こんにちは。
福岡・北九州の心理セラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。

今日は子育ての悩みについてです。

 

子育てがこんなに大変なんて
こんなに辛い状態がまだまだ続くの!?
子どもと一緒に居てもイライラするばかり
子育てが辛すぎる
子どもをかわいいと思えない私がおかしいの?
またやってしまった、ごめんなさい

もう無理
もう消えたい

あなたは子育てに疲れて、こんな思いに囚われていませんか?

子どもがかわいいと思えたら…
イライラせずに関われたら…
もっと子育てを楽しめたら…
…いいなぁ

その想いに向かうために、原因から解決までを書いてみましたよ。

子育てが辛すぎる原因は不安定な愛着

子育て中に次のようなことに思い当たりませんか?

✓不安が強くうつ症状に陥りやすくなる
✓気分次第で態度がコロコロ変わるので子どもも不安定になる
✓相談や手伝ってもらうことが苦手で一人で抱え込む
✓ストレスに弱い
✓子どもがかわいいと思えない
✓育児情報や人の意見に惑わされやすい
✓お世話することが苦痛でしかない
✓「汚い」ことに過剰反応
✓我慢することが多く、キレやすい
✓反省したり罪悪感を感じることが多い
✓言うことを聞かせたい思いが強い
✓物事にじっくり取り組むことが苦手
✓自分の存在が安定して感じられない

子どもとの間に、温かな愛情が感じられず
子育てが不安・イライラ・怒り・苦痛・疲労・恐怖だと感じて
爆発寸前、もう辞めたい、ここから消えたいと思う母親に共通するのは

自分自身の愛着が不安定

ということ。

愛着とは
一言で言うと、特定の存在との絆です。

特定の存在とは、自分の(主な養育者)です。

 

生まれたての子どもにとって、親はかけがえのない大切な存在ですね。

子どもは、生まれた瞬間から、大切な親に
惜しみなく愛情・時間・手間をかけて
そのままの自分を受け入れられ
大切にされる経験を繰り返す『お世話』をしてもらうことで
安心や安全を体感し、安定した愛着が築かれます。

もし、
親が、子どもを優先するよりも
自身や他のことに気を奪われていたり
生活のことに追われていたり
病気がちや精神的に不安定だったり
自分の意見ばかりを通そうとしたり
虐待、DVなど不適切な養育だった
としたら

子どもは、「自分は愛される大切な存在だ」という感覚を
味わうことができません。

自分が無条件で愛され大切にされ
過不足無くお世話される経験が乏しい


苦痛やストレスを和らげ、愛情や喜びや安心を感じることに関係するオキシトシンというホルモンの分泌や受容体数の減少など、オキシトシン系に異常が見られます。


自分の存在をしっかり感じることができない
自分を大切にできない
子どもを大切、かわいいと感じることができない
不安やストレスに過敏で、ため込みすぎる
失敗を怖れる
人と接するのが怖く、どう接したらいいのかわからない
となり

子育ては、不安、苦痛、申し訳ない、辛すぎるなど、苦痛ばかり
一生懸命にやってるのに、いっぱいいっぱい

⇒ 耐えられない、もう消えてしまいたい 
と思うのです

不安定な愛着は不適切な『お世話』から

安定した愛着は、親の愛情深い応答性と共感性を伴った『お世話』によって築かれます。

親の愛情深い応答性と今日完成を伴う『お世話』が、何らかの原因で得られないと、愛着に傷がつきます。

親からの『お世話』で傷ついた愛着だからこそ、自分の子どもの『お世話』でつまずいてしまいます。

また、親が不安定な愛着で、子どもに
過保護や過干渉など過剰な関わり、
回避的で不足な関わり、
不安定で波がある関わりだったりすると、
子どもとの間にも不安定な愛着が築かれやすくなります。

不安定な愛着の子どもは、その不安定さから心身の発達や行動も不安定になり、
親にとって扱いにくい子どもに感じて、
ますます子育てが困難で辛いものとなってしまう、不安定の連鎖になるです。

『お世話』でついた傷を癒し、不安定な愛着を安定した愛着へ築き直す

子育てが辛すぎる
消えてしまいたい思いに囚われる
⇒子育てが限界まで辛くなる前に、これを解消するためにできること

●安全基地を持ち、愛着を築き直す
安心して傷ついた経験を話すことができ、受け止めてくれる安定した頼れる存在〈安全基地〉を持つことが、愛着を築くためにまず必要です。
友人、パートナーなど身近な人が安全基地となってくれるといいですが、安心して頼ることは難しい場合が多いかもしれません。
その時には、心を扱うプロの心理セラピーを利用して頼ってくださいね。

心理セラピーでは、心の傷を修復しながら、自分の土台である愛着を築いて行きます。
安定した愛着が築かれると、不安やストレスに過度に反応しなくなり、自分を安定して感じることや、適切に人に頼ったり出来るようになります。
自分を大切にしたり、冷静に見つめることもできるようになります。

 

次第に
子どもと愛情を持って関わる『お世話』が、自然と出来るようになり、子育てがイライラや苦痛では無くなります。

つまり
⇒「もうイヤだ!」と何もかも放り出したい衝動に襲われなくなる
「消えたい」思いに囚われなくなる

子育てで具体的にできること

親自身の愛着を安定させると無理せずに出来るようになることではありますが、
そうでなくても喜びや安心に関わるオキシトシン系を活動させるためにできることを書いてみました。

〇授乳や抱っこなど、肌のふれあいを大切にする
〇子どもに求められたら応える
〇子どもが本当に求めることを察知する
 →求められていないことをしすぎない
〇子どもの様子をよく見る
〇子どもと一緒に楽しむ

〇ストレスをためない
〇人に頼ってみる
〇反省や後悔をしすぎない
〇自分も子どもも、できていることを認める

どれも、
親を優先させるのでは無く、子ども本位に関わる『お世話』をすることです。
自分も子どもも、条件を課さず、そのままを受け入れることです。

親子の温かな関わりが、親子どちらにも安定した愛着を築く鍵なのです。

 

子ども達との関わりに悩むSさんからご感想をいただきました。
・・・・・・

自分の中のグワアァーーっと噴き出してくる感情の塊?怒りのようなものが不思議なほどなくなりました。

子供たちにも、そのグワァーの怒りをぶつけずに、冷静に話ができている気がします。
長女がグズっても、ああグズってるな、子供だもんな、めんどくさいけどしかたないな。と思えています。

怒りの塊がなくなり、心がスッキリしている感じがします。
・・・・・・

Sさんありがとうございました。

 

自分のためにも、子どものためにも、できることをやってみてくださいね。

では、また~。