こんにちは。
福岡・北九州のリトリーブサイコセラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。
こんなに早く梅雨入りなんて驚きです。
そして、先日は大雨でしたね。
自宅周辺のハザードマップは、確認しておいた方がいいですね。
さて、運動不足解消のために最近フィットネスクラブに通い始めました。
そこで、私より年配の女性と話していたとき
毎日来ているんですか?と聞いた私に
「いつもじゃないの。週3回くらいかな~。
月に2回ぐらいしか来てない時もあるわ。
体調が優れないときや行きたくないときもあるし。
でも、行こうかどうしようか迷ったときは、行くようにしてるの。
ここに来ちゃえば、身体を動かしてスッキリするし、他の人と話もできて、気分転換にもなるから。
そのくらいの気持ちが、自分にとっては、長く続けられるコツ。」と。
迷ったときには行ってみる。ってとてもいいなと思いました。
やりたい、行きたい、欲しいなど自分の欲求が出てきたとき、
サッと軽く、とりあえずトライしてみる というタイプの人と
悩むけど腰が重く、やらないままでいる というタイプの人がいますね。
この、「やらないままでいる」「トライすることができない」タイプの人の方が、悩んでしまうことが多いと感じます。
やりたい気持ちはあるのに、やれない。。。
というのは、気持ちが晴れずにモヤモヤが募りますよね。
このときに、心の奥に引っかかるものは
トライして、失敗したらどうしよう。。。という不安や恐怖です。
不安や恐怖があると、足がすくんでしまいますね。
でも、やりたい気持ちもあるから、ジレンマに陥りモヤモヤします。
今日は、トライすることができない二つの心理についてお話ししますね。
二つの心理とは
やってみたい!気持ちになっても、気軽にトライできない。
あなたは、こんなことを繰り返してはいませんか?
やるための下調べ、条件を考慮し、準備して、、、
ここまででも時間と労力を使っているにもかかわらず
結局、できない理由、やらない言い訳を見つけて
やらないことを選ぶ。
ここには、大きく二つの心理が働いています。
①失敗するのが怖い
②自分の欲求を出してはいけない
①失敗するのが怖い
「失敗するのが怖い」のは、
失敗して傷ついたら、自分は生きていられない、ような恐怖や
失敗して傷ついても、誰も助けてくれない、見捨てられてしまう、ような恐怖の感覚とつながっています。
これは、幼少期から、失敗したり傷ついたときに、誰にも助けてもらえなかった経験から感じたものです。
助けてくれないどころか、失敗を激しく怒られたり、バカにされたり、無視されたという虐待的な体験は、大きなトラウマとなり、失敗への恐怖は強くなります。
強い恐怖は、避けたくなりますよね。
②自分の欲求を出してはいけない
やってみたい、欲しいなど、自分の欲求を満たすことは、私たちが生きる上で、また人生を豊かなものにする上で、本当はとても大切なものです。
ですが、「自分の欲求を出してはいけない」という思い込みがあると、トライすることができなくなります。
これは、幼少期、自分の存在が大切にされなかったことが関係しています。
幼い子どもは、自分の感情や欲求を素直にそのまま出すものです。
幼い子どもの欲求とは、食べたい、眠りたい、抱っこして欲しい、心地良く居たい、安心したい、わかって欲しい、構って欲しい、愛して欲しい、など、できるだけ安心して安全に生きたいというものです。
その時に、親(主に)に安定して関わってもらうことが必要になります。
にもかかわらず
欲求を出すと親から怒られたり、無視されたりすることが続くと、
◎自分は欲求を出してはいけない
◎自分がダメだから・わがままだから満たしてもらえないんだ
◎どうせ自分には何もできない
という自己否定の感覚や思い込みを持ち
自分が欲求を出そうとすると、不安や恐怖や罪悪感を強く感じるようになります。
また、「自分が欲求を出すためには、完璧にできる自分でなければいけない。完璧に最後までやらなければいけない」と、完璧を求める完璧主義者になる場合があります。
完璧主義者は、下調べや準備に時間や労力を費やすんですよ。
しかし、不安や恐怖や思い込みが強いので、結局は、トライできずに終わるのです。
自分の欲求を満たすことは自分を大切にすること
さて、このままではどうなるでしょうか?
お気づきの通り、
何にもトライできなければ、何も得られないままです。
あ~、あの時やっていれば、、、
どうせ自分には無理だ
〇〇が無ければ(有れば)やれたはず
やれば、私だってできるのに!
あの人はどんどん先に行くのに、、、
後悔して、言い訳して、他人への羨望や嫉妬を、繰り返し続けたいですか?
本当にやりたいことをやってみたい、欲しいものを手にしたい、と思いませんか?
最初の話の女性は、「どうしようかなと迷ったときには行く」ことで
さっと思いつくだけで、健康維持、気分転換、人とのつながり、3つも得ていますね。
今のあなたには必要ないと思える不安や恐怖などトラウマや、思い込みを緩めていくことで、自分の欲求を大切に出来るようになっていきますよ。
自分の欲求を大切にすることは、自分自身も自分の人生も大切にすることにつながります。
このままではイヤだ!
自分はどうしたいのか?
どんな自分になりたいのか?
自分を大切にしたいと思ったときは、自分が変るチャンスです!
幼少期の心の問題を扱う時には、心理セラピーがお手伝いできますので、ぜひご利用くださいね。
では、また~。