台風12号の動きは、とても珍しくて驚きました。
息子が部活の合宿に行きました。
いつもと違うコメの量に、水加減がおかしかったようで、柔らか~いご飯が炊けました(;´д`)トホホ。
こんにちは。
福岡・北九州の心理セラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。
リトリーブサイコセラピー®という心理療法で「あなたが本当に望む自分に戻る」お手伝いをしています。
恥ずかしい
あなたが「恥ずかしい」と感じるのはどんなとき?どうして?ですか?
今日は、恥ずかしいことがとても怖くて、とてもイヤだ、という心理について。
こんなことに困っていませんか?
・失敗やできないことが恥ずかしくてたまらない
・頑張ることがやめられない、または頑張れない
・人に頼ることができない、または頼りっぱなし
・新しいことにチャレンジできない
・責任あることを避ける
・人前に立つことや目立つことはイヤだ
「恥ずかしい」を知るのはいつ?
恥ずかしいということにとても敏感で、こだわりが強い人は、
自分で自分のことを『私はダメな人間だ』という前提で認識していることがあります。
さて、恥ずかしいという感覚はいつくらいにどうやって出会うのでしょう?
心理学者エリクソンによる心理社会的発達理論では
1歳6ヶ月~4歳くらいの発達段階は『自律性』を身に付ける段階です。
その段階で、自律性を獲得できなかった場合、反対に、羞恥心(恥ずかしい)を覚えるとされています。
この時期の子どもは、自分でできることが増えていき、行動範囲も広がっていきますね。
自律性とは、自分をコントロールするということです。
例えば、産まれてからずっとオムツをしていて、いつでもどこでもしたいときに~~
だったのが、トイレトレーニングで何度も失敗と成功を重ねながら、次第にトイレまでは
ガマンして、トイレに行って用をたすという排泄のコントロールができるようなります。
子どもは、やってみたい!という好奇心や行動力にあふれていて、体験や周りの人の反応から、
自分をコントロールすることを学んでいる時期なんですね。
その過程で、親から成功したら褒められたり一緒に喜んでもらって満足し、
挑戦することや我慢することなど(=自律性)を学び、
失敗したら笑われたり、叱られたりして『恥ずかしい』思いをするということを学んでいきます。
ですから、この時、親が過剰に干渉したり、結果だけを見て頭ごなしに叱ったり、無視したりすると、
子どもは自律性を持つことができず、自分の行動を恥ずかしく思って自信が持てなくなります。
いつも「失敗するのではないか」「笑われるのではないか」「失敗したらどうしよう」と
不安を持つようになります。
自分の意志で行動したら親に嫌われる、出来ない自分は親に怒られてここに居られない、
と感じながら、次第に、自分自身を、失敗してしまう、笑われてしまう、何もできない
「ダメな人間だ」と思い込むようになり、適切な自己肯定感や自己価値感が育ちません。
つまり、自律性を獲得できないと、自分の行動にも、自分自身にも自信がなく『恥ずかしい』
という思いを強めます。
また、成功しても、頑張っても、親が無視したり、喜ばなかったり、残念そうな顔をすると、
子どもはできる喜びを積み重ね、さらに挑戦して行動範囲を広げていくという成長の自然な
欲求を満たすことができないために、成長に関することに問題を抱えやすくなります。
(いつまでも子どもっぽい、出来ないままでいる、責任をとることを避けるなど)
『本当の自分はダメな自分』という思い込み
本当の自分=ダメな自分がバレるのは、恥ずかしいし怖いので、
Aさんは、出来るだけ目立たず、隠れるように、チャレンジを避けて生きることを選びました。
言われたことや指示されたことはやれますが、自分から積極的に動くことはなく、
いつも人の目を気にしていて、いつも誰かに面倒をみてもらっています。
本当はできることも、いいところももっとたくさんあるのに、「いいえ、私なんて…」と
いつもオドオドして消極的に狭い世界に居続けます。
Bさんは、出来る自分であるために頑張り続け、きちんとしなければいけない!と
自分に厳しい生き方を選んでいます。
できるレベルまで頑張る『何でもそこそこにできる人』ですが、
自分の興味や意志でやっているのではないので、心からの満足や達成感を感じてはいません。
「出来ません」「知りません」と言うことができず、疲れても休めなかったり、
人にも同じように厳しく求めたりするので、体調や人間関係に問題を抱えてしまいます。
このどちらもが、窮屈で無理をする生き方だとは思いませんか?
二人とも、自分が本当にしたいことが、できなかったり、わからなかったり、
また、安心してゆったりすることができずに、疲れて悩んでいます。
一見、正反対に見える二人の生き方ですが、そのどちらもが
「本当の自分はダメな人間だ」という思い込みを持っています。
ダメな自分がバレることが怖い
本当の自分(=ダメな人間だ)は、恥ずかしいという思いが強く
本当の自分がバレてしまうことが、とても怖いのです。
一体何が怖いのでしょうか?
それは、幼い頃に親とのかかわりの中で感じていた「ありのままの自分は親に愛されない」
「家族の中に安心していられない」などの怖さです。
家庭という小さな集団が、生きる世界の全ての幼い子どもにとって、親に愛されないことや
家族の中に安心する居場所がないことは、とても大きな恐怖となります。
大人になった今では、この恐怖は無意識の中にあるのですが、無意識にもこの大きな恐怖には
触れたくないので、本当の自分がバレないような生き方をしてしまいます。
・「見て!すごいでしょ?」と喜んだ時に、親に「そのくらいのことで喜ぶな」と言われた
・「あなたには無理だから」と親が何でも先にやってしまった
・失敗を笑われた
・「ああしなさい!こうしなさい!」と指示ばかり出す親だった
・いじめにあったことがある
・「失敗は取り戻せない」と言われたことがある
・みんなの前で、自分だけが怒られた
・兄弟や友人と比べられた
1歳6ヶ月~4歳だけでなく、その後の成長段階でも親や友達との関係で「恥ずかしい」
と感じ、「自分はダメな人間だ」という思いを強く持つことがあります。
窮屈で無理する生き方にもメリットがある
先ほどの2人は疲れて悩んでいるのですが、
Aさんは、狭い世界に居続ければ、ダメな自分がバレないので恐怖を感じずに済む
Bさんは、頑張り続ければ、ダメな自分ではないので恐怖を感じなくて済む
というメリット(二次利得)があるのです。
メリットがあるために、『もう、これをやめたい、ダメな自分でも大丈夫』と意識的に
思っても、簡単にはやめることができません。
しかも、ダメな自分であることが、
人にかかわってもらえて一人ぼっちにならない条件になっている(Aさん)や、
自分の生きるエネルギーにもなっている(Bさん)。
だから、ダメな自分を手放してしまっては、一人ぼっちになる怖さや、生きるエネルギーを
なくす怖さが出てきてしまうために、本当にできる自分になることもできないので
ダメな自分は恥ずかしくてダメ、だけど、出来る自分になるのもダメ という
本人にもわからない、ややこしく苦しい状態にがんじがらめになって身動き取れずにいるのです。
これをダブルバインド(二重拘束)といいます。
問題の解決には、心理セラピーなどを通して、恐怖などを緩めながら、
何かができないこと(できること)と自分の価値とは関係ないこと、
自分の気持ちややりたいことを大切にしても嫌われたり見捨てられたりしないこと、
そもそも本当の自分はダメな人間ではないこと、
安心や温かさという感覚を、しっかりと体感していくことが必要になります。。
相談することを恥ずかしがらずに、ぜひ、会いに来てくださいね。
大人になって、無意識に押し込んでいる幼い頃の恐怖や悲しみを感じることは、
確かにイヤなことかもしれません。
ですが、それを避けることは、「誰も味方がいない」と、小さくうずくまっている
幼い自分を、自分自身も味方にはならずに無視し続けることになるのではないでしょうか?。
リトリーブサイコセラピー®では、クライアントさん一人一人に合わせて、根本の問題を
丁寧に扱っていきます。
心理セラピーセッションを受けるほかにも、日本リトリーブサイコセラピー協会の
電話カウンセリングや1dayセミナーなど、ありますので、ご検討くださいね。
では、また~
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