こんにちは。
福岡・北九州のリトリーブサイコセラピー心理セラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。
子どもや子どもっぽい人にイライラしてしまう。
何にムカつくのか自分でもよくわからない。
自分でも理由がよくわからないのに、相手の行動や言葉に反射的にムカつく反応は、困りますよね。
つい怒ってしまってから、後悔することもあるでしょう。
そんな人は、他にも思い当たるかもしれません。
・誰にでも気に入られたい思いが強い
・人の目が気になる
・反抗期がなかった
・自分が忙しくても人の面倒をみる役回りをしてしまう
・感情表現が苦手
・自分の自由にすることが苦手
自分では理由がよくわからないことにも、実は、無意識の中にはちゃんと理由があります。
それは、子どもの頃
いわゆる『イイコ』を演じていたことと関係しています。
●どうして、何のためにイイコだったんだろう
●イイコでいるとどんないいことがあったのか
●イイコでいるためにどんな気持ちを我慢していたのだろう
まず、それに気づくことが必要ですね。
イイコを演じる
「イイコ」とはどんな子どもでしょうか。
・親の期待に応える(勉強、習い事など)
・親に口答えしない(反抗期がない)
・親に迷惑をかけない(自分のことは自分で)
・親を助ける
・親を喜ばせる(誰かに褒められると親が喜ぶなども)
・親と仲がいい
親にとって、育てやすい、言うことを聞く、手伝ってくれる、喜ばせてくれる…
まとめると、『イイコ』とは、
親にとって都合がイイコです。
![](https://machidoritomo3-shinritherapy.com/wp-content/uploads/2019/09/3804154_s-300x200.jpg)
イイコは、自分のことより、親を優先させます。
親がいつも支配的だったり、不安定や大変そうだと、
親が怒らないように、悲しまないように、喜ぶようにと、親の顔色や機嫌に敏感になります。
そして、子どもは、親のために行動すること、親の心理的面倒を見ることを自分の役割にします。
子どもが親の面倒をみているのです。
様々に無理があって当然ですね。
子どもは、役割を果たすことで、
自分の居場所を確保できる
自分の存在意義を見出せる
愛情をもらえる と思い込んでいます。
しかし、親のために役割を果たすには、自分の気持ちや欲求は後回し、我慢しなければいけなくなります。
親のためには、自由奔放で、自分を押し通す子どもらしい子どもでは居られないのです。
それは、幼い子どもにとって、とても不安で、苦しく、悲しく、さみしく、怖いことだったでしょう。
とても、一人で受け止め切れるものではなかったはずです。
受け止められないので、我慢したり、感じないようにしていたのです。
つまり、幼い頃から
『我慢して、自分を空っぽにして、親のために動き(支配を受け入れる)、親に頼り切る(依存する)ことで、どうにか安心がもらえる』
という思考と行動が身に染み付いているのです。
『イイコ』の仮面をかぶり、『イイコ』演じることが生きる術だったのです。
子どもであってはいけない
染みついた思考=無意識ですが、
自分は我慢して、親のために、自分は【子どもであってはいけない】と信じていた『イイコ』だったのです。
そんな自分の目の前に、子どもや子どもっぽい人がいたら、どうなると思いますか?
『怒り』となってわき上がるのです。
「私は、子どもであることを我慢してたのに、あなたはどうして、子どもでいるのよ!」
「あなたもイイコでいなさいよ!」と。
また、親の支配を受け入れて頼っていた人は、相手を支配したいと強く思うこともあります。
自分に逆らわないような人を前にすると、強い口調(時に暴力的)になるのです。
頼られることで自分の価値を感じることが出来るので、人のお世話をやめられません。
これも、無意識にですが、
自分がしていたこと、されていたことを、相手にしたり、求めたりする場合があるのです。
無意識の思考パターンを終わらせる
無意識の思考が、
子どもや子どもっぽい人に怒りを引き出したり、
人のお世話がやめられない、
自分の自由に出来ないなどのパターンとなります。
これでは、
子どもと優しい、安心の絆は築けません。
支配と依存の人間関係では、対等の心地よい関係は続けられません。
自分でも、人の許可が必要で、自由に考えたり行動することが出来ません。
とても、生きづらいのではないですか。
だから、無意識のパターンを終わらせ、演じていたイイコをやめる必要があります。
![](https://machidoritomo3-shinritherapy.com/wp-content/uploads/2019/09/25f966a82d45d68b158495b240b128e5_s-300x200.jpg)
あなたは、誰と、どんな風に関わって、どんな関係を築いていきたいですか?
まずは、自分の無意識の思考パターンを見つめることから始めてはどうでしょうか?
自分に自由を許可できるようになると、子どもらしい子どもも受け入れられるようになり
あなたの望む関係が築けるようになりますよ。
では、また~。