こんにちは。
福岡・北九州のリトリーブサイコセラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。

西日本各地で大雨による災害が発生しています。
被災された方々にお見舞い申し上げます。
私の実家も玄関までは水が入っていたそうで、一人暮らしの母は「これ以上になったら…」と怖かったと言っていました。
今後も、不安定な天気が続きそうなので、天気予報を見逃さないようにしましょう。
みなさん、お気を付けくださいね。

「親子で同じ夢を追いかける」とは、熱く、微笑ましい、仲の良い親子関係のようにも見えます。

ですが、「親の夢を子どもに託す」そして、子どもはそれに応えようとするという場合には、支配と依存の共依存関係が隠れている場合があります。

共依存関係には、親子どちらにとっても、いい面ばかりではなく問題があり、生きることに不安や恐怖を持って苦しむことになります。

親子の関わりに苦しむことなく、親として、子どもとして、成長していくために、どうしらいいのかをお話しします。

「親の夢を子どもに託す」親子共依存の問題

核家族化や少子化が進み、親が子どもにかけるエネルギーは大きくなっていると感じます。

しっかりとした安心の関わりならば、親子にとって問題はないのですが、
自分が叶えられなかったものを子どもに叶えて欲しいと願う親や
自分が当然のものとして背負ってきたものを、子どもにも背負わせたいと思う親の関わり方は、
子どもにとっての人生が生きづらさを抱えて苦しいものとなります。
親の方は気づき難い(認め難い)かもしれませんが、親にとっても苦しいものなのです。

親として、子どもがやりたいこと、子どものためと思うことを応援したい気持ちは、よくわかります。
子どもが頑張っていることでいい結果が出たら、親もうれしいこともよくわかります。

けれど、親が自分の欠乏感・無価値感・孤独感・所在なさなどを「親の夢を子どもに託す」ことで、子どもで埋めようとしているならば、それは、親子間の支配と依存の関係(共依存)となります。

「親の夢を子どもに託す」とは、芸能活動、スポーツ、家業を継ぐこと、学業、などが思い浮かびますね。

例えば、
・有名大学に進学できなかったので、子どもに厳しく勉強をさせる
・子どもの華々しい活躍を、自分のことのように自慢する
・自分が継いだ家業を子どもも継ぐことを当たり前だと疑わない
・子どもがやりたいという前に親がやることを決める
・子どもために自分が無理することをいとわない
・「あなたのためなのよ」が口癖

親は、
子どものために、自分を投げ出して夢中になって子どもと関わる
子どもを自分の思い通りにすることで、自分が満たされる

子どもは、
親を満たすために、自分の考えや意思を捨てる
親の顔色をうかがい「いい子」でいる
親のために行動している自分のためには、親を振り回してもいいと思う

無意識ではあっても、乱暴に言えば
親は、子どもを自分の所有物か付属品のように扱い
また、自分を輝かせるための飾りやアクセサリーのように扱っていて
子どもは、親の操り人形。
その裏では、子どもがいないと成立しない親
その親を陰で操る子どもという図式

自分と相手の境界線があいまいで、自分と相手が一体化している状態

 

お互いが、お互いに依存しながら、お互いを支配(コントロール)する関係を
共依存 と呼びます。

親子の共依存は、お互いが孤独感や無力感や罪悪感を感じずに、自分の居場所や、やりがい(生きる価値)を感じられるメリットがあります。
夫婦の仲が悪い場合は、子どもへ意識を向けることで、夫(妻)と正面から向き合わなくていいというメリットも加わりますね。

相手のために生きることは、自分を殺すことになって苦しい。
でも、もし、相手のためじゃなく自分のために生きようとすれば、孤独感や無力感や罪悪感に襲われる恐怖を感じてしまう。(ダブルバインド)

どちらも苦しく怖い。
だから、共依存関係はなかなか終わらせられないのです。

問題の表面化

子どもは、成長に伴い、活動範囲や人間関係などの世界は広がっていき、自立へと向かいます。
何事も、当然、うまく行くことばかりではありません。

このようなとき、親のために生きてきた子ども(子どものために生きてきた親)は、問題に直面します。

自分のことがわからない
自分の人生を自分で歩むことができない

相手のために生きるということは、自分の気持ちや考えを持てなくなること。

・自分の好きなことややりたいことが見つけられない
・進学・就職・恋愛など人生の岐路を自分で選べない
・生きていること自体に不安が強くなる
・壁に当たると、ひどく傷つき、立ち直ることができなくなる
→不登校やひきこもり、体調不良などとして表面化することがある
・親から心理的・社会的・経済的な自立ができない
・影響力や権力のある人、支配的な人など、頼る人を必要とする
・相手が自分の思い通りにならないと、激しく動揺して、自分を保てなくなる
→暴言・暴力・脅すなどあらゆる手段で相手を思い通りにしようとする
・子どもの成長や自立が喜べない
→子どもの自立後、鬱状態になる、夫婦で向き合えず離婚する

親子共依存の問題は、親から子へ、その子が親になって子へ……と世代間連鎖が起きやすいのも問題です。

親自身も、振り返れば、自分の親から同じように扱われていたのではないですか?

子どもへ、問題を引き継がせたいですか?

解決するために

こんなにも苦しいのに自分の人生を生きようと思うと、怖くてたまらない…

 

怖くてたまらなくなるのには、親子の関わりの中での自己重要感や自己肯定感の低さや、自己愛や愛着の傷、トラウマなど、心の奥に理由があります。

心理セラピーで、自分の中にあるこれらの問題を丁寧に扱い、癒して、安定化して行くことで、自分の人生を大切にするという解決に向かうことができます。

自分の生き方も、子どもの生き方も尊重できるようになります。
その上で、子どもの応援したいことや見守りたいことを、そのまましてあげられたら、もっといい親子関係になると思いますよ。

 

「私は、親のあやつり人形でしかなかった。自分の人生を自分で生きていなかった」

心理セラピーセッションの中で、クライアントさんが自分を見つめたときに口にした言葉です。

 

これから自分の人生を「自分のために」生きていきたい

心からそう思った人は、道が開けていきますよ。

とは言っても、自分の状況や問題は、なかなかわからないものです。
まずは、カウンセリングで悩みを整理することができます。
お気軽にお申し込みくださいね。

 

では、また~。