こんにちは。
北九州の心理セラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。
リトリーブサイコセラピー®という心理療法で「あなたが本当に望む自分に戻る」お手伝いをしています。
朝晩と昼間の気温差に体調を崩さないようにしなくちゃ、と思う日々です。
甘えさせたいけど、わからない
今日は、子育ての話題。
子育てをしていて、「子どもをたっぷり甘えさせてあげたいと思う。
だけど、子どもが近づいてきたらどうしていいのかわからない。
どこまで(いつまで)いいのかわからない。
やりすぎるとわがままな子になりそうで不安。」という声を聞きます。
このように悩むお母さんは、
子どもにたっぷりと愛情をかけたいと思っていて、そのことに一生懸命でこだわりがあるのだと思います。
だけど、どこまでとか、どうやってとか、わからないと悩むのです。
一生懸命なことがよく伝わってきます。
結論から言えば、
【子どもが欲しがるだけ、満足するまで、甘えさせたらいい】です。
満たされれば、離れていくし、足りなくなれば、またもらいに来るのですから。
「甘えさせる」と「甘やかす」の違い
「甘えさせる」とは、子どもが、愛し愛されてるという温かさや安心という感覚を持つことができるようにすること。
十分に甘えさせてもらった子どもは、自分の存在そのものを信じることができ、
無条件にここに居ていいという安心感を持つようになります。
『愛着』と言われる、自分を大切に思えることと、人と絆を結ぶ力を持つことにつながります。
具体的な行動としては、抱っこする、触れる、見つめる、うなずく、微笑みかけるなどでしょうか。
子どもに、意識を向けること全般ですね。
一方、「甘やかす」とは、口を出し、手を出し、いろいろやってあげることや、物を与えること。
(本当は、親自身が、じっと待つことや、見守ることができないということなのです。)
やりすぎると、子どもは、「わがまま」と言われるようなゆがんだ自己愛を持ったり、自分で生きる力を持つことができなくなるでしょう。
「甘えさせる」と「甘やかす」は、全然違うものなのです。
だから、心配せずに、子どもが欲しがるだけ、満足するまで、じっくり、しっかり「甘えさせる」といい。
どうして悩んでしまうのか?
違いがわからない、どこまでならいいのかわからないと悩むのは、
自分自身が子どもの時に、満足するまで甘えさせてもらうという経験をしていないからです。
自分が、満足するまで甘えさせてもらっていない。
または、条件つきでしか甘えさせてもらっていない。
条件つきとは、いい子にしていたらとか、何かができたらとか、妹弟ができるまではとか、お母さんの機嫌がいい時はとか…
自分が、無条件に、満足するまでという安心の感覚で満たされていない。
つまり
自分の中の「安心感」の器が満たされていないと…
→人に与えることはできない。
または、ムダに一生懸命に頑張らなければ与えられない。
→不安を感じ、それを埋めようと、人を思う通りにコントロールしたくなる。
思い当たることがあるのではないでしょうか。
・子育てがつらい、苦しい。
・子どもを愛したいと思うが、どうしていいのかわからない。
・無邪気な子どもを見ると腹が立つ。
・「甘えさせる」やり方がわからない。
・過保護、過干渉になってしまう。
自分の中の、無条件に満たされたるという「安心感」の器の中身はどうですか?
目の前の子どもや、方法を「どうしたらいいの?」「わからない」と悩むより
自分の中を見つめてみると、「自分は本当はどうしたいのか?」がわかり、
楽に子どもと向き合えるようになるかもしれません。
では、また~。
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