家事や育児が苦手、めんどうくさい、など家事や育児に対する苦手意識やネガティブイメージを持つ人はたくさんいると思います。
あなたはどうですか？
こんにちは。
北九州の心理セラピスト待鳥智美（まちどりともみ）です。
リトリーブサイコセラピーという心理療法で「あなたが本当に望む自分に戻る」お手伝いをしています。
何でも調べれば解決
疑問を持ったり、迷ったりしたら、ネットで簡単に検索して答えが得られる時代です。
サッと調べて、答えを得る。
ここには、自分で調べる作業はしているからこそ、気づきにくいのかもしれない自分のクセがあるのです。
Tさんの話です。
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家事や育児が苦痛で困っています。
家事も育児も終わりのない修行のように感じて苦しい…
やらなくちゃいけないことが多すぎて…
時短テクを調べたりはしているものの、まだまだうまくいかない。
どうしたらいいいの？！何かいい方法は？
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同じくTさん。
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子どもの幼稚園が決められなくて困っています。
いくつか園の体験にも通い、候補を絞るところまではできたのですが、1つに決めることができないんです。
願書提出開始日の前日になっても、まだ迷っています。
これまでも夫と話しもしました。
でも、「たくさん見てきたのはTなのだから、Tが決めていいよ」と言われます。
『もっと、真剣に考えて欲しい。（私は考えているのに）
私はこれまでいろいろ調べたんだし、もう、最後はあなたが決めてよ！』
とムカつきます💢！
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さて、このTさんの悩みをどう思いますか？
実は、Tさんは、「こうしなければいけない」という思い込みが強いですね。
自分の中に、あるべき妻や母の姿があるのです。
調べることはしても、自分に合ったやり方を自由に考えて、やってみることをしていません。
そして、自分で情報を集めても、そこから、自分の優先したいことを決めたり、最後の決断をすることを避けています。
相手にイラつき、相手が動いてくれたら解決すると思っています。
まとめるとこんな感じ。
こうするものだという思い込みが強い
どうしらいいのかが知りたい
アドバイスが欲しい
答えをちょうだい
検索するのが手っ取り早いし、楽でしょ
みんなが言っていることが正しいでしょ
あなたが決めて欲しい
それは、つまり
・自分で考えたくない
・自分で決めたくない
・自分で責任を取りたくない
・自分は間違ってはいけない
ということで、考えること、やってみること、責任を取ること、間違うことに【怖さ】を持っているということでもあります。
【怖さ】を感じることを避けたいので、自然と、自分で考えないように、責任を取らなくていいように行動しているのです。
Tさんは、自分で決める怖さを感じたくないので、夫に決めて欲しいと願い、そうしない夫に対して怒りを感じてしまっていたのです。（怖さを、怒りでごまかしていたということです）
私たちは、日常、仕事でも、友人関係でも、子育てでも、場面や事の大小にかかわらず、考えること、決めること、やることの連続の中で生きています。
だからこそ、自由に考えることや決めることに抵抗が大きい人は、自由に生きることにも抵抗を感じてしまいます。
家事や子育てがイヤだと感じる
家事や子育ては、自由度がかなり大きいものです。
言い換えれば、自由に考えること、決めること、やることのオンパレード！です。
そこに【怖さ】があれば、何をするにもはかどらず、迷い、面倒くささ、不安が出てきてしまいます。
Tさんのように『家事は嫌で嫌でしょうがないもの』『自分で決めることを避けたい』となるのも、当たり前です。
家事は終わりがない、きりがないからイヤだと思うのでしょうが、
逆に言えば、終わりも、やることも自分で決めちゃえばいい！ということです。
自由な発想で、自分でここまでやるとか、こういう風にやると決められるのです。
家事がキライではない、むしろ好きだ、と言っている人を見ると
考えて、試行錯誤した上での、自分なりのルールややり方を持っていると感じます。
あの人がやってるやり方が自分に合ってるとは限らないのに
親の時代とは違うのに
自分の家のライフスタイルに合わないのに
イヤだと思っているのに
自分の心地よい、満足するやり方を考えないなんて、やってみないなんて…
なんて苦痛なのでしょう！！
その苦痛、不満がつづく時間をず～っとず～っと過ごすなんて…
そんな時間の過ごし方は、もったいない！！
そう思いませんか？
いつからだろう
・自分で考えることを放棄（考えてはいけないと思っている）
・自由にやってみることができない（失敗が怖い）
・自分で決めることを避ける（結果の責任を取ることが怖い）
どうしてこのような思いを持つようになったのでしょうか？
これには、多くの場合幼少期の過ごし方が影響しています。
子どもは、自分の欲求を満たすことにまっすぐです。
自分の思ったままを伝えたい、知らないことを知りたい、やったことがないことをやってみたい、そうやって成長していくことが自然な欲求なのです。
自分で考えることや、やってみることや、決断することに恐怖を感じる人は、自然に満たされたい欲求であるはずの【成長】の部分が、満たされずに歪みや傷を持っているということです。
・親が指示ばかりする過干渉な人だった
・親が心配ばかりする過保護な人だった
・失敗すると怒られたり笑われたりした
・お兄ちゃんお姉ちゃんとして下の子の面倒をみたり、
お母さんが大変そうで愚痴の聞き役をしたりして、
子どもらしい子ども時代を過ごしていない（早くきちんとできることを求められた）
・親がかわいい子どもでいることや、手のかかるダメな子どもでいることを喜んだ
（成長することを喜ばれなかった）
お父さんにはいつまでもかわいい子どもでいることを望まれ、
お母さんには早くできるようになることを望まれる、など
両親それぞれから逆のメッセージを出されたり、
親が気分や場面次第で、求めるもの（子どもっぽさと大人っぽさ）がコロコロ変わる場合は、
子どもの中で混乱が起きてどうしていいかわからなくなるので、ますます自分で考えることや決断することを放棄してしまうことがおきやすくなります。
自分の人生を自分らしく、心地よく生きるためには、自分で自由に考えることややってみること、決断することが、必要ですね。
家事や育児の不満に、【成長】が関係しているなんて思いもしなかったTさんでした。
今は、自分の心地よさを大切に、家族の心地よさも考えながら、自分のやりたいやり方で楽にいろいろな事ができているようです。
余談ですが、
Tさんは、私立幼稚園願書受付開始日、寝不足になるくらい決められず悩みに悩んで、願書を提出した後も「これでよかったのだろうか」と悩んで、ボーっとしていたらしく、駐車場の壁に車をぶつけてしまったそうですよ。(>_<)ギャッ！
11月1日は、Tさん＝智美（私）にとって忘れられない日です(-_-;)
痛い(>_<)！こんなのはイヤだ！と思ったときが、自分が変わるきっかけ・チャンスですよ！
では、また～。
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