こんにちは。
福岡・北九州のリトリーブサイコセラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。
親子問題、人間関係の悩みからの解放、自分の人生を歩み出すお手伝いしています。
数日間、11月とは思えない暖かな日が続いていて、薄着で過ごせることに驚いています。
そろそろ平年並に戻りそうですけどね。
いつも、頼み事を断らずに、人の期待に応える働きをしている。
人の愚痴や悩み事の聞き役、相談役をしている。
→人から、温和、優しい、頼りになる、頑張りやさんなど、いわゆる「いい人」と言われる。
でも、自分では、「本当の自分はそうでもない」と思っていませんか?
内心では、毒づいている、人のあら探しばかりしている、人をバカにしたり悪口を言っている。
些細なことでキレることがある、キレると止まらない、場所によって顔を使い分けている。
→自分では抑えられない衝動性や暴力性や二面性など、いわゆる「悪い人」でもある。
本当の自分は、頑張らないとダメで、悪いやつだ!と思っているのでは??
このような状況に、自分はストレスや疲労を感じている。
このままでは、自分の心身も、家族、友人、仕事など人間関係を損なってしまう、と心配。
という方の解決に向けてお話ししますね。
自分を抑えて、人の物を受け止める=ゴミ箱役をしている
本当は、イヤでも、忙しくて手がいっぱいであっても、できないと思っていても、
人からの頼み事を引き受け、人の愚痴や悩み事を聞いてあげる。
いつも、自分の気持ちや意見は言わずに抑えて、人からの要求や気持ちを引き受け、受け入れていませんか?
それは、人の要求や気持ちは何でも受け止める「いい人」や「ゴミ箱」のような役割を果たしていることです。
「いい人」「ゴミ箱」役をしていては、知らず知らずのうちに、我慢やストレスが貯まります。
自分の存在意義や価値(自己重要感)がとても低く感じられることでもありますね。
けれど、「いい人」「ゴミ箱」役をやることで、どうにかやっと人とのつながりや、自分の存在や居場所があると感じて安心を得ています。
だから、やめられません。
自分を抑える限界が来たときや、どうにか感じている安心を脅かされたとき、キレて発散させます。
自分を抑圧する人は、キレたり、別の顔を持って発散させることで、自分のバランスを取っているのです。
だから、キレることを止めるや、人のあら探しや悪口を止めることを悩みの解決目標にすることは、バランスがとれなくなることです。
抑圧する↔発散する…と、
どうにかバランスを取っていた人が、抑圧だけになると、どうなるのか想像できますよね。(うつなどが考えられますね)
なので、「いい人」「ゴミ箱」役を演じている人が、「悪い人」だけを排除することは、実は、とても危険です。
では、どうしたらいいのでしょうか?
「いい人」か「悪い人」のどちらかしかない生き方が苦しい
この問題は、
自分の気持ちや意見は我慢して飲み込んで、人を受け入れる「いい人」「ゴミ箱」でいなければ、誰ともつながれない、生きていけない、
という低い自己重要感や恐怖の感覚などの思い込みが根っこにあります。
「いい人」「ゴミ箱」でいるしかないと抑圧しているので、「悪い人」が現れています。
「いい人」か「悪い人」のどちらかしかない生き方だから苦しいのです。
解決に向けて
私たちは、いい部分もあれば、悪い部分も、どちらでも無い部分も、いろいろな部分があって当然です。
でも、この生き方をする人は、
幼い頃、「いい子」「ゴミ箱」役でなければ、
・親に愛してもらえない
・居場所が無い
・存在価値が無い
・生きていけない
恐怖や不安を体験し、不安定な愛着、心の傷(トラウマ)を負いました。
「いい子」「ゴミ箱」役をする以外に、そのままの自分自身も、安心する生き方も知らないのです。
だから、自分の恐怖や不安、トラウマを癒すことが必要です。
また、安定した愛着を再形成して、安心感や自己重要感を自分の中に育てることも重要です。
自分の気持ちや意見を大切にできて、相手も大切にできるようになり
「いい人」「ゴミ箱」役か「悪い人」のどちらかではなく
どんな自分でも安心していられる
という感覚が得られるでしょう。
ゆっくりでも、着実に、
安心して、(何かを演じない)自分自身で生きていけるようになっていきますよ。
では、また~。