかりです。
また、「人から~された」被害者意識を持ちやすく
他責傾向が強いのも特徴です。
すると
●実際には、相手は他の人と同じように接していたとしても
「自分は見下された」「理不尽な扱いをされた」と
受け取る被害者の感覚になる
●相手に「興味を惹かれないどうでもいい人」や
軽くあしらってもいい
ひどい扱いをしてもいい
支配できる
都合よく使える
だませる など
「粗末な扱いをしてもいい人」と認定されてしまって
実際に、相手から見下されたり、粗末な扱いや理不尽な扱いをされる。
(その様な扱いをされても、NOが言えなくて受け入れてしまう)
どちらにしても
人との関わりに怒りや不満、不安などがつきまとって
ストレスを感じてしまいます。
拒絶・否定・無視された幼少期の傷つき
このような人は、幼少期の親との関わりに次のようなことが多く見られます。
●親が子どもに無関心
●虐待、暴言や暴力など支配的な親
●親が過保護、過干渉
●家庭内で常に緊張や不安があった
●親が精神的に不安定だった
●親が心理的に未熟だった(子どもに頼っていた) など
このような場合、
子どもは親との愛着を結ぶことが出来ず
いろいろな場面でトラウマを負い、不安や恐怖を感じて傷つきます。
そして
「自分がダメだから…」と理由付けして自分を責めて
自己否定を重ねたり
人への不信感や恐怖心を募らせたりする中で
できるだけ、自分を傷付きから守るための自己防衛方法として
嫌われないように…
受け入れてもらえるように…と
自分の気持ちを抑えて、受け身の姿勢で
親や周りを優先する生き方を身に付けていきます。
それ生き方が、大人になった今現在
対象を周りの人にして、続いているのです。
解決に向けて
この見下されたようで苦しい、嫌な人間関係を
自分が望むように変えていくには
まず
トラウマや愛着の傷付きを癒し
そのままの自分を受け入れていくことが必要です。
そして
不必要な否定的な自己認識を肯定的に変えたり
人への恐怖や不信感を緩めながら
人との関わり方を選び直し、行動を重ねていくことが
とても大切です。
否定的な自己認識や
人への恐怖や不信感は
幼少期の親からの否定や拒絶を経験したトラウマや
不安や恐怖の感覚が未完了なことが複雑に絡み合って
無意識に思い込んだものなので
自分一人では解決するのは難しいかもしれませんが
心の奥にある傷つきや
今の自分に不適切な思い込みや生き方は
心理セラピーで解決に向かうことができますので
ご相談くださいね。
自分のトラウマなど心の傷つきを丁寧に癒していくといいですね。