子どもを育てている人は、子ども一人一人の取扱説明書という傾向と対策のようなものを
持っているのではないでしょうか?
こんにちは。
福岡・北九州の心理セラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。
リトリーブサイコセラピー®という心理療法で「あなたが本当に望む自分に戻る」お手伝いをしています。
はっきり意識するほどではなくても
・食べ物、着る服、持ち物、友達などの好き嫌い
・落ち込んだとき、悲しんでいるとき、励ますとき、叱るとき、どうするのがいいのか
これまでの経験からいろいろなデータを積み重ねた「取扱説明書」を持っていませんか。
成長や好みの変化には、最新情報を上書きしているのではないでしょうか?
これは、子どもに限った話ではなく、家族や友人、仕事関係の人にも。
相手に喜んでもらうために
相手を怒らせない・嫌われないために
相手との関係を円滑にするために、『かかわりある人の取扱説明書』持ってますね。
さて、私たちは、同じように、『私の取扱説明書』も持っています。
私は、こういう人
私は、○○が好き、嫌い
私は、こういう時はこうする
って言う感じでね
よく知らない人の「私って、○○じゃないですか~?」っていうアピールには「知らんがなっ!」って思っちゃいますけど(笑)
「私の取扱説明書」は、自分ができるだけ心地よく過ごすために持っています。
これも、幼いころからの経験で積み重ねて出来ているのですが、
間違った『私の取扱説明書』を持っている人が多いです。
その間違った『私の取扱説明書』が、悩みや生きづらさを引き起こすのです!
どうして間違っているのかというと、そもそもの『私』が間違っている上に、
成長してからの意識では上書き訂正されないままだからなのですね。
『私』ではなくて、一体誰のなんだ?!
親は絶対的で愛しい存在
幼い子どもにとって、親は絶対的な存在+愛しい存在なので
親に愛してもらうこと、守ってもらうこと、喜んでもらうことが
自分ができるだけ安心して、心地よく生きるために優先されます。
たとえそれが、本当の自分の望みではなく、
本当の自分らしさを押し殺したものであったとしてもです!
例えば…
本当は、自分のことをたくさん話してわかってもらいたくても、
たくさん見て欲しくても、たくさん甘えたくても、
思い切り泣いたり怒ったりしたくても、
……
忙しそうな親を困らせないために、
悲しそうな親をこれ以上悲しませないために
イライラしている親を怒らせないために
仲の悪い親の間を取り持つために
自分の本当の気持ちは言わず、欲求は言わず、
親を困らせない「いい子」「頑張り屋さん」「一人で何でもできる子」
「面倒見のいいお姉ちゃん」「親の役に立つ子」が『私』で、
そうでなければ愛されない、ここに居られない、
生きていけないなんだ!と思い込む。
その時点で「私はこういう人です」という『私』が、「本当の私」とズレて、
「こうあるべき人=私なんです」となっているんです。
そして、本当の自分のものではない無価値感や孤独感、劣等感を持っちゃっているのです。
生きづらさや問題のもと
ズレているのに、ズレに気づかず、違う『私』の取扱説明書に添って生きていくことが、
生きづらさや問題を引き起こすんです!
それは、まるで、
幼い頃、自分に似てるけど違う形の着ぐるみの中が、居心地がいいと思い、
スポッと入って過ごしていたら、
いつの間にか本体(私)とピッタリ一体化しちゃったようなもの。
でも、着ぐるみだからね。
成長と共に窮屈になるし、動きにくくもなるのですよ。
だけど、自分では着ぐるみの中にいることを忘れているくらい
それが自分と思い込んでいて、もう本体がわからない。
だから、どうして窮屈なのかがわからないし
もし、着ぐるみとわかっても、脱ぎ方もわからない状態
=どうしてなのかわからない生きづらさ、悩み、問題にぶち当たる
本当の自分は違うのに、本当に望むものは違うのに、
大人になっても、
自分の気持ちは言わない、誰にでも優しい「いい人」、他人が怖い人、
誰かの役に立つ人、頑張り続ける人、を続けていたらどうなりますか?
周りに振り回され…、誰にも頼れず…、いつも不安を抱え…、人のことが気になり…
疲れ果てるでしょう。
疲れ果て、生きるエネルギーがなくなると、うつ症状になります。
無理して、意識的に、行動だけで『私の取扱説明書』を書き換えることに
力を注ぐよりも、そもそもの『本当の私』を取り戻すほうが、
その後もずっと自然に、楽に、自分らしさを大切にして生きることにつながります。
心理セラピーセッションとは
『本当の私』を取り戻すために、違う『私』を取り入れたときの感情や感覚を扱っていきます。
違う『私』でなければ、愛されない、生きていけないと思い込んだ時のことです。
そこには、悲しみや恐怖や怒りなど、こころの奥に閉じ込めた感情があります。
リトリーブサイコセラピー®では、これらの感情を丁寧に安全に解放しながら、
愛着のキズを癒し、築き直していきます。
そうすることで、本当の『私』を取り戻し、本当に自分が望む生き方を
選べるようになります。
心理カウンセリングでは、問題点の整理や解決に向けての道筋をつけ、
問題の解決には、心理セラピーセッションで感覚を扱います。
電話での心理カウンセリングもあります。
電話カウンセリングについての詳細・お申し込みはコチラからです。
私も、かなり『本当の自分』とは違う『自分』を本当の自分と思い込んでいました。
それじゃ、いろんなことに無理や窮屈さを感じるはずだよね、ということに
気づくところから、始めてみませんか?
クライアントさんが『本当に望む自分に戻る』お手伝いをしています。
その着ぐるの中、今のあなたには居心地悪くないですか?
では、また~。
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