こんにちは。
福岡・北九州のリトリーブサイコセラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。
地域によって緊急事態宣言が解除されてきましたね。
気持ちや行動が一気に緩みすぎると、第2波~が心配されます。
気をつけるポイントを抑えて行動しましょうね。
自分もみんなも守ることにつながります。
今日は、何かを決めるとき「どうしよう」「どうしたらいい?」と答えが出せず、イライラしてしまうという悩みについてお話ししていきます。
「どうしてあの人はいつも好きなことをやってイキイキとしていられるんだろう」
「どうして自分はアレコレ考え過ぎて結局決めれないんだろう」
そんな風に思ったことはありませんか?
みんなで話し合って決めることでは無く、
例えば、ランチのメニューを見つめながら…、洋服を買いに来て…、何かを始めたいと思ったときに…など
自分で決めて何の問題も無いことでも、いつまでも悩むクセがある人についてです。
どうしていつも決められないのか、理由を知ると、解決への道筋が見えてくるはずです。
自分で決められると、スッキリ気持ちよくいられるようになりますよ。
時間やお金の無駄も減ります!
決められないことの問題点
ダラダラと悩んでしまい、決められないというのは「早く決めたらいいのにー!」と自分も周りの人もイライラしやすくなりますね。
それだけでなく、決められないことで、更に問題が起こります。
・周りの人に、さらにイヤな気持ちを感じる
・時間やお金の浪費
・対等で良好な人間関係が築けない
・自分を責める
具体的には
・自分では決めないけど、人が決めたことには文句を言う
・決められない自分はダメだと感じて落ち込んだり責めたりする
・一旦決めても、他の方が良かったと後悔する
・常に頼る人を探している
・本当に欲しいものは手に入らない(人をうらやみ、妬む)
・空気を読むことに長ける「いい人」風だが、内心我慢や不満を募らせている(言い訳、陰口、八つ当たり)
・時間やお金の浪費クセ(安物買いの銭失い)
・条件や付加価値が気になる(決める基準を探し回る)
決められない理由
決められない人には、次のことが当てはまると思います。
どれか単独で、というより、重なり合っていることが多いかもしれません。
●自分を優先できない
●自分の頭で考えられない
●自分で決められない
●自分の気持ちや感覚がわからない
重なり合っているということは、その根っこの問題も重なりつながっていることが多いです。
その根っこは、恐怖を避けたいことにあります。
自分を優先すれば、怒られる、嫌われる→見捨てられる
自分で考えて答えを出せば、ダメ出しされる、笑われる→この場に居られない
自分で決めてしまえば、失敗する、責任を取らされる→生きていけない
自分の欲求や気持ちを出したら、受け止めてもらえない→一人ぼっちで孤独
こんな恐怖を感じていたくない → 自分の欲求や気持ちを感じて決めることが怖い
『決められないことは、いろいろと、嫌だな~』と悩んでいるのですが…
『決めなければ、誰かに構ってもらえるから、責任をとらなくていいから、怒られないから、嫌われないから、、、恐怖を感じなくて済むから、良かった!』
と心の底で安心しています。
「決められない」悩みを持つ人は、
●決めれば→「良かった」というメリットの方を失って、恐怖を感じてしまう
●決められなければ→自分はダメだ・嫌だと感じてしまう
決めることも怖い、決めないことも嫌だと、挟まれて身動きが取れないから(ダブルバインド)、ずっとモヤモヤ、イライラを続けてるのです。
解決してスッキリと満足した日々を過ごすためには、どうしたらいいのでしょう。
解決するために
自分の気持ちを優先して好きなものを選んで、心地良くいたい
スッキリと気持ちよく過ごしたい
考えを重ねて、自分で決めて、納得したい
浪費を控えて本当に欲しいものを手に入れたい
人と気持ちを通じ合わせてもっと仲良くなりたい
そう思いませんか?
自分で決めることに紐付く恐怖を扱う
そのためには
まず始めに、自分で決めることに紐付いている恐怖の感覚を、緩めることが必要です。
次のような幼い頃の親子の関わりは、子どもに自分の気持ちや欲求や考えを出して自分で決めることやその結果に恐怖を覚えさせてしまいます。
〇過保護・過干渉な親に、全てを指示され決められてきた
〇自分の気持ちを誰も受け止めてくれなかった
〇家庭がピリピリしていて自分の欲求を出せなかった
〇自分が選んだものは否定されていた
〇親が大変そうだったので自分は我慢していた
〇自分の気持ちを出すと、わがままだ、自分勝手だと怒られた など
この恐怖は、幼い子どもにとって、一人ではどうしようも無いほどとても強烈な避けたい感情になります。
同時に、自分は大切にされない人間だ、何をしてもうまくいかないダメな人間だ、自分で選ぶ力が無い、など自己否定的なイメージを持ってしまいます。
大人になった今、心理セラピストなど信頼できる人と一緒に、改めて幼い頃の親子の関わりを見直すことで、自分で決めることへの恐怖が薄れて、自分を大切にする感覚が身についていきますよ。
根本の問題を丁寧に扱うことが重要です。
決めるときの2つのポイント
恐怖が緩んだら、最初は小さなことから決めていきましょう。
その時に大切にする2つのポイントがあります。
1⃣ 自分の気持ちや感覚(好き、嫌い、欲しい、要らない、大切にしたい、やりたい、やりたくない、心地いい…など)に素直に従ってみる。
2⃣ 結果を受け止める
自分で自由に決めるには、決めたことの結果も責任も自分で受け止めることが含まれてます。
セットです。
自由に決めるだけで、その結果を自分で受け止められないとなると、結局、決めることをやめてしまいます。
結果を受け止めることも、練習と思ってトライしてくださいね。
自分で決めて、その結果を受け止めていくことを繰り返していくと、なぜ失敗したのか?次はどうしようかな?と次のために自分で考えて行動できるようになっていきます。
『私は、何を感じているんだろう?』
『私は、どうしたい?』
自分に意識を向けて、感じるようにすると、うまくいきやすいですよ。
なので、
最初は、ランチなどの食べ物、自分の持ち物などを決めることから始めることが、簡単かと思いますよ。
もし、失敗しても、それも楽しんでいく!くらいで◎です!
それから、だんだんと決めるものを増やしたり、大きくしたり、深めたりしていくといいですね。
普段あまり意識しないかもしれませんが、私たちの日常は、決めることの連続です。
一つ一つが積み重なると、一日がかなり楽に感じられると思います。
そして、大きく見てみると、自分の生き方を、自分で選んでいくことになりますね。
あなたは、自分の毎日をどんな風に過ごしたいですか?
どんな風に人生を歩みたいですか?
では、また~。