こんにちは。
福岡・北九州のリトリーブサイコセラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。
緊急事態宣言が出て、外出自粛要請があり、テレワーク、子どもの休校措置は延期、、、
これからどうなるのか、いつまでなのかなどわからないことばかりで、不安が大きくなり易いときですね。
自分や家族の命を守る行動をすることが一番大切ですね。
落ち着いて、感染予防を続けたいですね。
さて、こうなると、仕事をしているかしていないにかかわらず、浮かび上がるのは、子どもと一緒に家に居る時間が長くてイライラが募る問題ではないでしょうか。
外出が思うようにできない、家事の増加、子どものゲームやスマホ依存の心配、生活時間のズレ、など不安や疲労がたまり、イライラが募りやすいですね。
このような初めての事態に、誰もが戸惑い、不安に感じるでしょう。
不安に感じて当然なのです。
日常的に子どもとの関わりに問題を感じている人は、今のような場合、更に問題が大きくなったり、違う形で問題が表れたりします。
子どもと一緒にいることがツラい
子どもとうまく関われない
子どもにイライラする など
子育てに悩みを抱えて私の所に相談に来る人は、大きく分けて2つのタイプがあると感じています。
その2つのタイプとは?
どうしたら、もっと楽しく、穏やかに、安心して子どもと関わることが出来るようになるのか、についてお話しします。
子育てに悩みやすい2つのタイプ
子育てに悩みを抱えやすい人は、大きく分けて2つのタイプがあると感じています。
タイプ1
自分の不安が大きく、子どもと安心して関われないタイプ。
自分が不安やストレスに過敏で、ためやすい。
自分が批判されることを怖れて、周囲の人の目や評価、「こうあるべき」姿が気になる。
子どもと関わりたい思いはあるが、子どものためというより、自分の不安を埋める行動ばかりになり、子どもへの関わり方が安定していない。
ベタベタした関わりを持ちたがる依存的な面もあり、自分のいうことを聞かせたい支配的な面もある。
イライラしやすい場面とその行動
・子どもが言うことを聞かない→暴言・暴力・脅して言うことを聞かせる
・他の子より自分の子が劣っている、負けている、と感じたとき
→他の子と比べて怒ったり、励ます
・外から帰った後
→外では「いいお母さん」で疲れて、内では溜まったものを吐き出す
・子どものいうことを何でも聞いてしまう
など
タイプ2
子どもと関わりたくない、かわいいと思えない、どう関わったらいいのかわからない
子どもと距離がある方が楽なタイプ
自分自身が、感情表現や人との関わりが苦手。
子どもの気持ちや要求を拾い上げること、応えることが苦手。
抱っこなどの接触や近くに人がいることが苦手。
イライラしやすい場面とその行動
・子どもの素直な、または激しい感情表現(泣く、甘える、グズるなど)
→あやすというより、早く落ち着かせたい思いで関わるか、怒ってしまう
・子どもに求められたり近づかれたとき
→どうしていいのかわからない、瞬間的に身を引いてしまう
・自分がいっぱいいっぱいで大変なとき
→人に助けを求めることができない(子どもに当たる)
など
根本問題は不安定な愛着
子育てに悩む人はどちらのタイプであっても、
子どもをコントロールしようとしてできずにイライラして怒ったり、我慢したり、違和感を感じています。
そして、後悔や反省をしたり、今度は…と誓ったり、解決策を探したりするのですよね。
自分はこのままではいやだ、もっと優しく関わりたい、もっと楽しく子育てがしたい、、、
そう思うから、悩んでいるのですよね。
2つのタイプは表面的にはかなり違って見えますが、
穏やかに、温かく、安定して子どもと関わることができなくて、親子の間に安定した愛着を築けないことが共通してします。
これは、自分自身が、安心して親と関わりを持てない子ども時代を過ごしたことで、心に傷を負い、親子の安定した愛着の絆を築けなかったこと=不安定な愛着が、悩みの根本にあります。
根本の問題を解決することで、本当に望むような親子の関わりが持てるようになりますよ。
子どもとは…
あなたは、「子ども」について、どのような意味づけを持っていますか?
『子どもは〇〇ものだ』
〇〇に当てはまるものを考えてみてくださいね。
子どもは、〇〇
かわいい、よく泣く、よく笑う、甘える、うるさい、走り回る、小さい、弱い、大切な、わがままな、成長する、親の言うことを聞く(聞かない)、元気な、柔らかい、いい匂い、、、
などなど思いつくのではないでしょうか。
さて、今、思いついたフレーズ、あなた自身が子どもの頃、
親から言われたり、されたりしていませんでしたか?
自分がしたいように、思い切りできていましたか?
自分のやって欲しい、やめて欲しい思いに親は応えてくれましたか?
自分の成長に親の対応を合わせてもらえましたか?
親になり、子どもとの関わりに悩む人は、自分が子どもの頃の親との関わりの中で、傷ついた経験があるものです。
・親の都合(価値観、信念など)に合わせさせられた
・親が暴言・暴力などふるう
・面前DVがあった
・親や他の兄弟のために動いていた
・親が子どもに無関心だった
このように、
自分本位の子どもらしい子ども時代が過ごせなかった
大切な大好きな親に、無条件に大切に愛してもらえなかった
親に頼りたいときに頼れなかったことは
子どもにとって常に、拠り所がなく不安で、悲しくて、怖くて…とてもツラいことです。
親子の愛着の絆は、不安定になります。
そして、不安定な愛着のまま大人になり、親になると、子どもと安心して関わることができずに悩みを持つことになるのです。
どのようなタイプになるかは、その子の性質や親の関わり方などによって変わりますが、不安定な愛着という問題は、大抵の場合共通しています。
解決に向けて
子どもの頃、親に安心して頼ることができなくて、そのままの自分を受け止めてもらえず、傷ついた不安定な愛着は
大人になってからでも、安定した愛着に築き直すことができます。
一番大切なことは、安心して信頼することができる人を持つことです。
そして、心に受けた傷を癒すことです。
そうして、自分が安心を感じられるようになりながら、実際に子どもと関わることを大切にしていくと、自分と子どもとの間にも、安定した愛着が築かれていくでしょう。
自分が不安やストレスに怯えることなく、無理をし過ぎることなく、安心を感じる状態になると、子どもと、今よりもっと穏やかに、温かく、安心して関わることができるようになりますよ。
子育てに悩んだとき
どうしたらいいのかわからないとき
子どもともっといい関係を築きたいと思ったとき
その時が、悩みや問題を解決するチャンスです!
心の奥にある親子関係や傷(トラウマ)を扱うときには、心理セラピーをご利用くださいね。
お知らせ↓↓↓には、1dayセミナーなどの情報もありますので、ご参考に。
では、また~。(*^_^*)