こんにちは。
【福岡・北九州】の心理セラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。
人が怖い/人付き合いが苦手/親子問題/共依存など人間関係の悩みを解決しています。

 

いつも誰かに「愛されたい」気持ちが強い状態を

愛されたい症候群

と呼ぶのだそうです。

 

普段、私はこの名称で呼びはしませんが
「愛されたいのに愛されない」と悩む人や
悩みの根本原因が「愛されたい」への執着だという人は
とてもたくさんいます。

 

 

今日は、「愛されたい症候群」についてや
克服するために必要なことを書いてみますね。

 

愛されたい症候群とは?

「愛されたい症候群」は恋愛に限った話ではありません。

友達関係でも、仕事関係でも、家族間でもあり得ます。

 

愛されたい症候群の人達は
無意識に
でも強く、深く

「自分は愛されない」
「自分は無力」
「自分は無価値」などと自己否定をしていて

◎愛されたい気持ちや認めて欲しい気持ちが強い
◎不安やさみしさが強い
◎自分の「存在」や「価値」を感じられない
◎どこにも自分の居場所が無いと感じる

◎無力感が強い

という特徴が有ります。

 

だから

誰かに

・愛されたい
・さみしさを埋めて欲しい
・認めて欲しい
・居場所が欲しい

つまり

誰かに自分を安心させて欲しい

と願っています。

 

 

この願い・欲求を叶えるために、どんな行動をとるのかと言うと

自分の感情や意思や欲求は押し殺して
自分のことは後回しで
相手の役に立ったり
相手の機嫌を取ったりして
相手を喜ばせることを最優先にします。

 

これは、他人軸であり、「依存」の生き方です。

【依存】は、自分を押し殺しながら
目的のために相手を道具のように利用することであり
相手への執着なので

相手との関係は、うまくいっているときもあるのですが
ちょっとした相手の言動で

「こんなに愛しているのにわかってくれない!」
「自分ばかりが尽くしている!」
「もっともっと愛して欲しい!」
「本当に自分を愛してるの?」

という
不満、怒り、不安、不信感を感じることになります。

 

それでも
愛して欲しいので
我慢して、自分を殺して、相手に尽くし続けますが
言動の端々には抑圧した不安や敵意がにじみ出ます。

また
拗ねたり、怒ったり、駆け引きをして
相手の愛情を試したり
相手を束縛やコントロールしようとしてしまうのです。

 

愛されたいと望み続けると、、、?

「愛されたい症候群」の人は
本人は無意識ですが
素直な愛情ある関わりや、絆を築くのではなく
相手を自分の安心のために利用し、しがみつくような
歪んだ関わり方をとります。

 

考えてみるとわかると思いますが

◎頼んでもいないことや、見当外れのことを
「あなたのために!」とグイグイ押しつけられ、迫られたら?

◎確かに愛情を向けて、注いでいるのに
ことある毎に
愛が足りないと文句を言われたら?
拗ねられたり、意地を張られたら…?
信じてもらえなかったら…?
試されされ続けたら…?

あなたは、どう感じますか?

 

きっと

不安、怒り、不信、落胆などを感じるでしょう。

 

「愛されたい症候群」の人の言動は、そういうことになりがちです。

だから、結局は

相手との関係は、長く・穏やかに続かず壊れます。

 

また

愛されたくて相手にいい顔をしたり
イヤなことも「イヤ」と断ることなく受け入れてしまったり
「この人こそ!」と思い込んだら一途にのめり込みすぎたりしがちなので

●都合よく利用される
●騙されやすい
●粗末な扱いをされる
など、苦しい人間関係となるも、多くなってしまいます。

DVやモラハラのパートナーと離れたくても離れられない
ということにも、、、

 

このような人間関係では、
結局、安心を感じたり、心が満たされること無く
怒りやさみしさ(孤独)を感じることになります。

 

 

つまり

「愛されたい症候群」の人は
愛されたくて、さみしさを埋めたくてやったことで
それとは真逆の
「愛されない」「孤独」な自分になってしまうのです。

愛されるために愛するのは悲劇

愛されるよりも愛しなさい

など言われるのは、このためなのです。

 

愛着不全の問題

「愛されたい症候群」は
「人と人とを結ぶ絆」「愛着」が築けない問題と言えると思います。

 

愛着は
極幼少期に親(特定の養育者)から
無条件の愛情や関心をもらって
人とのつながりに安心安全を感じて、安定の絆が築かれます。

 

でも

何らかの理由で親から安心安全をもらえない環境で育つと

子どもは、自分の「存在」にも「居場所」にも
「人とのつながり」にも不安ばかりで
安心感で満たされることはありません。

 

まだ未熟でひとりでは居きられない子どもが
いつも不安で、さみしいのですから
誰かに愛されたいと願わずにはいられなくなるのは当然です。

 

この感覚を持ったまま、大人になって
「愛されたい症候群」になるのです。

 

「愛されたい症候群」を克服するために

このまま思考や行動上だけで
「愛され女子」
「愛され男子」
「愛され妻」など
もっと愛されることを目指すと

先ほど書いたように
歪んだ関わり方で
相手との関係破綻を繰り返してしまって
無意識にある「自分は愛されない」思い込みを
どんどん強化していくことになります。

生きづらさが強まっていきます。

人といい関係が築けない
それだけでなく
騙されたり、利用されるような粗末な扱いをされることにも
なってしまいます。

 

だから、「愛されたい症候群」克服には

自分の心の奥底に閉じ込めていた

本当は、親に
愛されたかった
自分を一番に大切にして欲しかった
ずっとさみしかった
ずっと怖かった

悲しさやさみしさや恐怖を見つめ直して
傷ついた幼い心を丁寧に癒していくことが必要です。

 

それから

自分はどんな人とどんな絆を築いていきたいのか?
どんな風に人と関わっていきたいのか?

これからの生き方や人との関わり方を考えて、選んで
少しずつ人との関わる練習を積み重ねるといいですね。

 

愛されることを望むばかりから
相手を愛することや、本当に相手のためを思うことなど
本当に自分が望む関わりが
出来るようになっていきますよ。

 

 

では、また。