あなたの近くに表裏の二面性がある人

いませんか?

 

例えば

●部下には厳しい態度や
上から目線で罵倒したり嫌味ばっかり言うのに
上司には猫なで声ですり寄ってごまをすってる人

●家の外(仕事)では腰が低く丁寧に振る舞って
「できる人」「いい人」と評判だが
家ではいつも不機嫌で、家族に対して暴君のような人

 

●とても仲良しと思っていたのに
実は、裏では私の悪口や根も葉もないウソを
言いふらしていた人

 

●リアルな人間関係ではおとなしいが
ネットでは批判や誹謗中傷を繰り返している人

 

このような二面性のある人に関わることや
巻き込まれることが多くありませんか?

または
人との関わり方を振り返ると
自分こそが、二面性のある人かも知れない、と
思っていませんか?

 

二面性のある人は
いつも不安や不満を抱えていて
人間関係は穏やかではいられず、揉めたり
嫌われたりして、孤独を感じてしまします。

 

二面性のある人に関わったり、巻き込まれる人は
裏切られた!そんな人だったなんて!と
モヤモヤ、イライラ、嫌な気持ちになったり
周りの人たちとの関係を乱されたり
いつの間にか仲間はずれにされていたり
人間関係で辛い思いをしてしまいます。

 

二面性のある人も、巻き込まれる人も
不安や怒りを感じることが多く
上手く行かない人間関係の悩みを抱えて
生きづらい人生となってしまいます。

今日は、このような二面性の人の心理と
巻き込まれ利用されない方法
そして、二面性の解決について書いてみますね。

二面性のある人の心理とは?

二面性のある人は

地位や権力や人気などがあって
自分より上だと思う人には
・キチンと対応する
・こびる、おもねる
・言うことを聞いて従順

一方で

自分より下と見る人には
・横柄な態度で雑に扱う
・抑えつける言動をする
・無視する
・バカにする

など
人間関係を上下関係で分けて振る舞いを変える人です。

 

 

実は、二面性のある人は

心の奥では

自分はダメだ
自分には価値が無い

自己否定して自己価値感が低い

加えて

人に嫌われるのを怖れすぎて
人と関わるのが苦手

というのが
よくあるパターンです。

 

分に自信が無く
自分の存在や価値などに不安が強いのです。

 

そんな自分の不安を避けるために

●他人から承認や愛情をもらいたい欲求
●権力を手に入れ支配したい欲求

に囚われています。

 

それが

人を上下関係で判断して行動を変える
【二面性】になって現れているのです。

二面性が表れるメカニズム

自分より上の力ある人、周りの人みんなに
「いい顔」「出来る自分」の「表の顔」をアピールして
喜ばせたり、認められることで
自分が力や存在価値を手に入れたように感じています。

 

しかし

他人を喜ばせたり認めてもらうには、

自分のことは後回しで、他人優先で動く
自分の気持ちは抑えて他人の機嫌取りの行動をする
など、いつも他人中心になるので

不満やストレスが貯まります。

 

そして

人との関わりがうまくできない上に

自分が頼りたい人以外は
どうでもいい人
自分のライバルや敵
自分より下の人

という認識で
他人を見下したりぞんざいに扱って

直接、支配欲を満たそうとしたり
ストレスのはけ口として
「裏の顔」を見せるのです。

 

最近話題に上ることが多い
パワハラ、モラハラ、カスハラなど
ハラスメントをする人に、社会的地位が高い人や
高かった人が多いと言われるのに、関係していると思います。

自分が二面性のある人かも?!このままでは??

例えば

●Aさんの腰巾着だったのに、Aさんが落ち目になると
素早くBさんに乗り換える

●下に見る人には
どんどん態度がエスカレートして支配し続ける

のように、

二面性のある人の行動は
他人から承認や愛情をもらいたい欲求や
権力を手に入れ支配したい欲求という
自分の欲求を満たす道具として
他人を【利用】するものです。

 

二面性がある人は
自分の二面性には、無自覚の場合も多いですが

このままでは

●人からの信頼や親愛は得られない
●自分では何も成し遂げていないので
自信は付かないまま
●怒りは貯まる
●表と裏の自分が解離する

なので

◎不安やストレスは増すばかりで苦しくなり

◎家族、仕事関係、友人など親しい人間関係は
破綻して孤独になってしまいます。

 

二面性のある人の心理的原因と解決

・親が否定的、支配的
・親が二面性のある人だった
・親に愛情や承認の欲求を満たしてもらえなかった など

二面性のある人は、幼少期の親子関係で
不安や恐怖などネガティブな感情を日常的に感じて
心に傷付きを負っています。

 

自分の愛情や承認の欲求不満を埋めて
できるだけ安心安全に保つために
二面性のある人を無意識にやってしまうのです。

 

二面性のある人とは

他人を頼りながら利用する「依存タイプの人」だと言えます。

だから

二面性を解決するためには

まず

この人の前(こちら)では、どうしている?
あの人の前(あちら)では、どうしている?

客観的に、冷静に、自分の行動を振り返り
自分の二面性に気づくことが必要です。

 

それから

自分のトラウマ、愛着や自己否定の問題など
心の問題を丁寧に扱って癒して
心理的自立を促し

これからの自分の人生や自分の人間関係を考えながら
行動を変えていくことが
二面性を解決していくことにつながります。

 

二面性のある人に巻き込まれ、利用されやすい人

さて、二面性ある人に頼られたり
攻撃や支配されたりと
巻き込まれ、利用されやすい人もいますね。

 

 

頼られる人としては

・地位、力、人気、などがある人
・面倒見がいい人
・自己否定している人
・自己愛の人
・依存傾向にある人

 

攻撃や支配されやすいのは

・自分から人の下にもぐりやすい人
・自分の気持ちを表現しない人
・人に嫌われるのが怖い人
・世話好きな人
・自己否定が強い人
・依存傾向がある人(支配を受け入れやすい人)

などの特徴があります。

 

巻き込まれたり、利用されないために大切な事は

●自分が自立すること
(自分と人との境界線を確立すること)

●その人の周りの人たちへの態度や行動を
よく見ること

 

二面性がある人は
上手に面を使い分けて、一方の面しか見せないので
なかなかわかりにくいですが
できるだけ
その人の全体を見るようにしてみましょう。

 

おかしいな、イヤだなと感じたら
自分を振り返ることと
その人と距離をとることが大事ですよ。

 

 

【二面性】の心の問題を解決することは
いい人間関係を築いたり
どんな人とでも自分が楽に居られるようになることに
つながっていきますよ。

 

では、また。