こんにちは!
福岡・北九州の心理セラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。
リトリーブサイコセラピーという心理療法で、絡み合った心の糸を解きほぐし、問題解決のお手伝いをしています。
冬支度をしなくちゃと思いながらもなかなかできていません。
夏の片付けも…(扇風機はまだそのまま)。
庭の花と野菜の植え替えはしましたよ!
今日は、「頼まれたら、断れないんです。」というお悩みについて。
頼まれたら断れない
こちらの気持ちや好み、都合などお構いなしに
「これ、あげる。もらってね。」
「これ、あなたならできると思うから、やってね。」
「ねえ、あなたもそう思うでしょ?」
と一見、好意のように、相手のことを認めているように思えるけれど、
単なる押し付け。
という行為をする人が、あなたの周りにはいませんか?
あなたは、そんな人に困っていませんか?!
どうしたらいいのかというと……
答え
断るなら、はっきり「いらない」「やりません」「違います」と言う。
引き受けるなら、「ありがとう」「やります」「そうです」と言う。
これで解決ですね!☆
「そんなのわかってる!でも、できない!」
できないから、悩むのですよね。
Sさんの場合
~~~~~~
友達:「これね、本当は黒以外の色が欲しかったの。
でも、他の色は売れちゃって、黒が最後の一つだって。
お店の人が、めっちゃ勧めてきたから、買っちゃった。
でも…、
やっぱり、わたし、黒好きじゃないから、あなたにあげる!
もらってくれるでしょ。」
Sさん:「えーと……」
(断る?断ったら嫌われる?イヤな人と思われる?
もらう?もらったらお返しとか…
どうする?どうしたいの?私!!)
~~~~~~
はっきり言えばいいとわかっている。
けれど、どうしてだか、それができない。
Sさんは、他の場面でも、似たような経験をよくしていました。
頼まれれば、断ることができずに引き受けてしまう。
「あなたもそう思うでしょ?」と言われれば、何となく同意してしまう。
「どう思う?」と聞かれても、自分の意見が言えない。など
悩みを話せる友達はなく、仕事はどんどん忙しくなり、気持ちも沈みがちに
なってしまい、困っていました。
Sさんは
自分の気持ちよりも、相手の気持ちや、相手にどう思われるか、
相手の顔色が気になってしまって、断れない。
そもそも、自分の気持ちがよくわからない。
良く言えば、「優しいひと」ということにもなるかもしれませんが、
それで困っているのであれば、問題ありですよね。
・自分の気持ちがわからない
・自分より相手を優先する
・相手を喜ばせたい、期待に応えたい
という相手優先で『自分がないひと』なことが悩みを引き起こしているのです。
相手を喜ばせたい
『自分がないひと』のSさんは、相手を喜ばせて、相手に頼りにされ、必要とされる
ことで自分の満足感や存在意義を保とうとします。
自分の満足のためには、必ず、相手が必要なので、相手の言うことを聞き
コントロールされているのですが、
喜ばせて頼りになることで相手の好意を引き出し、自分の存在を認めさせている
という意味で、相手をコントロールしてもいます。
相手は、Sさんを思うようにコントロールながら、自分を満足させてくれるSさんの
存在によって、自分の存在意義や価値を感じています。
いろんなパターンがありますが、このように、お互いが他者を頼り、
他者に必要とされることで自分の存在意義を見いだす関係を共依存といいます。
幼い頃
この生き方は、幼い頃の親とのかかわりの中で身に付けたものです。
Sさんのお父さんはとても仕事が忙しく、家庭を顧みない人でした。
同居の祖母に気を使いながら、忙しく家事、育児に追われるお母さんは
いつも「あれをやって」「これはダメよ」と口うるさく指示を出しました。
幼いSさんは、自分の気持ちや考えは出さずに言いつけを守り、
いい子でいてお母さんを手伝い、喜ばせることで、
自分の満足や安心を感じられていたのです。
お母さんは、Sさんに頼り、
Sさんは、お母さんを喜ばせる。
この感覚を持ったまま大人になり、今の人間関係でも同じことを繰り返しているのです。
〈自分の気持ちをはっきり言えばいい。〉
という答えがわかったとしても、そうすることはできません。
なぜなら、自分の気持ちを優先させれば、
満足はない!見捨てられるかもしれない不安!
自分の存在する意味がない!というたくさんの恐怖が襲ってくるからです。
役に立たない自分でごめんなさい!という無価値感や罪悪感も感じるでしょう。
大きな恐怖や罪悪感などを感じることを、選べるでしょうか?
選べないですよね。
だけど、相手を優先し続けるのも苦しい。もう、身も心も疲れた。
このように、自分を優先させても苦しい、相手を優先させるのも苦しいという
どちらを選んでも苦しい状態をダブルバインド(二重拘束)と言います。
ダブルバインド(二重拘束)は、「こうしよう」と思いながら「こうしてはダメだ」と思い、
同時に、「こうしない」と思いながら「しないのもダメだ」というように、
するのもしないのも、どちらもダメで、どちらも選べないという訳の分からない
状態になってしまうのです。
ダブルバインドも何パターンもあり、いろいろなパターンを持つほどに、
自分の思うように生きられないという生きづらさにつながります。
また、お互いがお互いをコントロールしながら頼るという共依存の関係は、
ダブルバインドと密接に関係しています。
答えがあっても進めない場合
『こうすればうまくいく』という答えがあっても、そう進めない場合、
心の問題を見直すことが、解決への近道となると思います。
Sさんは、複雑に絡んだ自分の現状を知ることから始め、
少しずつ絡まりを解きほぐすことを始めています。
自分の中に生きる力を感じるようになってきたそうです。
では、また~。
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