〇友人やパートナーとこれまでは何とかうまくやってきたけど、
もっと親密になろうとすると関係がうまくいかなくなる
〇仕事は頑張ってやってきたけど、子育ては頑張ってもできない、うまくいかない
〇親と離れて暮らしているときは平気だったけど、病気や介護の問題が
出てきて、とても苦しい
〇責任を持って任されることになるとしり込みする
〇自由に好きなように決めることができない
〇人の目がとても気になる

 

このような悩みを持っている方には、幼少期のお母さん(またはお父さん、両親)と

自分との距離をとても遠くに感じている場合があります。

前回は、いつもお母さんをとても近くに感じて、お母さんの面倒をみていることを

紹介しました。⇒「自分のエネルギーを自分のために使う生き方」

 

今回は、普段は、お母さんと心の中や物理的に距離をとっていて、

大体のことはうまくいっていたのに

深い人間関係、子どもに愛情をかける、責任をとる、などについて

問題や悩みに感じることについて書いてみますね。

 

こんにちは。
福岡・北九州の心理セラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。
リトリーブサイコセラピー®という心理療法で「あなたが本当に望む自分に戻る」お手伝いをしています。

 

猛暑が続いていますね~。
熱中症など、体調には気を付けましょう!

お母さんなんか大嫌い

代表としてTさんに登場してもらいましょう。

・お母さん(またはお父さん、両親。以下同じ)なんか、大嫌い
・お母さんは、私と関係ない
・お母さんが、恥ずかしい
・お母さんには、負けたくない
・お母さんは、頼りにならない

こんな風に、Tさんは親と自分の距離を遠く感じていて、

「親から愛情をもらうなんてとんでもない、ありえない」

「親に優しくしてもらうなんて、私には必要ない」

「もともと親の愛情なんて欲しがってない」

「私は、一人でも大丈夫
これまでだってそうしてきたし、これからだってそうだ」

と思っている。

そして、思い出してみれば、

お母さんにとって、そうやって一人でやってくれる子どもが

都合が良かったはずだ、と思う。

そう思っているTさんが、最初に書いた悩みや問題を感じるときの感覚は

どんなものでしょう?

 

Tさんは、あんなに遠くに感じているはずのお母さんが、

自分を見張っているかのように感じているのです。

 

「遠くにいて私のことを見離しているのに、見張っている」感覚は

お母さんが怒らないように、喜ぶように、悲しまないように、

さみしくないように、満足するように…何事も選ぶという

Tさんがこれまでやってきた、いろんなことの判断基準になっていたし、

逆に、「なにくそー!」と見返したい思いで、頑張るエネルギーに

することができていました。

 

 

Tさんのこころの中では、何がおきていたのでしょう?

 『愛し・愛されること』をあきらめた

お母さんの近くにいて、『愛し・愛されること』を求めても、拒絶され、

もらえないならば、とても悲しい、とても怖い。

だから、そんなイヤで怖い思いをするくらいならば、もう求めない!

求めることが大好きなお母さんを困らせるのなら、もう求めない!

 

Tさんは、幼い子どもに絶対に必要な無条件に『愛し・愛されること』をあきらめました。

そして、こんな感覚で家の中にいました。

「あきらめて、求めないいい子でいるから、家族の中にいてもいいでしょ?」

 

 

幼い子どもが、傷つかずに家族の中に居るためには、それを選ぶしかなかった。

その結果が、こうです。

・お母さんとの、安心感のある深いつながり(愛着)を築けなかった

・人を頼らずに、自分でやらなければいけないと思い込んだ

・お母さんの機嫌はどうか?自分のふるまいはこれでいいのか?と
お母さんの反応、お母さんの目をいつも気にしていなければならなかった

・人との心地よいつながり方や距離感がわからない

 

!!!!

この感覚って、最初の悩みや問題に通じていると思いませんか?

そうです。この感覚があるから、悩みや問題がある、ということです。

 

だから、問題の解決には、この感覚を丁寧に扱うのです。

どんな感情を感じないためにあきらめていたのか(メリット)を紐解き、

こころの傷を癒し、人と安心して温かい絆を結ぶことができる愛着を

築き直すこと、自分の軸を持つことが必要です。

 

今までのように、心の安定のためにお母さんを遠くに置く必要がなくなるので、

人と適切な距離感で無理なくかかわることができるようになります。

そうすることで、自然と問題は薄れていきます。

 

 

幼い子どもにとっては、家族のつながりが世界のすべてなので、

そこで身に付けた感覚はとても強く残り、成長してからも生き方全てに影響します。

 

前回のように、お母さんと一心同体のように近いのも、

今回のように、遠くに感じているのも、

安心で安定したつながりを築くことができなかったこと、

【自分】を大切にしながら、適切に成長させられなかったことが

大きく影響していました。

 

解決へ向かうことが一人では難しい、その時は、ぜひ心理セラピストを頼ってみてくださいね。

 受け入れられない!

「心理セラピーで扱っていくのはそこです。」
というのはわかります。

 

ですが!!

無条件に『愛し・愛されること』をあきらめた人の中には、

扱っていくはずの、「自分にこころの傷がある」ことが

「受け入れられない!」人がいます。

 

『愛し・愛されること』をあきらめてからの自分が、自分の全てだ

思っているからです。

 

〇求めることをあきらめた悲しみや恨み

〇頑張ってやってきた、というたくさんの成功体験や意地

〇どうにか保っていた自尊心

〇今さら自分の痛い所や恐怖を見たくない、という恐怖を感じる恐怖

〇そもそも安心や安全という感覚を知らない

などが、受け入れることを邪魔します。

 

『愛し・愛されること』をあきらめた後の自分が、自分の全てだ、と思って

頑張って生きてきた人にとって、受け入れられないのは、

あきらめる前の『愛されること』を無邪気に求めていた自分であり

お母さんのことが大好きだった自分です。

 

あきらめる前の傷ついた自分を無かったことにしたままでは、癒しようがありません。

絆なんて結べなくてもいい、と思ったままでは、愛着を築き直すことはできません。

 

 

リトリーブサイコセラピストは、丁寧に、しっかりと、時に厳しいと感じることが

あるかもしれませんが(笑)、クライアントさんが本当に望む自分になるための

お手伝いをします。

あきらめません!(笑)

 

 

Tさんも時間がかかりましたが、誰かの目を意識しない自分らしい生き方をするために

あきらめないセラピストと共に、自分と向き合うことをあきらめませんでした。

(今回も、いろいろな方の話をまとめてTさんに登場してもらいました。もちろん私も入ってます(笑))

 

 

無かったことにしていた自分も含めて本当の自分を取り戻すということが

見せかけや他人の評価ではない、本当に望む自分らしさを取り戻すことになると

思っています。

(リトリーブとは、本来の自分を取り戻すという意味です。⇒詳しくはこちら

 

では、また~。

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