こんにちは。
福岡・北九州のリトリーブサイコセラピー心理セラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。
子どもや子どもっぽい人にイライラしてしまう。
何にムカつくのか自分でもよくわからない。
自分でも理由がよくわからないのに、相手の行動や言葉に反射的にムカつく反応は、困りますよね。
つい怒ってしまってから、後悔することもあるでしょう。
そんな人は、他にも思い当たるかもしれません。
・誰にでも気に入られたい思いが強い
・人の目が気になる
・反抗期がなかった
・自分が忙しくても人の面倒をみる役回りをしてしまう
・感情表現が苦手
・自分の自由にすることが苦手
自分では理由がよくわからないことにも、実は、無意識の中にはちゃんと理由があります。
それは、子どもの頃
いわゆる『イイコ』を演じていたことと関係しています。
●どうして、何のためにイイコだったんだろう
●イイコでいるとどんないいことがあったのか
●イイコでいるためにどんな気持ちを我慢していたのだろう
まず、それに気づくことが必要ですね。
イイコを演じる
「イイコ」とはどんな子どもでしょうか。
・親の期待に応える(勉強、習い事など)
・親に口答えしない(反抗期がない)
・親に迷惑をかけない(自分のことは自分で)
・親を助ける
・親を喜ばせる(誰かに褒められると親が喜ぶなども)
・親と仲がいい
親にとって、育てやすい、言うことを聞く、手伝ってくれる、喜ばせてくれる…
まとめると、『イイコ』とは、
親にとって都合がイイコです。
イイコは、自分のことより、親を優先させます。
親がいつも支配的だったり、不安定や大変そうだと、
親が怒らないように、悲しまないように、喜ぶようにと、親の顔色や機嫌に敏感になります。
そして、子どもは、親のために行動すること、親の心理的面倒を見ることを自分の役割にします。
子どもが親の面倒をみているのです。
様々に無理があって当然ですね。
子どもは、役割を果たすことで、
自分の居場所を確保できる
自分の存在意義を見出せる
愛情をもらえる と思い込んでいます。
しかし、親のために役割を果たすには、自分の気持ちや欲求は後回し、我慢しなければいけなくなります。
親のためには、自由奔放で、自分を押し通す子どもらしい子どもでは居られないのです。
それは、幼い子どもにとって、とても不安で、苦しく、悲しく、さみしく、怖いことだったでしょう。
とても、一人で受け止め切れるものではなかったはずです。
受け止められないので、我慢したり、感じないようにしていたのです。
つまり、幼い頃から
『我慢して、自分を空っぽにして、親のために動き(支配を受け入れる)、親に頼り切る(依存する)ことで、どうにか安心がもらえる』
という思考と行動が身に染み付いているのです。
『イイコ』の仮面をかぶり、『イイコ』演じることが生きる術だったのです。
子どもであってはいけない
染みついた思考=無意識ですが、
自分は我慢して、親のために、自分は【子どもであってはいけない】と信じていた『イイコ』だったのです。
そんな自分の目の前に、子どもや子どもっぽい人がいたら、どうなると思いますか?
『怒り』となってわき上がるのです。
「私は、子どもであることを我慢してたのに、あなたはどうして、子どもでいるのよ!」
「あなたもイイコでいなさいよ!」と。
また、親の支配を受け入れて頼っていた人は、相手を支配したいと強く思うこともあります。
自分に逆らわないような人を前にすると、強い口調(時に暴力的)になるのです。
頼られることで自分の価値を感じることが出来るので、人のお世話をやめられません。
これも、無意識にですが、
自分がしていたこと、されていたことを、相手にしたり、求めたりする場合があるのです。
無意識の思考パターンを終わらせる
無意識の思考が、
子どもや子どもっぽい人に怒りを引き出したり、
人のお世話がやめられない、
自分の自由に出来ないなどのパターンとなります。
これでは、
子どもと優しい、安心の絆は築けません。
支配と依存の人間関係では、対等の心地よい関係は続けられません。
自分でも、人の許可が必要で、自由に考えたり行動することが出来ません。
とても、生きづらいのではないですか。
だから、無意識のパターンを終わらせ、演じていたイイコをやめる必要があります。
あなたは、誰と、どんな風に関わって、どんな関係を築いていきたいですか?
まずは、自分の無意識の思考パターンを見つめることから始めてはどうでしょうか?
自分に自由を許可できるようになると、子どもらしい子どもも受け入れられるようになり
あなたの望む関係が築けるようになりますよ。
では、また~。