こんにちは。
北九州の心理セラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。
リトリーブサイコセラピーという心理療法で「あなたが本当に望む自分に戻る」お手伝いをしています。

今日の北九州は、雨は上がり、風が強く吹いています。

 

私、親知らずを抜くことになりまして、かかりつけの歯医者さんから、

大学病院の口腔外科を紹介されました。

そこでの待合スペースで、私の前の順番にはお年を召した夫婦。

「お父さんは、怖がりなんよ。だけん(だから)、ここまでガマンして…」

診察室にいる旦那さん(お父さん)の付き添いの奥さん(お母さん)が、その付き添いか、車で送るために来た息子と思われる人に話している声が聞こえる。

怖いから我慢する

今の状態を先生に聞いて、待合スペースに戻ったお母さん。

「お父さんは、怖がりなんよ。だけん(だから)、ここまでガマンして…

私が聞いても痛くないって言ってたのに、先生にちょっと触られたら、痛い!って!

歯茎の中の方で炎症してるらしい…。なんでこんなになるまで…」

怒ったような、あきれたような口調。

 

お父さんも紹介状を書いてもらって、ここへ行ってくださいって言われて、この口腔外科に来てるから、奥の炎症なんだろうね。

『怖いから、痛みを感じないようにする』って、そうだよな~、お母さん、よくわかってるー!

と心の中でうなずく私。

 

痛みに鈍いとか、痛みに我慢強いという人は、「怖いから、痛みを感じないようにしている」ということがよくある。

 

『我慢』は日本人の美徳意識に根付いているようだし、

特にお父さんの年代の方は、戦後復興に励む親に育てられ、なんでも『我慢』が身についているのかもしれない。

幼い頃、「我慢しろ!」「男なんだから弱音を吐くな!」「そのくらい大丈夫」と言われていたのかも…

痛みを言っても無視されたり、怒られたりすることは、悲しいし、とても怖いことです。

「痛いよー」と言っても、かまってもらえず、こんなことを言われたり、

我慢した時にほめてもらえたりすると、

だんだんと痛くても言わずに『我慢』するようになります。

 

痛みそのものが怖いということもあるでしょうが、

痛みを言ってもわかってもらえないことがとても悲しく、怖いから、痛みを感じないようにするということもあるのです。

また、幼い頃の家族関係が良くなくて(親の仲が悪い、急に怒鳴る、ヒステリックに怒る、見捨てられる不安を感じるなど)、いつも恐怖を感じて緊張状態にあった人は、恐怖を感じないようにするクセが身につき、それが痛みの感覚を感じないようにもなります。

体で感じる痛みと心で感じる恐怖が結びついて、痛みに耐えられるレベルが上がっていったり、痛みや恐怖を感じないように自分を鈍くしていくのです。

感覚を抑えることと、感情を抑えることとは、つながっています。

痛みは自分を守るために

でも、痛みや怖いという思いは、自分を守るためにあるって思いませんか?

痛いから、手当をするし、次に繰り返さないように、ひどくならないように用心したりしますよね。

痛みや恐怖を感じないようにしていると、どうなるでしょう?

 

ひどくなるまで放っておいて倒れてしまったり、気を付けることができなくてケガや病気になったりしてしまいます。

 

・自分の痛みや疲れに対して我慢強い、鈍い

・辛くても、耐えられなくなるぎりぎりまで言わない

・自分の不調に気づかず、ひどくなって倒れてしまう

・予防や用心することに無頓着

・人が痛みや疲れを言うのを聞くと、イラッとする

・無謀なこと、危険なことをやってしまう

こんなことに思い当たる人は、痛みと恐怖がとても近いのではないでしょうか?

感覚を抑えることと、感情を抑えることとは、つながっているので、

心で感じる恐怖を緩めることで、痛みを適切に感じたり、表現できるようになることもあります。

心で感じる恐怖は、本当は、体の痛みそのものから来ることではない幼い頃の思い込み(心のキズ)の場合があるのです。

心理セラピーセッションでは、そこを丁寧に扱います。

 

痛みを無視し続けて、本当に大変なことになる前に、自分のこころと体に向き合ってみませんか?

 

痛いよー怖いよーって言ってみる

ここからは、私事。

以前の私は、痛みに鈍く、我慢強かった。

若かりし頃、下の親知らずを抜いたときは、大変だった。

難航し、最初に打った麻酔が切れるほど抜くのに時間がかかった。
(まっすぐ生えてなかったし、ほとんど出てなかったし、私の口は小さいし、
ということで歯茎を切開し、砕きながら取り出す作業だったから)

『なんか痛くなってきた。麻酔が切れかかっているかも?

でも、まだ我慢できるな…いや、痛いかも…ん~大丈夫かも…あ~やっぱり痛いかな…』

と悩んでいるうちにも、手のひらには汗をかいていたようで、

それに看護師さんが気づいて「麻酔切れかかってますよね。痛いですよね。

もっと早くに言ってくれたらよかったのにー」と言われ、追加してもらいました。

ぐりぐりやられましたからね、当然、顔は腫れあがりました!

 

何で、あんなに我慢したんでしょうね?

今なら、「痛いです。麻酔きれかかってます!」って言うのに。

痛いとか、怖いということに鈍かったし、我慢もできたんですね。

 

他にも、ありました。

今も、肩こりではあるのですが、以前は肩こりに全然意識が向いてなかったです。

頭痛や吐き気がするくらいにひどくなって、「あ、ひどく肩がこってる」と思うくらい。

今は、痛みや違和感に気づくので、パソコン作業してもひどくならないように、

肩の運動をするとか、楽な姿勢に気を付けるとかやってます。

 

自分で感じるようになったから、言いますが、

来週に決まった上の親知らずの抜歯は、ちょっと怖いです!怖いです!

説明された「まれに~~~がおきて、~~~になることがあります。」にビビります。

「まあ、大抵の場合おきないし、もしなっても自然に治ります。

下の親知らずを抜くより、上の方が簡単なことが多いですよ。」に本当でしょうね!という気持ちです。

 

でも、怖いって感じて、「怖い!」って表現すると、必要以上に怖くなくなるものなのです。

 

来週は、抜歯です~。短時間で済んで、腫れないといいな~。

 

では、また~。(*^_^*)

 

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