ある女性は
仕事と職場の人間関係に不満を抱えて、悩んでいました。

・周りは何もしないのに、どうして自分だけが忙しい?!
・あの人がダメ、この人が悪い
・このシステム、全然ダメ などなど

あなたも日常で周りへの不満を抱えていませんか?

 

今日は、「周囲への不満が止まらない」について書いてみますね。

いつも怒りで仕事や人との関係を終わらせる

転職を繰り返す

こんにちは。
心理セラピスト待鳥智美です。

 

さて、ある女性とは、派遣で働く40代の方です。

 

彼女曰く

何をするにも自分は一人で頑張っている

誰にも頼れないし
誰も助けてくれない
誰も認めてくれない

だから、いつも、
周りの人や環境に不満を抱えてイライラする

もっともっと、と頑張るしかない
人間関係もうまくいかない

しばらくすると体調を崩してしまった

怒りが止まらない

もう疲れた、仕事を辞めようかな?

 

彼女は、これまでいくつかの仕事に就きましたが

どこででも
上司の期待に応えようと一生懸命に頑張ったり
同僚を助けようと
積極的に仕事や面倒事を引き受けては
オーバーワークで体調を崩したり

上司や同僚、職場環境などに不満や怒りを感じたり
職場の人たちとなじめず疎外感を感じることが原因で
転職を繰り返していました。

 

褒められても受け取らない

よくよく話を聞いてみると

実際は、彼女は

「よく頑張っているね」
「この前の資料よく出来ていたよ」など
度々褒められ、認められていました。

でも
「たまたまです」とか
「自分なんか、○○さんに比べるとまだまだ…」
(どうせお世辞でしょう??)などと
謙遜したり遠慮したり、受け流していました。

そして
○○さんより出来るように!
次も期待に応えられるように!
もっと認められるように!と

同僚をライバル視したり
上司からの評価を気にしたりしていました。

 

・周りの人を気にする
・人に自分の価値を委ねる など
他人軸になるほどに
どんどん人の目や人からの評価が怖くなります。

職場の誰にも、彼女は安心できなくなっていったのです。

 

さらに、彼女は
自分が忙しくても
仕事を頼まれると断らずに引き受け

同僚から「大丈夫?」と問われれば
「大丈夫!任せて!」と答え

忙しそうな同僚には自ら
「手伝おうか?」と声をかけていました。

 

つまりは

●周りの人を気にしすぎる
●認められていることを受け入れない
●自分から助けを求めない
●人の助けを拒絶する
●自分のキャパを越えても仕事を抱え込む
などを、彼女自身が選んでやっていたのです。

 

これでは
いつも余裕が無く忙しくて
不満や不安が貯まり、イライラ
仕事に行くことが辛く、嫌になっていくばかり
というのがよくわかりますね。

 

あなたも似たようなことをやっていませんか?

自己否定と認知の歪み

現実は先ほどのようでも
彼女の心の中では次のようなことが起きていました。

●「自分は不当に扱われている」
「みんなから仕事を押しつけられている」など
いつも「~される」受け身の姿勢で、被害者意識に囚われている

●周りの人たちに不満や怒りを感じ
「みんなダメね」と周りの人たちを見下している

●「自分は役立たなかったら、ここに居られなくなる」
「みんなは自分を除け者にしている」と
不安やさみしさを感じている

●「自分はダメ、劣っている」と劣等感を持ち自己否定している

このように
現実とは違う自分なりの物事の解釈をしていることを
「認知の歪み」と言います。

 

自己否定して、歪んだ認知を持って
『出来る自分にならなければ
嫌われて孤独になる、居場所が無くなる』と
孤独の不安や恐怖があって
この不安を感じないために、常に頑張っています。

 

頼まれた仕事も
頼まれていない仕事も
自ら何でも抱え込み、オーバーワークで
疲労やストレスが貯まり
イライラしやすくなる悪循環に陥っていました。

 

さらに

自己否定の不安を避けるために頑張っている投影
頑張っていない様に見える周りの人に不満や怒りを感じたり

周りの人より上に立っていたいと思い
見下し(マウンティング)バカにしたりしていたのです。

しかし、それは表には出さず、「いい顔」「いい人」を
演じ続けているので、ますますイライラが募ります。

内心では、相手に怒り、相手をバカにしているのですから
本人は無意識だとしても、表に出してないつもりでも
当然、それは言葉の端々や態度には出てしまい
周囲の人にも伝わります。

 

このような態度をとられたら
相手はどう思うでしょうか?

きっと

なんだか嫌な人、怖い人、面倒くさい人
よくわからない人などと思うでしょう。

 

だから

彼女は、周囲の人から避けられ距離をとられたり
揉めたりして、いたのです。

 

トラウマ、心の傷つきがある

幼い子どもは、未熟で、非力で、未発達で
誰かに守ってもらい、愛情をかけて世話をしてもらわなければ
安心して、健やかに成長できません。

 

●自分を守って欲しい人(多くの場合親)に守ってもらえない

それどころか

●その人こそが自分を攻撃や否定で危険にさらす
 張本人だったりする

●自分が頼りたい人に拒絶や無視をされて
 頼れない、甘えられない

このような場合
幼い子どもが感じる不安や恐怖は
耐えがたい傷付きで、トラウマとなりやすいです。

安心したい、愛されたいという基本的な欲求が
満たされない不満や怒りも積もります。

そして
このような自分ではどうにもできない状況で

何とか自分を納得させたり
これの以上の傷つきから自分を守るために

自分の感情や感覚をマヒさせたり、我慢するようになったり

◎自分は何も出来ない
◎自分はダメだから見捨てられる
◎自分は嫌われてひとりぼっちになる
◎自分が悪いから助けてもらえない
◎こんな自分は人に迷惑をかける存在だ
◎自分は頑張って人を喜ばせなければ見捨てられる など

間違った自己認識(自己否定)や歪んだ認知を持つようになります。

解決に必要なトラウマケア

周りへの不満が止まらないことを解決したいとき

トラウマや、自己否定、愛着など
自分の心理的問題を解決することが
遠回りのように見えて、実は近道、となります。

人は誰でも

【いいところも、ダメなところもある】

等身大のありのままの自分を
自分が受け入れていくことが、悩みの解決にとても大切です。

 

まずは、自分の心の中で起きていることの整理から
始めてみるといいですね。

 

心理カウンセリング、セラピーセッション、心理のワークショップを
ご自身に合わせてご利用くださいね。

 

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では、また。