あなたは、「人に親切にされたり、優しくされるのが苦手」
ではありませんか?
意外と、優しくされるのが苦手な人っているんですよ。
これは、単に、「日本人らしい謙虚さ」や
「遠慮深い性格」というものではなく
実は、その心の奥には
「自分という存在に対する感覚や評価」や「生き方」「人間関係の築き方」に影響を与えるような
とても重要な思い込みや傷付きが隠れていることがあります。
今日は、「人に優しくされるのが苦手」な心理について深掘りしてみます。
ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。

人に優しくされるのが苦手
さて、あなたは
過剰でもなく
押しつけでもなく
見返りを求めるものでもなく
ただ何気ない親切や
本当に善意や親愛からの優しさや親切であっても
「うれしさ」や「安心」ではなく
なぜか、居心地の悪さや違和感を覚えてしまい
●「すみません!」と謝ってしまう
●どうしたらいいのかわからなくなって距離を取る
●つい反発してしまう
●申し訳ない気持ちになる
●「何か裏があるのでは?」などと疑ってしまう
このように
つい、拒否したり、遠慮したりしてしまっていませんか?
そして
「せっかく優しくしてくれたのに…
素直に受け取れない私は嫌な人なのかも」と
自分を責めてしまうこともあるかもしれません。

人に優しくされるのが苦手な人の心の奥には
「私は、そんなに大切にされる存在ではない」
「私は、人から優しくされるような人間ではない」
という思い込みが隠れていることがあります。
人の優しさや親切が苦手・落ち着かない理由
たとえば
「疲れたら休んでいいよ」
「あなたのことを大切に思っているよ」
「手伝うから頼ってね」
そんな言葉をかけられたとします。
頭では、「うれしいはず」「喜んで受け取ったらいい」と思いながらも
なぜか
「私なんかに、そんなにしてもらうのは申し訳ない」
「本当にそう思ってるの?」
「何か裏があるんじゃない?」
「こんな私を大切にしてくれるはずがない」
と感じる。
あるいは、優しくされるほど、
相手から離れたくなることも、、、。

なぜなら
「優しくされる」「大切にされる」という体験そのものが
自分の中にある自己認識と合わないからです。
「私は大切にされる存在ではない」
「私なんか誰からも優しくされるはずがない」
という思い込みが強ければ、
「あなたは大切だよ」
「いつでも助けるよ」
という相手の態度のほうを、
「何かおかしい」と感じてしまうことがあるのです。
「私は重要な存在であってはいけない」という思い込み
「優しくされるのが苦手」
というのは
単に、「優しさを受け取る練習」で解決する、という問題ではないことがあります。
なぜなら、このことには
「私は重要な存在であってはいけない」
「愛着を感じてはいけない」
という、実は、自分の存在自体を否定したり
人とつながることを拒絶するかのような重要な思い込み(禁止令)が
関係していることがあるからです。
これまで、ずっと
・自分より人を優先する
・迷惑をかけないようにする
・人の役に立たなければいけない
・私が頑張ればうまくいく
・私は一人で頑張るしかない
そんな風にして生きてきた人。
つまり
「私は大切にされていい」
という感覚そのものが育っていないことがあるのです。
だから
優しくされたり、大切にされると
心や体は、うれしさや安心、「ありがとう」という感覚や気持ちではなく
不安や違和感を感じてしまいます。
大切にしてもらえなかった愛着の傷
さらに、その根っこには
幼い頃の親や周りの人との関係で
「大切にしてもらえなかった」心の傷付きがあることが多いのです。
・本当は、甘えたかった
・本当は、話を聞いて欲しかった
・本当は、守って欲しかった
・本当は、安心させて欲しかった
・本当は、私を優先して欲しかった
・本当は、私の気持ちを受け止めて欲しかった など
でも、それが叶わなかったり
自分より親や周りの人を優先しなければならなかったりしたことで
「私の気持ちは、たいしたものではない」
「私は、大切な存在じゃない」
「ありのままの私は、人とつながれない」
という感覚が残り、心の土台を傷つけてしまうことがあります。
そして
その時の幼いあなたは
これ以上痛みを感じないためや
人とのつながりを失わないために
「私は、大切な存在であってはいけない」
という思い込みを持って、生きるために適応してきました。
それが、大人になってからも残っているので
人から優しくされると
今までの自分の思い込みや生き方と矛盾するため
不安になったり、落ち着かなくなってしまうのです。
人間関係への影響も
人に優しくされるのが苦手だと
相手には、不快感や違和感を抱かせたり
相手との心理的距離が離れてしまって
良好な関係を築けないことにつながってしまう場合もあります。
また
人の優しさや親切が苦手な人は
自分が、人に対して優しくすることも苦手なことも多く
◎思いやりや情で人に関わることができない
◎自己犠牲的な親切をしてしまう
◎余計なお節介やお世話をしてしまう
など
温かな感情で人と関わることに難しさや問題を抱えやすいです。
優しくされるのが苦手な自分を責めなくていい
人の優しさや親切が苦手な人には、苦手になった原因があります。
「せっかく優しくしてくれたのだから、ありがたく受け取らなくちゃ」
「人の優しさが受け取れないなんて、私はダメな人間だ」
「ちゃんと受け取れるようにならなくちゃ」
と、自分を責めたり、無理に自分を変えようとしなくてもいいのです。
それよりも
「私は、どうして大切にされるのが落ち着かないんだろう?」
「私は、人から優しくされると、どんな感覚になるのだろう?」
「もし、優しさを受け取ったら、何が起こりそうなんだろう?」
と、自分の内側を見て欲しいと思います。
そこには、
「私は重要な存在であってはいけない」
「私より人を優先しなければならない」
「大切にされるはずがない」
という、長い間あなたを守ってきた思い込みがあるのかもしれません。
そして、その思い込みのさらに奥には、
本当は大切にされたかった。
本当は、自分も大切な存在だと感じたかった。
そんな、幼い頃のあなたの「大切な気持ち」「傷ついた気持ち」が隠れているかもしれません。
「私は大切な存在だ」と感じられる自分へ
人の優しさを受け取らなくても
人に優しく親切にしなくても
生きていくことには別に何の問題もない
と思うかもしれませんが
それは
自分が自分を大切に扱っていないことにつながっています。
また、人間関係も、殺伐とした、思いやりのない、人間味のないものになるではないでしょうか?
人との温かい関わりを持てなくなるかもしれません。
心理セラピーでは、
「もっと自分を大切にしましょう」と頭での理解を進めたり
無理に行動を変えるのではなく
なぜ私は、自分を大切にできなくなったのか。
その背景にある感情や体の感覚、
人との関係の中で身につけてきた生き方を、
少しずつ丁寧に見ていきます。

「大切にされるはずがない」と思っていた自分から、
「私は大切な存在だ」
「私は優しくされていい」
と自然に感じられる自分へ。
その変化は
人から優しくされることを受け取れるようになるだけでなく、
これからの人間関係や生き方そのものを変えていくのではないでしょうか。

自分を大切に思えるようになる
↓
人からの優しさを素直に受け取れる
↓
人にも自然に優しくできる
自然にお互いを尊重し、思いやる関係性を築くことにつながっていくでしょう。
では、また。
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