こんにちは!
北九州の心理セラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。
リトリーブサイコセラピーという心理療法で「あなたが本当に望む自分に戻る」お手伝いをしています。
オリンピック、盛り上がってますね。
毎日、テレビで応援してました。
特に、カーリング女子チームは、かわいいですね。
あと少しで閉会と思うと、さみしい。
今日のテーマは、『子どもの失敗、成長を待てないお母さん』です。
「待てない」お母さん
親子が集まる場にいると、よく、こういう言葉や態度が見聞きされます。
・○○しなさい
・○○してはダメ
・もうお母さんは知らないよ
・いうことをききなさい
・どうして出来ないの
・早くしなさい
「やることがトロくて、イライラしてしまい、見ていられない」
「こうしたらいいのに、なんでできないのかと、イラッとする」
「失敗したら、かわいそう、恥ずかしい(子どもが、または自分が)と、心配する」
という意見で、口を出したり、手を出したりしているようです。
過保護や過干渉と言われることですが、どちらでも「待てない」ということが共通しています。
子どものためにと言っているようですが、お母さんの不安定さが大きいために、お母さんの思うように行かないことや、お母さんのペースで物事が進まないことが、安心して「待てない」のです。
子どもとたくさんかかわることは大切です。
しかし、上のようなかかわり方では、たくさんかかわっているようでも、子どもが求めているものや求めているときではないのですから、その質というか内容には問題がありそうです。
子どもは、心配してもらっている、見守ってもらっているという安心ではなく、言うことをきかされている、監視されているという息苦しさを感じるのではないでしょうか。
例えば、子どもは、走って、こけて、痛い思いをして、こけないように気を付けたり、こけても手をつくなどの対処を身に付けます。
痛くて泣けば「痛かったね」と受け止めてもらい、できれば「良かったね」と一緒に喜んでくれる人がいると、痛さは半減、喜びは増すでしょう。
やってみようと思って、やってみて、思うように行かなくて、どうしたらいいのかと考えて、またやってみる、ということを繰り返しながら、上達し、成長していきます。
それが、子どもが自然に求めている、『成長の喜び』なのだと思います。
成長の喜びを知っている子どもは、積極的に、自発的に、自信をもって物事や他人に接していくようになります。
失敗しても、次があるということを感覚として知っているので、またチャレンジし、成長していくのです。
成長の喜び知らない子ども
やることを決められたり、止められたり、自分の思うようにやってみるという経験がなく、成長の喜びを感じられなかった子どもは、どうなるのでしょう?
自由な発想を持つこと、自分を表現すること、チャレンジすることに消極的になります。
すると、そつなくこなせる範囲のことや、言われたことをやることはできるようになり、大失敗や大挫折はないかもしれない。
けれど、その範囲では、満足感や達成感を感じることや、大成功を収めることはないのではないでしょうか。
また、他人とのかかわりにも傷つくことを怖れるため、親しくなることを煩わしく思うようになるでしょう。
失敗や責任を避け、小さな一人の世界で生きることは、その子にとって楽しいものですか?本当に望むもの、満足するものですか?
どうして「待てない」のか
では、「待てない」お母さんの中では何がおきているのでしょう。
〇自分も息苦しい不安な経験しかしたことがないので、安心して見守ることができない
〇『失敗は成功のもと』という感覚がなく、失敗は恐ろしいものというイメージ
〇相手が自分の言うことをきかないことは、自分のことを否定されているように感じる
これは、幼いころの親とのかかわり方が大きく影響しています。
いつも指示され、失敗を叱られ、かと言ってできても褒めてもらえず、親の言う通りにしなければならない義務感が強く、自分らしい、子どもらしい子ども時代を過ごしていなかった。
子どもにとって、繰り返されるこれらのことは、怒り、悲しみ、苦しみ、恐怖を感じるものだったでしょう。
しかし、幼い自分が親の元にいるためには、これらの感情を心の奥に閉じ込めて、やり過ごすしかなかったのです。
そうでなければ、もっとひどく怒られたり、見捨てられるようなもっともっと大きな恐怖を味わうことになっていたでしょう。
そうして、怒り、悲しみ、恐怖を閉じ込めたまま(持ち続けたまま)、大人になって、お母さんになっているのです。
子どもと接するときの感覚は、安心や温かさとは程遠く、いつもイライラや、不安など不安定さを感じていませんか?
気づけば、あんなに嫌だった、怖かった、大好きだったお母さんのように、振る舞っていませんか?
お母さん同士で、子どもにイラッとすることを愚痴りあっていれば、または、子どもの寝顔に「ごめんね」と謝っていれば、イライラは解消され、もう過干渉は繰り返さずに済むのでしょうか?
そんなことはないと思います。
イライラや、心配という現象の奥には、いつも閉じ込めた心の痛みを隠しています。
失敗を恐れ、責任(自分で決めること)から逃れ、煩わしい親密な人間関係も避けていては、自分の心の中をさらけ出すということが、これまでとても少なかったのではないでしょうか。
「待てない」お母さんをやめるには、閉じ込めたままの心の痛みを、表に出して、優しくいたわって、解放してあげることが必要です。
そして、「やり過ごさなければ、もっと怖いことが起こる」と怖れていたことが、今は現実には起きないのだと、実感し、安心を感じることができるようになることも。
安心や温もりの感覚で子どもとかかわることができると、いろんなことが気にならなくなり、いつの間にか「待てる」お母さんになっているものです。
では、また~。(*^-^*)
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