こんにちは。
福岡・北九州のリトリーブサイコセラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。
リトリーブサイコセラピーという心理療法で、お悩み解決・自分の人生を取り戻すお手伝いをしています。

私はゴールデンウィークの連休の疲れからか、頭と口内炎の痛みに悩まされていました。
口内炎は食事の度にツラいものですね~、やっと治って来ました。

5月は仕事や新生活に少し慣れたところで連休になり、休みから戻ることや、気候の変化に対応できずに、体調にも精神的にも不調を感じる人も多いものです。

あまり無理をせず、適度に休んだり、頑張りどころは頑張ったり、自分のリズムを整えてていきたいですね。

ひとりで悩みを抱え込まず、相談をしてみることも大切ですよ。

さて、あなたは、数人の人の中に居て
自分の気持ちや欲求を言おうとしたとき、

どうすれば角が立たないか、人の機嫌が悪くならないか、人が揉めないか

周りの空気を読むこと
折り合いを付けること を

最優先にして考え、行動するクセがありませんか?

自分の本当の気持ち
自分が欲しいもの
自分がしてもらいたいこと

無視したり、後回しにしていませんか?

折り合いを付けるとは?

折り合いを付けるとは、
周りの人が納得できる妥協点や、対立しないポイントを探すことです。

そのポイントを探すために
いつも自分の気持ちよりも、周りの人がどう思うか?どう反応するか?を気にします。

何を気にしているのかと言えば

嫌われないかな?
怒られないかな?
機嫌悪くならないかな?
のけ者にされないかな?
周りの人達で揉めないかな? などです。

これらのイヤなことを避けるためには、どうしても、自分を引っ込めたり、自分が我慢することが多くなりますね。

空気を読み、折り合いを付けるとは、
自分を表に出さず、押し殺すこと 
とも言えます。

 

自分の意見は言わずに折り合いを付けるやり方は「いい人」と見られることもありますが、

「八方美人」「自分が無い人」「優柔不断」とマイナスイメージで見られることもあります。

 

あなたは、このまま自分を押し殺す生き方を続けますか?

折り合いを付けるようになった理由

あなたは、小さい頃からずっと

・親の機嫌がコロコロ変わっていた
・親の言うとおりにしなければいけなかった
・親を助けていた
・自分の気持ちを否定されていた
・親から関心を持ってもらえなかった など

日常的に、とても傷つき、恐怖を感じる親子関係や養育環境だったのかもしれません。

そんな風に扱われる自分を、無意識に
「自分はダメな人間」「自分は嫌われる」「自分は生きる価値が無い」「自分は見捨てられる」と
自分で自分を否定して、嫌ってしまいます。

自己否定を持って
自分を感じたり、表現することが、見捨てられる恐怖を伴うものとなったら

家族の一員であるため
親から愛されるため

自分の本当の気持ちや、やりたいこと、欲しいもの、して欲しいことなどは、出さないで
周りの空気を読み、周りを優先するようになります。

こうして

自分を無くして、周りの空気を読み、折り合いを付けるという生き方になっていきます。

 

折り合いを付けるメリットとは?

生きづらくても、自分を表現せず、空気を読み、折り合いを付けることを続けるのは
メリットがあるからです。

周りの人を優先して、期待に応えることで
嫌われない
怒られない
見捨てられない
周りが穏やかでいられる など

恐怖や悲しみの感情を避けられて、
人に自分の存在を認めてもらって、居場所や安心をもらうというメリットがあるのです。

折り合いを付ける名人の生きづらさとは?

自分の気持ちや欲求を押し殺し、周りを優先することは、苦しく、腹立たしいことです。
けれど、この怒りを直に出すことができません。

 

また、どんなに自分を抑えて、小さくなり、
周りの人を優先させ、人の期待に応えることを選んでも
全ての人を満足させることは、できません。

そして、自分が本当に欲しいものは手に入りません。

だから

自分は報われない

という悲しみ、さみしさ、絶望の感覚がつきまといます。

 

けれど、ここでも、絶望の感覚は感じたくないものなので

「自分はこんなにやっているのに!」「やらされている」と被害者意識を持って
「みんなはヒドイ!」「みんなキライ!」と
悲しみや絶望を、周りの人への怒りや嫌悪感に変えます。

つまり、このパターンを持つ人は、
心の奥底には出せない怒りをため込む「怒りの問題」を抱えています。

自分を自分で否定して、嫌っていて
周りの人も嫌い、腹が立つ

にもかかわらず

その嫌いな人の機嫌をとって、承認や居場所や安心をもらうことで生きていられる

という矛盾を抱えています。

・自分の本当の気持ちや欲求がわからない
・自分の本当の気持ちや欲求を出そうとすれば、怖くて仕方が無い
・いつも他人優先の圧力や報われない思いもツラい
・生き方そのものが矛盾を抱えていてどうしたらいいのかわからない

生きることが、不安で、息苦しくツラくなってしまうのです。

生きづらさの解決のために

あなたの今の生きづらさの解決のために

自分の本当の気持ちや欲求=「自分」を取り戻していくことが必要です。

そして、幼い頃の傷付きを癒したり、恐怖を緩めて、
自分を表現する安心感を持つことも大切です。

心の傷つき(トラウマ)や恐怖があると、自分で自分を振り返ることが難しいものです。

これからの自分のために、セッションを通して、自分とじっくり向き合ってみませんか?

 

では、また~。