こんにちは。
【福岡・北九州】の心理セラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。
人が怖い/人付き合いが苦手/親子問題/共依存など人間関係の悩みを解決しています。
私たちの悩みは
人間関係が築けない、こじれる、面倒くさい など
ほぼほぼ人が関わって発生ます。
心理セラピーをしていて、本当にそう感じます。
今日は、人間関係の悩みを解決するために
人間関係がこじれる原因について書いてみますね。
人間関係がこじれる4つの原因
人間関係の悩みは大まかに言うと
人間関係が
・築けない(続かない)
・こじれる(揉める)
・面倒くさい(面倒だが関わらなければいけない、面倒で人を避けるがさみしい)
ではないでしょうか。
人間関係の悩みの原因に、必ず絡んでいるものが4つあります!
◎ネガティブな自分の前提や思い込み
(自分はダメだ、自分は嫌われる、自分は助けてもらえない、人は自分を攻撃してくるなど)
◎投影
◎認知バイアス
◎自分の人との関わり方パターン
これらが単独ではなく、複数が絡み合って人間関係の悩みになっていきます。
人間関係がこじれていく様子
私たちは、自分の前提や思い込みなど心のレンズを通して
他人や物事を見て、感情が動き、認知・判断して(投影)
その判断通りの証拠集めをして(認知バイアス)います。
投影も認知バイアスも、それ自体は悪いものでもなく
日常的に、誰にでも、良くも悪くも、起きるものです。
ですが
自分の中に恐怖やトラウマなど未解決で抑圧したものが多くあり
ネガティブな自分の前提や思い込みがあるほど
投影も認知バイアスも起きやすく
強くなりやすくなるので
現実を判断することができずに
偏ったり、歪んだ認知で人や世界を判断するようになってしまいます。
さらに
これまでの不安や不快な傷つき経験から
無意識に、不安や不快を避けて、安心や快を得ようとする
自分なりの行動パターンを身に付けているので
人間関係の悩みとなりやすく、解決し難くなります。
人間関係がこじれる例
よく知らない人に対しても
「好き」という好意を感じることもあれば
「嫌い」人、「怖い」人と感じることがありますよね。
無意識に、そして、瞬間的に
過去に経験した人物や出来事と照らし合わせて
「好き」「嫌い」などの判断をしているのです(投影)。
自分自身にネガティブな前提や思い込みがあると
相手も自分をそう思うはずだ、と想像して相手を怖がったり
相手にもよりネガティブな印象を抱きます。
例えば
「自分は嫌われる」前提の人は、
そもそも相手が誰であっても、人を怖がり、警戒します。
嫌われたくない、怒られたくないと思っているので
過去に自分を嫌ったり、怒ったりした人と似ている人
(立場が上の人、大きな声の人、母親に似ている人など)には
過剰に怖れの反応(投影)が起きて、「嫌い」「怖い」と感じます。
そして
「嫌い」な人には、嫌なところが目について(認知バイアス)
「嫌い」なポイントが加算されて
やっぱり「嫌い」「怖い」となっていきます。
その上に
自分の人付き合いのクセやパターンが加わって
例えば
◎嫌われる前に、相手を避けたり、嫌いになる
◎いつも相手の顔色を伺い、機嫌を取る
◎自分のことは後回しにして相手の役に立つために頑張る
どんどん不安や不満が貯まって
相手と揉めたり
関係が上手く築けず、悩みとなっていきます。
ネガティブな思い込みの原因は?
ネガティブな自分の前提や思い込みは
ほとんどが、幼少期に親が否定や支配的な関わりをしたことに因りますが
これは
親自身の不安定さや未熟さが原因で
あなたそのものの評価ではありません。
親からの言葉や態度から、思い込んだり
鵜呑みにしてしまった自分の評価を
今も持ち続けていることが、問題を大きくしています。
あなたの価値は、あなた自身が決めていいのです。
自分自身でそのままの自分を見つめて、認め直す必要があります。
人間関係の悩み解決に必要なことは?
このように
現実的ではない幼少期からのトラウマやネガティブな自己評価が
投影や認知バイアス
そして、不適切な自分なりの人との関わり方パターンを重ねて
人間関係の悩みを繰り返しているのですから
遠回りや直接関係ないと感じるかもしれませんが
人間関係の悩みを解決するには
幼少期のトラウマや心の傷付きを癒して
そのままの自分を見つめ直し、受け入れることが必要です。
そして、
相手に対しても、
実際に関わることがとても大切で
相手の現実を見て、自分で素直に判断することです。
人との関わりを避けていては
人間関係を築くことはできませんからね。
人間関係にお悩みのときは、ぜひ、心理セラピーをご利用くださいね。
では、また。