こんにちは。
福岡・北九州のリトリーブサイコセラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。

梅雨の湿気と、急激に高くなった気温で、蒸し暑さが辛いですね。
マスクの中が蒸れて暑くて息苦しくて、とても邪魔に感じます。
少しでも心地良く過ごせる何かいい方法はありませんかねぇ?

私たちは、人間関係がスムースでないと、とても生きづらく、悩みが深まりやすいです。

「人と仲良くしたいけど、近づけない」というのは、よくある相談です。

逆に、「すごくイヤだと思う人、腹が立つ人だけど、離れられない」という悩みもあります。

反対のようでいて、「好きな人に近づけない」と「嫌いな人と離れられない」の根本的問題は同じ、ということがあります。

「人に近づけない、と、離れられない」のは、人と安心してつながる経験の乏しさが、関わっています。

モラハラ、パワハラ、DVの被害に遭う人や、
仲間はずれされる人いじめられる人に、この感覚を持つ人が多いと感じます。

 

今日は、この原因を知り、どうしたら人と安心安全な絆が築けるようになるのかをお話ししますね。

人と関わるにはイヤな感覚が普通という思い込み

親しくしたい人に近づけない、仲良くなれないのは、辛く、さみしいものですね。

けれど、
イヤだなと思う人や、自分を傷つけてくるような人がいても
・自分が何か悪いことをしたのかもしれない、と自分を責める
・イヤだとその場では伝えられず、後でイライラする
・どうしたらいいんだろう、と考える
・あの人にもいい所はある、と自分を落ち着かせてみる など

イヤな相手で頭をいっぱいにして、自分の時間や心を大きく使って
イヤな気持ちや、イライラが続くのは、とても苦しく、疲れますね。

イヤなら離れればいい、考えなければいいと頭では思っても、どうしても囚われてしまう。。。
ずっと気持ちが晴れないですね。

これは、自分の方から、相手へのつながりを維持しようとする考えや行動を選択している状態です。自分にとって良くない人や、つながりたくない人とでも関係を絶つことができません。

 

自分は心地良い穏やかな人間関係を築けると思っていないので、
仕方ないと受け入れたり、
人と関わるには、イヤな感覚や怒りがあって普通と思っています。

どうして、このような思い込みをしてまったのでしょう?

親の不適切な養育で不安定な愛着を築いた

親との関わりが、いつも危険や恐怖にさらされていたり、
親がいつも大変そう、かわいそうと思えていると、
安心して人とつながる絆(愛着)が不安定になります。

そして、次のような感覚や行動パターンを持ちます。

●人が怖い(人は自分を傷つけるに違いない)
●イヤ、怖いと思っても、「止めて」と伝えることができない
●人と安心安全な絆でつながる感覚がわからない
●いつも不安なので、どんな人でもつながっていたい
●自己否定、劣等感、罪悪感が強い

そして、
人とは、イヤな感覚や感情でつながることが普通
イヤなつながりも、我慢して持ち続けるしかない 
(誰ともつながれないよりはマシだから)
と思い込みます。

このまま
人と関わるとき、いつもイヤな感覚を味わっていたら。。。

●人と親しい関係が築けない
●人間関係に悩んでばかり
●自分にとって良くない関係をズルズルと続けてしまう
●これ以上傷つくのを避けて引きこもる

ということが起こりそうです。

心の傷を癒し、愛着を築き直すことが必要

今の人との関わり方をもう止めたい
自分の好きな人ともっと言い関係を築きたい と思ったら

親子関係での傷つきを癒し、安定した愛着の再形成をしましょう。

ゆっくりと自分の中に安心感が育つと、自分を大切に出来るようになり、
自分と人との関わり方も変ります。

次第に、
自分が望まない関係には囚われないようになり、
自分が望む安心で心地良い関係を選べるようになりますよ。

あなたは、自分が仲良くしたい人と、心地良い距離感でつながることができます。

誰と、どんな人間関係が築きたいのか、自分で選べるようになってみませんか。

 

では、また~。