年末年始、どう過ごしましたか?

「今年は、新型コロナウイルス感染予防の理由で、義実家への帰省をしなくて済んで良かった。」

という意見を何回も目に耳にしましたよ。

 

結婚して、
〇義実家に行きたくない
〇夫が義両親の言いなり
〇義両親から何かにつけて口を出される
〇義両親からいつもダメ出しをされる
〇義両親が勝手なこと、理不尽なことを押しつけてくる
〇言い返してはみるけどこちらの言い分は聞き入れてはもらえない など
とにかく義両親が苦手、嫌い、腹が立つ、という話は良く聞きますね。

そして、大抵の場合、パートナーは味方になってくれないどころか、義両親(パートナーにとっては実親)の肩を持つ。
だから、余計に傷つき、寂しくなり、パートナーにもムカつく!腹が立つ!

となって、パートナーへの怒り、失望が深まり、夫婦ケンカ、不仲へとつながっていきます。

 

逆に、両親側からの義息子娘が…!という声も同じようにあります。

バトルが起きる本当の理由は、何なのでしょうか?

今日は、バトルが起きる心理的理由から、このままバトルが続くとどうなるのか?解決とは?についてお話しします。

心理的理由は親子共依存問題

結婚した相手(パートナー)の両親(義両親)とうまくいかないこと、逆に義息子娘とうまくいかないことは、それぞれ誰との組み合わせでも起こり得ます。

原因は、互いの相性の悪さや、意見や価値観の違いが問題のように見えます。

けれど、相手は育った場所や環境、世代、人間関係、あらゆることが違う別の人間です。
違って当たり前です。

当たり前の違いが認められず、わかり合うことをせず、
ただ気にくわない、嫌いと思ったり、
間違っている、ダメな人だと人格否定するような対応を取ってしまい、
バトルになるのには、心理的理由があります。

 

本当の根っこの問題は

親子の共依存関係 です。

 

共依存は、一言で言えば、支配と依存という上下の関係です。
自分の意見や価値観に従わせることで自分の存在意義を感じる側と、
相手に従い頼ることで、自分が存在できると感じる側です。

時や場合によって
支配と依存の立場は入れ替わることもありながら、絶妙に互いを必要として離れない関係になります。

子どもにとって親は絶大的な存在で、頼らずには生きられないことは事実ですよね。
なので、子どもは、親に従い、親の機嫌を取ることで「生きていられる」感覚を持ちやすいものです。
親の枠の中に一緒に入っていなければ死んでしまう感覚でもあります。

子どもは、親の機嫌を優先させるために、子ども自身の感情や考えを押さえ込んで、親の不機嫌のはけ口や愚痴の聞き役といういわゆる「ゴミ箱」役を引き受けます。

子どもが親お世話をする、という「親子逆転」「機能不全家族」です。

 

子ども時代に安定した愛着が形成され、反抗期を経て自立し大人になった場合は、大きな問題や生きづらさは抱えにくいものです。

けれど、共依存関係では、愛着形成が不安定なことや、親が子どもが離れることを阻止することなどで、心理的・経済的・社会的などあらゆる面で自立が阻まれやすくなり、共依存は続きます。

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【心理】自由な思考や行動が出来ないのはどうして!?

 

〈妻の立場で、夫と共依存関係にある義親との間でバトル〉を例に挙げてみると、、、

義親は、大人になり自分の家庭を持った子ども(夫)を、今でも自分の味方や所有物のように感じています。
だから、自分の味方・所有物は、誰であろうと他の人(妻)に取られることが許せない!となったり、妻も支配しなければ!自分が優先されて当然!となるのです。

妻の人となりなど関係なく、理解しようとせず、
いつも見張ってあら探し、妻にとって理不尽なこと、身勝手なこと、指図を言ったりしたりするでしょう。

親子共依存問題は夫婦仲を悪くする

夫の方を見てみると、
義親の枠(親の機嫌や意見や価値観などが優先される)の中、親の下に付くポジションにいます。
自分の気持ちや考えを大切にするという感覚や、自分の妻に正面から向き合い大切にして『自分たちの家庭』を責任を持って築くという感覚がわかりません。

妻にとっては、自分には味方がなく、周りは敵ばかり、腹が立つ!嫌い!さみしい!という感覚になります。
この感覚が、イヤで、辛く、苦しいので、悩みになるのです。

 

義両親との関係に悩む方は、パートナーに思い当たるところはありませんか?
✓あなたを優先しない、味方をしない
✓親の機嫌を取る、親の言うことが絶対と思っている

✓夫婦の間で冷静で建設的な話し合いができない(怒る、キレる、居なくなる)
✓対等な大人の関係が築けない(上下関係になる)
✓そもそも自分の気持ちや意見がない(親が…、常識では…、普通は…が口癖)

当然ですが、
常に親の方に意識が向き、親を優先する人と良いパートナーシップは築けませんよね。

義親への苦手意識、嫌悪感から、更にパートナーへの怒りや絶望へとつながります。

 

このまま続けていくと
お互いが向き合うことのない、仲が良くない、諦めのように冷めた夫婦関係になってしまいます。

そのような関係を望みますか?

さらに子どもへの影響は深刻に

夫婦に子どもがいる場合、影響は子どもに及びます。

表面的に夫婦ケンカをしなくても、
互いに向き合っていない・信頼し合っていない・愛情でつながってない両親を持つ子どもは、大人になっても癒しきれない心の傷や生きづらさを抱えてしまいます。
不安定な愛着、低い自己重要感、共依存、親子逆転、自己愛の傷付き、などなど

これらの心理的問題は、親から子へ世代間連鎖しやすい問題でもあります。

このことを、私は学びや心理セラピーを受けられる多くのクライアントさんを通して、実感しています。

 

あなたは、このままでいいと思いますか?

義両親との関係がこじれるもう一つの大きな問題

さて、
義両親とのバトルの正体が、義両親とパートナーの親子共依存関係にあったとわかったところで、もう一つ伝えたいことがあります。

義両親に腹が立つ、義両親との関係がこじれる、解決へ向かわない、という人の多くが、
義両親に問題がある、パートナーに問題があると思っているのですが、

実は

自分自身が実両親との親子共依存関係にある ことが問題を深めているのです。

義両親への不満、怒り、嫌悪感や、パートナーへの怒り、不信感、絶望感は
自分が、自分の親の枠(機嫌、意見、価値観)の中に居続けていることから引き起こされています。

 

先程書いた ”あなたのパートナーに思い当たるところはありませんか?” と同じものに
自分が思い当たることがあるのではないですか?
✓パートナーを優先しない、味方をしない
✓親の機嫌を取る、親の言うことが絶対と思っている

✓夫婦の間で冷静で建設的な話し合いができない(怒る、キレる、居なくなる)
✓対等な大人の関係が築けない(上下関係になる)
✓そもそも自分の気持ちや意見がない(親が…、常識では…、普通は…が口癖)

共依存体質の人は、絶妙に互いを必要とするので、共依存体質の人に惹かれやすいという面があります。
けれど、心地良い安心な関係が築けない、続かない、という問題にぶち当たります、、、(泣)

→今がこの状態なのでは?

解決のために

義両親やパートナーに反論して、言い負かしても、無視をしても、スカッとするのは一瞬で、またイライラやザワザワ、同じことの繰り返しではないですか?
どんなにキチンと説明したとしても相手は納得しないのではないですか?
(キチンとした説明のつもりでも、それさえも自分の親の価値観内のことでしかない、でしょう、、、)

だから、
義両親やパートナーを批判することや変えようとすることに、エネルギーや時間をかけるよりも

まず、自分の親子共依存問題を解決することをおすすめします

共依存の問題は、時間がかかることはありますが、解決することができるものです。

自分が共依存問題を解決していくと、
過剰に他人が気になったり、他人に振り回されることが減っていきます。
人と対等に、安定して、温かく、関わる感覚を持つことができます。

自分の人生を、自分の気持ちや考えを大切にしながら自由に生きられるようになるからです。
そして、自分が安定すると、相手のことをわかろうとしたり、人と安定して関わろうとすることにつながるからです。

 

あなたは、どんな自分になりたいですか?
そして、どんな人間関係を築きたいですか?

 

では、また~。